2012/03/31

Post #494 31/Mar/2012

Paris
もう、三月も終わりかよ・・・。早い、早すぎる。こんな調子じゃ、あっという間にジジイになって死んじまうぜ。やれやれ、モロッコから帰ってきてから、何だかひたすら働いてる間に、季節は本格的に冬から春へと変わっちまうんだな。
人生を無駄にするわけにはいかないぜ。今日という日は二度とないんだからな。

Post #493 さすがの俺も腰痛には勝てないのさ

今日はプリントするつもりだったんだ。しかもガンガン。しかし、溜まった洗濯物をベランダで干していたら、突然腰に電撃が走るような痛みが・・・。腰痛だ。たまらないぜ。せっかくぶちかましてやろうと思っていたのに。身体はさらなる休養を求めているんだ。プリントはなんだかんだ言って、重労働だからな。心身ともに充実している時じゃなきゃ、失敗ばかりでうんざりする羽目になるんだ。刀鍛冶のように、心身を清めてとまではいかないが、心気充実していないと、満足いくものは出来ない。
仕方ない、今日はネガのチェックだけにしておこう。
俺は、そんな腰を労わりながらも、所用のために歩いて出かけた。パイソン柄のスキニーデニムに、これまたパイソンの靴、それに毎度おなじみのパープルのコートを羽織って、髑髏の杖をつきながら、よろよろと出かけて行ったんだ。
ある店に入ろうとしたとたんに、後ろから女性に声を掛けられた。二十代半ばくらいの娘さんだ。なんの用かと思ったら、営業でそこらを回っていたら、凄い人=俺を見かけたんで、写真を撮らせてくれといって、息を切らせて走ってきたんだそうだ。物好きな女の子だ。俺は、彼女の期待を裏切らないように、エキセントリックで、少しばかり女に手が早そうなふりをして、写真に収まってやったんだ。まぁ、そんなこともあるか。電話番号くらい聞いておけばよかったな。しかし、賢明な読者諸君は知っているだろう、本当に注目するべきは、俺の格好じゃなくって、この中身だってことを。人は見た目が9割とか言うが、その見た目というのは、その人物のニンゲンセーが滲み出るというか、精神の在り様が形をとるものなんだぜ。外見だけじゃくって、中身にこそ興味を持ってもらいたいぜ。
十把ひとからげ、すり替わっても気にも留められないような奴や、流行に踊らされ、みんなと同じ格好をしてイイ気になってるような奴は、俺に言わせれば、所詮、中身も考えてることも、ボンヨーだってことだ。
そもそも、人と同じじゃ、一般大衆にうずもれてしまうぜ。
同じ炭素でできていても、石炭とダイヤモンドじゃ、自ずから輝きも違うってもんさ。もちろん俺はダイヤモンドのような男なのさ。そしてもちろん、この俺の心のシャウト満々の糞ブログをいつも愛読している君たちも、石炭野郎どもとは違う、ダイヤモンドのような魂の持ち主に違いない。もし、君たちが自分はそんなダイヤモンドのような人間ではありませんというなら、今日からすぐに認識を改めるべきだ。君は、ダイヤモンドの輝きを持ってる。間違いない、この糞溜めみたいな世界で、光を放ってるサイコーな奴だ。間違いない。俺が保証しよう。ダッハッハッハ!
Paris/発見、ルパンのアジト
で、今日の一枚。これは俺が花の都パリで見つけたルパンのアジトだ。このチンクエチェントが動かぬ証拠だ。あのカリオストロの城で、ルパン一味が乗ってたアレだ。間違いないぜ。
というのも、今日はTVで毎度おなじみカリオストロの城がやってたんでね。あれは何度見てもイイ映画だ。今までに何回見たことだろう。ほとんどセリフも憶えちまってるほどだ。
しかし、いつも思うんだけど、クラリスみたいな可憐な娘さんに、『おじさま』とか呼ばれてみたいもんだな。そもそも、クラリスみたいな可憐な御嬢さんってのが、この日本ではとっくに絶滅しちまってるんだろうな。けど、いつの日にか、そんな可憐な御嬢さんに、『おじさま』とか呼ばれて、慕われる日を夢見て、明日もちんたらやるとするか。
ネガをしこたま見て、まだ見ぬ自分の写真に痺れまくり、旅の思い出を懐かしんだ話は、まぁ明日だ。あれ、日付が変わってたぜ。まぁイイか。
読者諸君、失礼するぜ。よい週末を過ごしてくれたまえ。

