2011/05/05

Post #174 インドにいきてぇ

グデグデだ。すっかりこの連休でまったりし過ぎちまったらしい。昨日の夜の、というか今朝までみっちりやってたんだが、仕事で俺の細くしなやかな肉体は、悲鳴をあげてるぜ。大腿四頭筋、上腕二頭筋、広背筋、僧帽筋、どいつもこいつも軟弱な奴らだ。しっかりと眠ることが必要だ。しかし、今夜もオファーが入ってしまった。せっかく今日はまったりとプリントしようと、昨日のうちに薬品も調合しておいたというのに…、まぁ、仕方ない。これも人生だ、ロックンロールだ。

俺の連れ合いは外資系で働いているんで、日本の祝日はあまりカンケーない。だから、俺が帰ってきたときには、家はもぬけの殻だったんだが、今のテーブルの上には、最新号のTRANSITが置いてあった。インド特集だ。
俺は、シャワーを浴びてひと眠りすると、このTRANSITを見てたんだが、うぅ、インド行きてぇ~!そんな思いが、心の中にむくむくと湧き上がってきた。そもそも、うちの連れ合いが、次の旅行はモロッコに行きたいって言ってたんだ。おう、モロッコ…、カサブランカがフェズが、マラケシュが、タンジールが俺を呼んでいるぜ‥って思ってたんだが、つい最近のテロで、なんだかきな臭ぇなぁ、モロッコはもう少し状況が落ち着いてからにしようぜって話になっていたんだ。俺の体内磁石の針は、こうしてアジアに振れることになったんだが、この連休中、心の片隅で上海、台湾、ベトナム、タイなど色々と行きたいところを考えていたのさ。
そしたら、インドでしょう!一発で心の羅針盤が定まってしまったぜ。インドは是非ともカラーでも攻めてみたいぜ。くぅ~っ!
まだ、先日の旅行から帰ってきて3週間しか経っていないというのに、何てゼータクな奴なんだ、俺は。ニッポンには、苦しんでいる人たちが大勢いるんだぜ、そんな銭があったら、義捐金にしろよって、至極まっとうなお叱りの声が、湧き起ってきそうだ。申し訳ございませんっ!

仕方ない、行きたいんだもん。子供の頃からずっと行きたいんだもん。
HongKong この西にはインド!
はっきり言って、銭は無い。旅行の度に連れ合いに借りては、しこしこ働いて返すって自転車操業だ。なぁに、かまうもんか!人生は2度とない、どんと行けだ!足腰立たないジーさんになってから、そんな苛酷灼熱激辛の大地に降り立つことは出来んぜ!

死体が河原で焼かれるインド、原色のインド、街の目抜き通りを野良牛!がぶらついているインド、4000年くらい前からライフスタイルの変わらないフルチンの行者がその辺でダラダラしてるインド、サイババがつい最近まで生きていたインド、無限に広がる迷路のようなスラムが高層ビルのすぐ下に広がっているインド、360度どこをみても、こりゃニッポンじゃありえねぇって風景のインド、レインボーマン(若者は知らないだろうが、今は亡き川内康範センセーが、月光仮面に続く正義のヒーロー第二弾としてお作りになったヒーローじゃ)が山奥で修業したインド、お釈迦様が仏教を開き、竜樹大師が『空』の思想を練り上げ、三蔵法師が高岳親王(渋沢龍彦の高岳親王航海記はサイコーの幻想小説ですよ!)が目指したインド、スティーブ・マッカリーが、藤原新也が写真を撮りまくったインド、シヴァが、ビシュヌが、ブラフマンが、インドラが、カーリーが、未だに人々の世界にしっかりと根を張っているインド!
そして、何より俺が12歳の時から30年にわたってお世話になっている恩師・数学者浅井脩センセーから、『お前はインドにだけは絶対に行ってはならん!何故なら間違いなくかえって来なくなるからだ!』ときつく言い渡されていたのだが、恩師の命はこれ、絶対的なモノである反面、禁止されるとやりたくなるこのひねくれ根性、ど根性、泣いて笑って喧嘩して、それでも行きたいというこの熱い想いを封印すること25年、みっちり夜勤でヘロヘロになった頭脳に、インド特集は錐揉み状態で突き刺さり、俺の心のストッパーを外しにかかってきている。

ヤバい。

インドに行ってしまって、帰ってこないってことは、きっとフツーに馴染んで、エセ行者なんかにおさまってしまうのだろうか?『帰らないことが 最善だよ  それが放浪の哲学』と金子光晴もその詩で詠っていたしな。それも悪くないか…。
ダメダメダメダメ!
Istanbul,Turk この東にインド!
そんなことしたら、写真なんか撮ってられないぜ、まさしく捨身だよ。その辺で死んで、野犬に死体を喰われるんだぜ。それもある意味悪くはないが‥‥。まぁ、イイ出たとこ勝負だ。人生なるようになるさ。それがロックンロールな生き方だ。

読者諸君、俺の夢のようなたわけた放言はこのくらいにしておこう。寝言は寝て言えとはこの事だ。今夜も仕事なんだからな。そろそろ、夕飯の買い物でも行って、出撃態勢に入らないとね。今夜はボンゴレ・ビアンコでもこしらえるとするかな。俺はこう見えて、料理もできる多才な男なのさ。

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