2010/11/22

Post #8 Pain in my Heart


Tokyo
本当の事を言えば、俺はこの街には、来たくなかった。何故って俺の心が死んだところだからさ。そしてお墓がたっているのさ。(RCサクセションの“お墓”そのままだ)
あまりに辛い裏切りに、俺の心は死んでしまったんだ。一時は何を見ても、何を聴いても腑抜けのように泣いていたのさ。Soulpowerがなくなってしまった程だ。
ハンカチはもういらないさ。何故って俺の涙はとっくに枯れ果てたから。あきらめたような笑いが顔に張り付いている。
身体の傷はいつかは癒えるだろう。しかし、心の傷が癒える事はない。いつかは時が俺の心を癒してくれるだろう。しかし、今はまだ俺の心には、かさぶたがはっているだけさ。剥がしたなら、熱い血が噴き出すだろう。
手痛い仕打ちだった。Pure and Easyな、少年のようなハートを持つこの男は、騙され、踊らされ、利用されて、挙げ句の果てに棄てられたのさ。まるで安モノのライターみたいにな。
そもそも俺が悪いのかもしれないが、この40男の心はバラバラさ。
君は何を言っているのか、さっぱりわからないだろう。しかし、一体なにがあったのかは、言えないし、言いたくない。ただどうしようもなく心が痛む事がかつてあったのさ。
君に直接会う機会があったなら、そして笑って話せるようになっていたなら、その時は話そう。それまでは君の想像力に任せよう。どんな話の筋を考えてくれるのか、楽しみだ。
何時になったらこの痛みは癒されるのか。心に空いた穴は塞がる日はやって来るのか?
それとも、この痛みを抱えたまま、命が終わるその日まで、這いまわるようにして生きていかなけりゃならないのかい?
今でも20年以上前の事を、思い出しては後悔したり、ホロリと熱い涙を流す俺だ。きっと忘れる事はないだろう。心の中に墓標をまた一つ建てる事になるのさ。
いずれにせよ、今日もこうやって軽口叩いて生きていられるのは、ロックンロールの、ソウルミュージックの、ブルースのお陰様だぜ。
ありがとう、ロックンロールの神様。あなた方が、こんなチンケな私の心の苦しみを、遥か時空を越えてお見越しになられて、私の心の杖になるような素晴らしい歌をたくさんお造り下さったお陰で、私は今日も何とかこの地球に踏みとどまって生きることが出来るのです。
あなた方は、倒れそうな私がすがる杖であり、心の闇に囚われた私の松明です。心の渇きを癒す命の水です。
この命尽きるその日まで、あなた方に対する信仰を絶やす事はあり得ないでしょう。比べるのも失礼窮まる話しですが、今時の市場調査に基づいてプロデューサーがでっち上げたような歌には、私の心を癒す力は、これっぽっちもありません。
あなた方が、苦しみもがき、ご自分の魂から紡ぎだした曲こそが、私の心を支えてくれるのです。

ロックの神よ、ありがとうございます。

嗚呼、それにしても早く帰りたいぜ。俺の居場所に。君が待っている暖かい場所に。心から安らげるところに。
一度空いた心の穴は埋まる事はないだろうが、少なくとも、そこには俺を待っていてくれる人がいるのさ。

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