2012/03/29

Post #492 まるで刑務所から釈放されたような気分さ

Yahoo!
遂に、俺を長いこと拘束し続けていた名古屋の某百貨店のテナント工事が終わった、終わったんだ。これでゆったり眠れるってもんだ。今日やっと、俺の手掛けていた店がオープンしたんだ。
ざまぁみろ、この野郎。
しかし、俺自身、本当にここまでこぎつけるとは、思ってもいなかった。
業界の仲間内では、俺は死にそうになってるってもっぱらの噂になっていたぜ。冗談じゃない、どっこい生きてるぜ。ビンビンぴんぴんしてるぜ。獲れたてのエビみたいだ。そういってるくらいなら、香典でも持ってくるんだな。有難く、ぱぁっと遊ばしていただくぜ。
おかげで今日はぐっすりと眠らせて貰ったぜ。電話もならなけりゃ、ピンポンもならない。俺の家に訪ねてくるのは新聞の集金と、エホバの証人くらいだ。新聞の集金は、昨日の昼間やってきやがった。だから今日は安心して眠れるぜ。昨日の俺は貴重な睡眠時間を阻害されて、怒り狂った。このオバサンは、必ず、絶対に、俺が仕事の合間に貴重な睡眠を堪能している時にやってくる。ほうぼうで居留守をつかわれるのか、何度でもピンポンを押し続ける。扉を開けたところに、若くてキレーなおねーちゃんがいるんなら、それはそれで楽しみもあるってもんだが、ムフフ・・・、皺くちゃの田舎くさいオバサンじゃねぇ・・・、気分も悪くなるってもんさ。だから、もう集金のオバサンの顔は二度と見たくない。さっそく俺は銀行引き落としの書類を取り寄せたぜ!
Bruxelles
しかし、今や俺は仕事という名の難行苦行から解放されたんだ。感慨深いぜ。約50日間、ほとんど休みもなく、昼もなく夜もなく、労働時間的に3か月分は働いただろう。儲けは一か月分っていう割の悪さだけどな。とにかく俺はマシンのように働き続けてたんだ。今日くらい昼間っからダラダラ眠らせてもらってもいいだろう。
まるで、刑務所から釈放されたような気分さ。
俺は自由だ。自由の味は本物さ。みんな俺について来いってカンジだ!
いや、誤解されるといけないが、俺は刑務所に入ったことはないぜ。こう見えても、正義の人なんだぜ。とはいえ、ほんの2,3日前に19キロのスピード違反で白バイのおまわりにとっ捕まったばかりなんだがな。俺が思うに、あれもまぁ、厄払いのようなもんさ。俺はいつもこんなことがあると、そう思い込むんだ。
自分を取り巻く災厄が、これによって払拭されるように感じるんだ。いや、そうでも思わないとやってられないだろう。なんだってものは考えようだ。嗤いたければ笑ってくれてもいいけれど、俺はしぶといニンゲンなんだ。ちょっとやそっとのことじゃへこたれたりしないぜ。まぁ、12,000円はなかなかに痛恨だったけどな。でも、運命の女神がいるんなら、言ってやりたいぜ。それっぽちの銭で、俺をへこまそうなんて、無理な相談だな。まぁ、この程度のことなら、これからもどんどん来るがいいさ。
なんだか俺は、生まれてこの方ずっと厄年だったような気がするぜ。
悪い星のもとに生まれてきたってことさ。
なに、構うもんか。俺の心の中には、何時だって懐かしくって力強いロックンロールが鳴ってるんだ。
だから、そんなつまらないことでイチイチ落ち込んでなんかいられないのさ。
さぁ、明日はプリントするぜ。暗室に引きこもりだ。
モロッコの写真をガンガンプリントするんだ。君たちにずっと見せたかったんだ。いや、何よりも俺自身が見たかったんだ。
消費税率の引き上げに文句を言って、亀井のオヤジさんがなんかグデグデ言ってるようだが、世間のつまらない出来事なんか、知ったことか!重要さがまったく違う。勝手にやっているがいいさ。俺のゲージュツはそんなレベルの低いもんじゃないんだ。
読者諸君、失礼する。明日に備えて、お風呂に入って眠りたいのさ。せいぜい楽しみにしててくれよ。

