2010/11/25

Post #10 Going Home

Izmir,Turkey
明日はやっと俺の家に帰れる。早く帰りたいよ、まったく。なんてったって、コンビニ弁当にはいい加減飽き飽きしたしな。味噌かつとかきしめんとか食いたいよ。
そこには俺の事を知っている人がいるんだぜ。その人はこんな俺の事を、世の中の誰よりも良く分かってくれる。しかも、俺の事を待っていてくれるんだ。俺もその人の事は良く分かっているんだぜ。何も言わなくったって、その人が何を感じているのか、自分自身の事以上に解る時もしばしばだぜ。自分が超能力者じゃないかと思えるくらいだ。どうだい、なんか羨ましいだろう。
ちょっと待てよ、そんなの当たり前だろうって声が世界中から聞こえて来そうだ。誰だって、少なくともブログなんかみたりするような人間には、自分の家があって、そこには家族や恋人が待っていたりするだろうって声がね。
自分だけが特別だと思うんじゃない!と各方面からの厳しい御叱りを頂きそうだ。
でもいいかい?君の家族や恋人は、本当に君の事を解ってくれているのかい?黙っていても、君のブルースを感じて、君に対して優しく振る舞ってくれたりしてくれるのかい?思い通りにならない現実に、鬱屈したいたりするときに、何も言わなくても、君の心を明るくしてくれるかい?
正直なところ、俺はある程度しか言葉ってのを信じていない。仲間は皆、俺の事を饒舌な男だと思っているようだが、そうじゃないんだ、ホントは。
嘘つけ!饒舌でも言葉を信じてもいない奴が、どーしていつもこんなに長ったらしいブログなんか書いてんだょ!あぁん?なんて野次られそうだ。
それは、さみしーからさ
スーパーファンクベーシストのブーツィー・コリンズは、何故あなたはそんなに大きな音でベースを弾くのかと問われ、さみしーからだよって答えたそうだ。
解るよ、ブーツィー!あんたサイコーだぜ。
そうさ、単に俺の事を君たちに知って欲しいからさ。この星に生きている仲間である皆様に、俺の事を知ってもらいたいからさ。何より俺の写真を見せびらかしてみたいからな。そして、俺がこの地球から、重力その他の一切の物理法則を絶ちきって遥かな銀河に旅立った後、何かの折りに、あんなバカな男もいたなぁなんて思い出してもらいたいからさ。
けれど、俺の言葉はいつも、行き過ぎなんだ。自分自身が一番よく知っている。何時も言わなくて良い事を言ってしまい、人をウンザリさせたり、傷付けてしまったりするんだ。まるでゴジラの放つ放射能のたっぷり入った吐息のように
そして、人が誰かを騙したり、陥れたりするのも、これまた言葉だ。
ここに一枚の写真があったとしよう。何が写っていてもいいけれど、ここはやっぱり、一人の若い魅力的な女が写っているとしよう。
それだけでは、それは単なる女性の肖像写真に過ぎないだろう。つまり、シューターの前にかつて一人の女が、確かにいたということに過ぎないだろう。
この写真に言葉を添えて見た途端、その写真は真実から解離していくのさ。例えば、『俺の妻』『俺の彼女』『たまたま飲み屋にいた女』『恋人募集中』なんだっていいけれど、言葉、特に音声や表情、リズムや抑揚の伴わない言葉は、どうにでも偽る事が可能なんだ。フィクションに限りなく近いモノさ。
だから、俺は自分の写真にタイトルはつけたくない。あくまでもそれは、かつて俺の前に生起した瞬間の記録、世界の断片であるべきだ。解釈は君たちが好きにしてくれて構わないさ。報道写真や商品写真じゃないんだ、俺の写真は。ましてや、何かのお題に沿った作りもんでもない。よしてくれよ、笑点の大喜利じゃないんだ、写真は。
写真から君が感じとったアトモスフィアこそが、俺の写真の真実だ。
逆に言えば、俺は、出来るだけ相手の言葉ではなく、言葉を発する相手の雰囲気や表情、つまり言葉以外のアトモスフィアで判断したり理解したりしたいと思っているのさ。
文字に現せない、文章で言うなら行間に言霊が宿っているんだぜ。昔、学校で行間を読めって言われたけれど、ソーユー事だったのさ。
まぁ、下心があると、コロリと騙されたりするんだけどね。ハハハ…
だから、本当に知っているってのは、言葉や情報じゃないという気がするのさ。言葉を放つ前の、身体が放つ空気や気配を読んで理解する事だと思うんだ。
この街には、俺の気配を読んで心の中を察してくれるような、君たちのような人はいない。何も言わなくても、心が通じていると感じられる人がいない。それはとても孤独でさみしー事だと思うぜ。さみしーからこそ、宇宙に向けて電波を放つように、ブログを書くのさ。宇宙の皆さん、俺はここにいるぜ!ってね。
そんな人と、限りある人生の時間を共有できたなら、そんな人が一人でもたくさんいたなら、どんなに幸せな事だろう。金儲けばかり考えている奴等に、そんな幸せは分からないかもしれない。沢山の人とわかりあう事、イエス様が、病を抱える女にそっと触れられただけで、その苦しみを知り、知ることで、共感する事で、その病を癒やしたような力を持つ事が、俺の夢の一つなんだ。スゲーだろう?
さぁ、もう一度だけ言わせて貰おう。俺は、明日帰るのさ。本当に寛げるところにな。
そこでは俺の大切な人が、俺の事を待っていてくれるんだ。ヤッホー!

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