2010/11/17

Post #4 One nation under a groove

Paris
最近の日本はなんだか騒がしいぜ。
西にぶつかる船があり、北には大統領がやってくる。ネットの世界の皆さんはじめ、世間様はなんだかざわついている。どこか宮沢賢二の雨ニモ負ケズを思い出すのさ。西ニ領土ノイサカイアレバ、ツマラナイカラヤメロトイイ、北ニ大統領ノリコメバ、ナススベモナクオロオロ歩キ…なんてカンジだなぁ。
俺はそんな世間を、ちょいとずれたとこるから眺めてる。ただ少し安心なのは、昔の日本人のように、政府の弱腰を糾弾して、戦争しかない!なんて馬鹿馬鹿しい事を無責任に叫ぶ奴もいないようだし、先ずは一安心だ。
60年以上戦争がなかったおかげで、日本人はすっかり去勢された馬みたいに大人しくなった。それが面白くない人もいるだろうが、どんなに腹の立つ相手でも、何時かは死んでしまうのさ。焦る事はない。
国の面子や国益とかいう、俺たち庶民にはさほど関わりのない、イマイチ意味のよく判らないモノの為に熱くなって、自分自身や自分の大切な人を守るつもりで,、かえって危険にさらすような事は、したくないんだ、俺は。
そんな事より自分自身の事を大切に考えたいし、何より身の回りのかけがえのない人たち、そう、他ならぬ君の事を大切に考えたいんだ。俺たちは坂本龍馬じゃないからな。自分の事で手一杯なんだ。
けれどそれは、自分さえ良ければいいという事じゃない。自分自身を大切に考えない奴は、自分の周りの人間の気持ちなんか大切にしやしないだろう。
君が、僕にとって大切なんだ 。
君にであって、君の事を知ってしまった以上、僕はもう以前の僕じゃないんだぜ。つまり、君が僕の心の中に住んでいるから、君は既に僕の一部になっているんだ、わかっておくれよ。
そんなふうに、誰かを想う事が、小さな事だけれど、この糞溜みたいな人間社会を、良くして行く一歩なんだ。
俺は幸せになりたい。そして、君にも幸せになって欲しい。僕らはもう孤独じゃないんだぜ。
paris
そんな思いを皆が持ったなら、下らない争いはなくなるだろう。殺したい相手にも、きっと大切な人がいるんだ。ナイーブで腰抜けだと君は思うだろうか?
でも、ジョン・レノンだって忌野清志郎だって、きっとそう言うだろう。ロックが好きだからって、ジャブ中のクズ野郎だったり、刹那的ですぐにぶん殴るような奴だなんて、今どきあり得ないんじゃないか? それはセクシーな服を着ている女の子が、どいつもこいつもヤリマンで、電車のなかで尻を触られたがっていると思うぐらい失礼な事だぜ。
俺も彼女達も自分を表現したいだけだろう。


想像力が必要なんだ。
相手の事を考える力が必要なんだ。自分が傷付く事は、君も傷付く事だろうって考える力が。自分が幸せに思う事は、相手も幸せを感じるだろうって事を思う力が。
それこそが、世界の平和の第一歩なんだ。基地や空母やテポドンで、平和な世界は創れないのさ。
俺には夢がある。大きな大きな夢だ。聞いたら君は笑うだろうか?俺をドン・キホーテのような滑稽な奴だと思うだろうか?
けれども、この夢は棄てられない。想いを伝えきれなかった女の子の夢じゃない。それもあるけど、それじゃない。もっとデカイ夢なんだ。
それは、いつかこの地上から、全ての国境がなくなり、全ての人々が言葉や宗教や、文化や習慣で差別したりする事のない世界がくる事だ。
生まれた所や肌や目の色でお互いを冒しあうことない、抑圧される事のない自由な世界がくる事なんだ。ここは少し、ブルーハーツだなぁ。
宮沢賢二だって、億の巨匠が並んで生まれ、しかも互いに相侵さない、そんな世界が必ず来ると…病の中で心から願って謳っていたぞ。
ヨーロッパ人から見たなら、中国人も韓国人も日本人も見分けられないだろう。ドイツ人とイギリス人を君は見た目だけで見分ける事ができるだけかい?ケニア人とコンゴ人の違いが君に判るのかい?
僕らが夢を信じていると思うのは勝手だけれど、国境も国も、天国も地獄も、人間が自分自身で産み出した幻想なんだ!
吉本隆明の『共同幻想論』を、ジョン・レノンの“Imagine”やファンカデリックの名曲“One nation under a groove”を聴きながら読んでみれば、きっと君にも判るだろう。

空や海に、そして大地に線などひかれていないのさ。
その線がひかれているのは、僕ら自身の心の中なんだ!

何万年か先の世で、そんな世界が来ることを信じながら、俺は今日もカメラを手にして街を行くのさ。見かけたら、声をかけてくれ。君と解り合いたいのさ。


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