2012/03/28

Post #491 28/May/2012

Paris
今日はいろいろうんざりしてる。
昨日は車もパンクしていた。夜中に仲間と大騒ぎでタイヤ交換したもんだ。
ぼんやり夜勤明けに車を走らせていると白バイにとっ捕まって、罰金12,000円だ。
パンク修理に行ったら、バーストしてるので、タイや2本交換だ。やれやれ物入りなこった。
挙句の果てには、ディーラーで洗車してもらったばかりの車に、鳥のクソが盛大についていやがった。
更に仕事は完全に火を噴いてる。炎上だ。俺のキャリアの中でも、サイテー最悪、ワースト1だ。どいつもこいつも無責任野郎ばかり。正直者が馬鹿を見るのさ、そうさ、いつでも割を食うのはこの俺さ。
冗談じゃないぜ。
ふて寝したいが、そうもいかないんだ。いや、ココは1時間ほど眠って仕切りなおすとするか。
正直言って、バカらしくってやってられねぇぜ。

2012/03/27

Post #490 All Ok! I'm Alive!

10日間もブログを休んでいると、知り合いから何件も電話がかかってきた。
どいつもこいつも、俺が死んだんじゃないかって、心配してくれたんだ。
ありがとう、しかし、俺はボロボロだけれど生きてるぜ。
身体中にクソがみっしり詰まってるように感じるほど、サイテーで最悪な日々を過ごしていたけれど、どうにかこうにか生きているぜ。もっとも、毎日20時間とか、二日で睡眠45分とかで働いていたら、さすがにまぶたの裏に花畑や河が見えてきたけどな。あれはケシの花だったろうか。ハスの花だろうか。まったくこんなんじゃ、ホントーにそのうち死んじまうことだろう。
けど、気にすんなって、人間誰しも一度は死ぬんだから。死ぬことを心配したって仕方ないだろう?

しかし、出来ることなら、気を遣うよりも、金を使ってほしーもんだ。
Morocco
そうだ、先においらに香典をくれるってのはどうだい?おいらその香典集めて、君たちとぱぁっと遊びたいってもんだ。ますます好き勝手なことができるぜ。まるで昔のRCサクセションの歌みたいだろう。それもまた痛快な人生ってもんだ。

