2011/11/30

Post #382 30/Nov/2011

Bruxelles
最近、荒木経惟氏の写真集を見直しているんだけれど、やっぱりアラーキーは天才というほかないもんだと、再認識している。
昔、ロックを題材にしたある映画の中で、『あなたにとってロックンロールとは何か』と訊ねられた登場人物が、『ロックンロールが何であるか、誰にもわからない。ピート・タウンゼント以外にはな』というセリフを語っていた。
もしもいま、誰かから『あなたにとって写真とは何か』と訊ねられたなら、俺はきっとこう答えるだろうと思ってるんだ。
『写真が何であるかは誰にもわからない。荒木経惟以外にはな』
しかし、そんな気の利いた事、誰も俺に訊ねやしないさ。原価だの利益だの経費だの工程だの、ロマンのないことばかりさ。そう、うんざりするような退屈な話ばかりだ。
まったく、うんざりするような一日だった。
明日もきっとロマンのかけらもなく、うんざりすることだろう。
俺は未だ見ぬ自分の写真を心に描く。
こんな不毛な仕事なんかしてるよりも、プリントしている方がなんぼもましだ。
読者諸君、失礼する。

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