2011/11/22

Post #374 閑居して不善を為すと言うが…

今日は暇だった。
かといって、何か悪さをするわけでもなく、悪さをしようにも軍資金とてなく、家に引きこもってプリントしていた。ブリュッセル、19カット。ただ今乾燥中。明日以降にお目にかけよう。
しかし、めっきり寒くなってきたからな、プリントするにも問題が多い。現像液の温度が下がってしまうので、現像の進行が遅い。俺はせっかちだからな、じっくりと印画紙に像が浮かび上がってくるのが待ち切れなかったりするんだ。で、そうするとどうなるかっていうとだね、現像ムラが出来てしまうのだよ。暗室のセーフライトの赤く薄暗い灯りの下では、OKに見えても、明るい照明の下で水洗水切りするとですねぇ、思わぬムラが出来ていたりするわけですよ、アナタ。
しかも、そういうのに限って、他の部分はズビズバかつドンピシャに仕上がっていたりするからムカつくったらないぜ。まぁ、現像液もそろそろ疲労して、薄茶色になっていたからな、それもよくなかったんだろうが・・・。致し方ない。また、他日焼きなおそう。
Paris
そういえば、今日プリントしていたら、貴金属の買取業者の女性が訪問買取にやってきやがった。
偶然にも、俺と同じ苗字だったんだ。よくある苗字さ。何万とある日本の苗字の中でもトップ100位圏内だ、ついでに言うと、俺のすんでいるアパートの隣の部屋に住んでいる方も、奇しくも同じ苗字なんだ。まったく、紛らわしいもんだ。もちろんどちらも親戚でも何でもないんだがな。
金が高騰しているらしい。人間、先行きが不透明になると、つい貴金属を持ちたくなるんだ。国家がつぶれたりすりゃ、途端に紙切れになっちまうような貨幣よりも、こんな不透明な時代には、金や銀、プラチナなんかの貴金属がもてはやされる。昔懐かしい金本位制って奴だ。
生憎、俺の家には貴金属などありはしない。ハロゲン化銀つまり、印画紙ぐらいしか貴金属なんてありはしないのさ。そう、フィルム写真の印画紙は、銀の化合物が光にあたって化学反応することによって、像が浮かび上がるような仕組みになっているんだぜ。
そういう意味じゃ、俺はかなりの銀を持っているはずなんだが、これを売るわけにはいかないわな。むしろ、金を払えって言われかねんぜ。俺の写真の値打ちなんて、俺以外には、このブログを読んでくれている君達以外には、分かりっこないんだぜ。
しかし、金か・・・。たまにはズシリと持ち重りのする奴を、この手につかんでみたいもんだな。
読者諸君、失礼する。明日もきっと、俺以外にはなかなかご理解をいただけない写真をプリントしていることだろう。

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