OK、俺は今日もこうして何とか生きてる。今日もこれから出撃だ。人生は毎日が冒険だ。そうでも思わなけりゃやってられないぜ。失礼する。

2012/03/16

Post #489 16/Mar/2012

Paris
俺は静かに悲嘆に暮れている。
吉本隆明が、戦後最大の思想家と言われた、あの吉本隆明が、87年の生涯を閉じたのだ。
随分前に海でおぼれて死にそうになってから、随分体が衰えていた。永年糖尿病だった。もう何年も前から、何時かそう遠くない時期にこんな日が来ることは分かっていた。分かっていたんだ。
そして、87歳、いつ死んでもおかしくない年齢だ。
軍国少年から詩人、左翼運動家、そして思想家という激しい人生を送られた。もはや十分に人生を生き切った感が漂っている。
しかし、これからの人生、何かの折に、吉本隆明なら、この事態をどう考え、どのようにふるまい、どのように言葉を発するだろうかと、幾度も考えることだろう。
個人のほうが、公つまり国や社会なんかよりもずっと大きな世界で、個人の方こそ、重要で尊重されるべきものなんだということを、生涯言い続けた人だった。俺の考え方に、最も影響を与えた人だった。
独立左翼吉本隆明。
税金で運営される大学の教授とかなんかに収まることなく、常に大衆の一人として、独学で学び、その強靭な思考力で、専門の学者を蹴散らし、容赦なく頓馬呼ばわりしてくれたのも吉本隆明だった。
生前、高村光太郎の詩の一節『死ねば死に切り、自然は水際だっている』と、折に触れ語り続けた吉本隆明だ。追悼だのなんだのは野暮ってもんだろう。
さようなら、そして御機嫌よう、吉本さん。いつかまた、地獄で会おう。
失礼する。何だかさみしー風が吹くのさ。

2012/03/15

Post #488 15/Mar/2012

Istanbul,Turk
また今夜も、こんな時間だ。写真について考える暇もない。毎日のように朝八時から夜中の1時まで働いて、俺はもうクタクタのはずなんだが・・・、意外と元気だ。愚痴を言うより、悲惨な状況を笑い飛ばしているくらいだ。ざまみろ、俺はサイコーなのさ。俺のエンジンはデカいんだろう、きっと。そのエネルギー、この地球の為にとか、人類の平和のためにとか、もっと有効に使いたいもんだがな。
失礼する。こんな暮らしじゃ、君たちと有意義な話をする余力もないってのが正直なところだ。けど、最後に一言だけいっておこう。俺は正直、自分の写真が大好きだ。そして、自分のことも大好きだ。俺は自分自身に夢中なんだ。悪かったな。

2012/03/14

Post #487 14/Mar/2012

HongKong
NIMBYという言葉をご存じだろうか。
『Not In My Back Yard』の略だ。
ゴミ処理場は必要だ。下水処理場だって必要だ。けど、おれっちの裏庭にはゴメンだ、臭いからな。
産廃処分場だってなけりゃならないのは分かるよ、原子力発電所だって必要だ、なんてったって、日本は資源に乏しいからね。けれど、俺の裏庭にはゴメンだぜ、ってことだ。
俺たちの国は、国を挙げてのNIMBYだ。ずっと前から俺は原子力発電所が本当に安全ならば、東京や大阪のどまんなかに作ればいいのにと思っていた。もちろん皮肉を込めての見解だが。けれど、実際にそれは危なっかしいシロモノだったってのは周知の事実で、口では安全で結構なものだといいながら、実際には福島だの福井だのと、大都市からずっと離れたところに追いやってきた。
おれっちの裏庭にはゴメンだっていう、典型だ。
俺の裏庭にはゴメンだっていう本音と建前のはっきりした人々。
俺の人生経験に照らし合わせてみても、日本人には、こんな手合いがたくさんいる。石を投げるまでもなく、石にあたってるくらいたくさんいる。近年とみに増加傾向だ。何でもかんでも、パソコンの画面のうえで、出来てしまっているように錯覚して、生活からアクチュアリティが減少してしまったからなのだろうか。きつくてシンドい仕事は、派遣労働者やアルバイトスタッフという名の日雇い労働者、あるいは研修生という名目で近隣諸国から駆り集めてきた、ほとんど奴隷のような人々に押し付け、自分たちは快適な暮らしを求め続ける。
見てみろよ、深夜のコンビニの従業員は、どこでも中国人だ。深夜のコンビニは便利で結構だが、それを仕事にしたい日本人はもういないんだろう。なんてったって、夜は本能的に眠いからな。
で、こんどは震災のがれきの処理は必要だと、皆が思いながらも、皆おれっちの裏にはにはゴメンだと言っている。
俺は、ため息をつきながら、遠い旅の空を想う。マングローブの森を、見渡す限りの砂漠を、果てしないツンドラを、俺は心に思い描く。
このおれの内心の跳躍は、説明するとめんどくさいので割愛する。眠いからね。そして、自分の裏庭など持たない漂泊の生活に、心底憧れる。帰ってこないことが最善だよ、それが放浪の哲学って金子光晴も詠っていたっけな。
少なくとも、NIMBYな奴らがいっぱいの、自己本位な本音と薄っぺらな建前の間で、すっかり息苦しくなっているような国から、(何処とは言わないけどね)トンズラさせて頂きたくなるぜ。
こんなこと言うと、また現実逃避だとかなんとか言われるんだろうが、まぁ、俺の内心のことに関して、一切の批判は受け付ける気もない。俺の勝手だろう。それとも、そんな内心の自由も持てないような国なのかい?それじゃまるで、戦争中の日本やドイツか、今の北朝鮮みたいなもんだな。それがまた嫌だってんだよ。
失礼する。こんなこと言ってる暇があったら、とっとと眠りたいのさ。明日も、いやすでに今日か、今日も朝早いんだ。さらば。

2012/03/12

Post #485 12/Mar/2012

HongKong
上っ面の言葉ばかりが世間に満ち溢れているように思う。
『絆』という言葉が大流行の一年だった。結構すぎて、異論を唱えると非国民扱いされそうだ。
別に非国民扱いされることは構わないけれど、一億総絆と言ってる陰で、政治は停滞し、原発の再稼働が着々と進められ、東京電力は独占経営を続けている。まるで、私たちは口当たりよく、耳に心地よい言葉で、ごまかされているように感じる。まるで大本営発表だ。大政翼賛会だ。進め一億火の玉だ。
そんな状況に強烈な違和感を覚えるのは、わたしだけではないだろう。
スローガンやお題目を唱和したり、それに追従するのは、ゴメンだ。だからといって、高慢だと思っては欲しくはないものだが。
自分のとぼしい人生経験からして、本当に苦しいときに、涙をこらえて頑張っているときに、周囲から『がんばれ!』なんて言われるのは、なかなかツライものだ。しかし、世間では『絆』や『頑張れ東北』の大合唱だ。私には軽々しくそんなことは言えない。
もちろん、取り立ててなにか復興のために身を切って努力しているわけでも、被災した親族がいるわけでもないので、自分にはそんな言葉を軽々しく言う資格もないと思っている。いい年して情けないことに、自分の生活で精一杯だ。
だから、日本中の『絆』インフレーションには、いささか辟易しているといったところだ。

本当に必要なのは、物事に直面したとき、それを自らのうちに沈潜させ、普遍的な何かを汲み取り、あるいはまた、自らの体験に基づいていながら、誰にでも通じる普遍性を備えた自分自身の言葉を生み出すための、沈黙ではないだろうか。ジャンプする前にかがむようなものだ。
所詮、私たち一人一人の力は小さい。
この世界に対峙するとき、私たちは卑小で無力な存在に過ぎない。浮ついた言葉を発するよりも、黙って、自分の為すべきことを、為し得ることを、喜びも悲しみもなく、誠実に、実直に、為すことしか、私には思い至らない。
そして、その過程の中で、本当に自分が何かこの世界に対して、意義のあることを為し得る瞬間のために、自らの経験の中から普遍性に通じる鍵のようなものを掴みだし、自らの暮らしの中から、多様性に満ちた世界に対する認識と、それを十分に語りつくすことのできるような重みのある言葉を蓄積していくこと。
そんなことができたなら、その方法さえあれば・・・。
私は、誰のものでもない、自分自身の言葉を語りたい。
日々の卑小な暮らしのうちに、普遍性へと至る鍵を見い出していきたい。そして、言葉以上に、写真でこの世界の断片を集積し、自らの世界を構築していきたい。まぁ、心密かに日々そう思っているんだ。
読者諸君、失礼する。

2012/03/10

Post #483 10/Mar/2012

Paris
今日は午後から仕事に行こうかと思っているんだが、未だに布団から起き上がる気にもならないんだ。無理もないか。働き過ぎさ。とっくに身体は悲鳴をあげているんだ。
持って生まれた責任感の強さゆえに、いつもガンガン、工場の生産機械の様に働いてる俺だが、本音を言えば、働くのはあまり好きじゃない。特に自分一人で完結しないチームの歯車のような仕事は、たとえ基軸となるような立場でも、本当ならゴメンだ。
しかし、若い頃怠けて暮らしたツケが、今払わされてるんだろうなと思わなくもない。こんな有様じゃ、いつ死んでもおかしくないぜ。過労死って奴だ。幸い、今日はまだ生きてる。けど、その程度さ。組織に属さず、たった一人で金を稼いで生きていくのは、生易しいもんじゃないぜ。まいったなぁ。
正直に言えば、働くのはあまり好きじゃないんだ。俺の理想の暮らしは、小学生から学校や塾を取り去ったような暮らしさ。理想と現実にギャップがあるのはあったりまえだろう。一番の問題は、そんな暮らしじゃ飯は食えないってことさ。
失礼する。そろそろ疲れた体に鞭打って、布団からはい出さなければなるまいぜ。

2012/03/09

Post #482 09/Mar/2012

Tokyo
いや、小忙しい。まったく小忙しい。今朝の6時まで現場で仕事をし、日中は東京に行って打ち合わせ。で、とんぼ返りで、これから飯食って現場に出撃。いつまでこんな状況が続くんだよ!って、誰かにききたいが、自分で決めたことだからな、どうしようもないぜ。誰かを責めるわけにもいかないしな。
独り静かにプリントしていたいんだよ。何より、写真のストックが淋しくなってきてるからな。一体ぜんたい、モロッコ旅行の写真はいつプリント出来るんだ?楽しみは待っていた方が大きいとは言うけど、いくらなんでも忘れられてしまうぜ。冗談じゃないぜ。俺のような働くのが嫌いな奴に、どうしてこんなに仕事がバンバンやってくるのか?不思議で仕方ないもんだぜ。一つ言えるのは、俺が格安で働いてるからだろうか?自分の肉体しか持たないものが薄利多売をするのは、健康に良くないんじゃないかと真剣に危惧しておるんだが、諸君、どうだろうかね?
さて、失礼する。とっとと飯を食って、現場に出撃しなけりゃならないんでね。まったく、青春が台無しだぜ。

2012/03/08

Post #481 08/Mar/2012

Osaka
今日も不毛な日が続いている。俺の頭にはモジャモジャした髪の毛がたくさん生えてるけど、こんなんじゃいつか禿げちまうことだろう。冗談じゃないぜ。

2012/03/07

Post #480 07/Mar/2012

長いことやってる自分の仕事のことも、よくわからず、金勘定しか出来ない奴がいる。まるでたちの悪いブローカーだ。内心ではいつも軽蔑してるぜ。
そんな奴が、肩書きを持ってて一丁前の給料をもらっていたりするから驚きだ。しかも、そんな奴に限って自分の給料は少ないと不満タラタラだったりするんで、びっくりするぜ。
自分の仕事なのに、自分自身の事とは感じていないのさ。お気楽社員てとこだ。
付き合いきれないぜ。けど、そんな連中と付き合っていかなけりゃ、商売は成り立たない。それに比べて現場の連中ははっきりしてて、いいもんだぜ。ぐだぐだいってちゃ、現実の世界は何も進んでいかないからな。
失礼する。俺の不毛な悪戦苦闘は泥沼のように続くんだ。それが平常運転だ。
Osaka

2012/03/06

Post #479 06/Mar/2012

道具を盗まれてうちひしがれたり、とんでもない長時間労働で搾り取られたり、俺は法人の看板を掲げて仕事をしてる一匹狼だってのに、元請は源泉徴収をしようとしていたり、それが嫌ならとんでも長いサイトの手形で支払いをして差し上げようという勢いだ。ふざけやがって。ロクでもないことばかり、ロックでもないことばかり、俺に降りかかる。
ロックなことと言えば、今夜の仕事で、掃除屋のニシノ君が、パンクが大好きな奴だってことで、真夜中の現場で、デッドケネディーズやラモーンズ、原爆オナニーズの話で大盛り上がりしたことくらいだ。それはそれでそこそこ楽しいもんだ。
君たちは、そんな俺の事を聞くと、きっと俺が落ち込んだりしているばかりだと思うことだろう。又かよおっさんってカンジさ。
確かに、疲労困憊しているのかもしれない。ユンケルが飲みたいと思うぜ。
実際、俺は愚痴っぽいしな。ぐちぐちと愚痴をジジイの小便のように垂れ流すのは、年を取ったってことだろう。
なぁに、構うもんか、誰もが行く道だ。
君たちが俺くらいのおっさんになった時、ドンなに愚痴っぽい奴になってて、家族からこっそりグッチなんて呼ばれていたりするのかどうか、見ものだぜ。いひひ・・・。
そう、しかし、俺は全く落ち込んでも懲りてもいないんだ。まぁ、この人生、こんなこともあるかってどこ吹く風さ。困るのは金がないことくらいだ。俺は全然ぜんぜんへーきの平左さ。むしろ面白くなってきやがったって、ワクワクするくらいだ。カエルの面に小便さ。もっとやってみろよって大胆不敵さ。俺は、極上な奴なんだぜ、これくらいで根を上げてたまるかっていつも思うのさ。

何故って、俺は世間の並みの奴らとは違う。全然断然違う!
奴らがカローラなら、俺はトラクターさ。エンジンがデカくてタフなのさ。
そう、ロックンロールというハイオク燃料で人生をしぶとく走り抜けるのさ。
そう、何が違うかって?ロックンロールを信じているのさ。心の中に極上の凄いロックが海鳴りの様にいつもうなってるのさ。前にも言ったろう、一見さんはご存じないかもしれないがな。
Paris

今日も極上の燃料が俺に届いた。例のアマゾンさんからだ。
忌野清志郎『瀕死の双六問屋 完全版』だ。
文庫は持っていた。俺の座右の書だ。できれば君には秘密にしておきたかった。それは俺のケチな根性の所為じゃない、君が人生の道を踏み外しちゃいけないって俺なりの配慮さ。強い力を持った言葉は、時に人生の道を誤らせる。フツーの人生の道を。そう、その言葉の力強さはどうだ、ツァラトゥストラかキヨシローかってくらいだ。気を付けるんだな。けど、本当の君の人生はフツーの人生を踏み外した時から、始まるんだぜ、一寸先は闇の人生を自分の足で、手探りのまま踏み出していくこの楽しさ。この時、ロックンロールが道しるべになるのさ。
この金がないっていう時になぜ文庫でもっている本をわざわざ買うのか?それを疑問に思うようでは、君はまだ俺たちのやり方がまるでわかっていないぜ。なにしろ完全版だ。文庫版未収録の文章も入っている。しかも、デジタルリマスターされたおまけのCDもついている。その中の曲がまたカッコEんだぜ。瀕死の双六問屋のテーマだ。いつか手に入れて聴きたいと、ずっと願っていた。その願いがついにかなったんだ。
う~ん、やっぱ、カッコいいぜ。元気が湧いてくる。馬鹿ヤローの軍団が3万人くらいやってきたって、俺一人で相手に出来るような力が湧いてくる。まるで三国志の関羽みたいだな、そりゃ。
俺のこの苦難に満ちて、お金に満ちていない人生も、まだまだ捨てたもんじゃない。そう確信させてくれる。
君も2300円を握りしめて、本屋に行くとイイ。それも犬のように走ってだ。君以外の誰かがこの本を買ってしまう前に、手に入れるとイイだろう。人生は戦いだ、先手必勝だ。
それが、どんなすんばらしー歌か、そしてそれがどれほど俺を勇気づけてくれるか?君には想像もつかないだろうから、その歌詞だけでも書いておこう。
ちなみに『瀕死の双六問屋』ってのは、誰にも見向きもされず瀕死の状態にあるスゴイロック=双六の問屋だ。どうしてみんなへなちょこのクソみたいな音楽ばかり聞いて、凄いロックを聴いてくれないんだ!というキヨシローの叫びが込められてる。

『瀕死の双六問屋のテーマ』

瀕死の双六問屋
おいでよBaby今夜
瀕死の双六問屋
踊ろよBaby今夜
どんな圧力にも負けない
どんな無理解にも負けない
おいでよBaby今夜
瀕死の双六問屋

ロックンロールが鳴ってる限り
エレキ・ギターが鳴ってる限り
俺は負けない

どんな差別にも負けない
どんな失望にも負けない
おいでよBaby今夜
瀕死の双六問屋

ロックンロールが鳴ってる限り
君の心臓が鳴ってる限り
俺は負けない

暗い未知の世界は
怖いって言うのかい
みんなの後をついて行った方が
いいって言うんだろ~
それはフツーフツーフツー
フツーフツーフツー
フツーの人々が考えること

君はフツーなんかじゃない
君はフツーには見えない 僕には
君は特別さ
世界でただ一人の人 Yesh
世界でただ一人の人

(以下略)

どうだい、こんな歌、君は聴いたこともないだろうな。フツーじゃないんだ。けど、フツーがそんなにいいのかい?フツーじゃないと村八分とかになっちまうのかい?村八分ってバンドも俺は大好きなんだけどな。どっちにしたってフツーになんてやってられないぜ。俺は自分の好きに行くんだ。損をしたって、構うもんか。心の中にロックンロールが鳴ってる限りは、俺は負けないのさ。
失礼する。ズバリ言って俺は、カメラを持った忌野清志郎のフォロワーなのさ。

2012/03/05

Post #478 05/Mar/2012

最悪だ。
休養して現場に戻ると、俺の道具が盗まれていた。
俺は自分の道具には、徹底的にこだわるタイプだ。カメラやレンズと同じだ。自分が飯を食えるのも、この使いなれた道具があってのことだ。泣けてくるぜ。うちひしがれてるぜ。この金回りの悪いときにまったく冗談じゃない。俺の人生、どうしてこんなにいろいろとなんだかんだあるのか、不思議になってくるぜ。まぁ、これも人生だ、ロックンロールだ。そうでも思わないと、やってられないぜ。
失礼する。
Paris

2012/03/04

Post #477 04/Mar/2012

不覚にも、昨日は一日死んでいた。
食って眠って、ひたすらに充電していた。携帯電話とかと違って、人間の充電には、時間と手間がかかる。ブログの更新も一日お休みだった。こんな寝言のようなブログでも、さすがに眠っていては出来る訳もない。
時には、そんな時も必要だ。
昨日はそんなわけで少し暖かくなってきた日差しの中を、連れ合いと少し歩いてみた。
一雨ごとに温かくなってきている。春はもう近い。人生は、こんな日差しの中を大切な人とブラブラするためにあるのだということを、君たちは知っているだろうか?
どれだけ金があっても、仕事が忙しくっても、そんなどうってことのない時間も持てないようじゃ、この人生にどれだけの価値があるのか、わかったもんじゃないんだぜ。
Paris
そうさ、俺達は貪欲で、見たものはすべて欲しくなる。
けれど、すべて欲しがっていちゃ、無限に働かなくちゃいけないんだ。そうこうしているうちに、働くことそのものが目的になってしまう。働いて金を稼ぎ、本当に必要ではないものを買い込むために働くことになっちまうんだ。消費することそのものが目的になってしまうんだ。しかし、どんなに金を稼いで、呑ないものをため込んでも、それをすべてこの世において、何時かは死んでゆかねばならないんだぜ。俺達はこの世界から、何もかも一時的に間借して暮らしているだけの根なし草なのさ。
本当に大切なものは、ほんの少しだ。
それを見失ってはいけない。俺の業界は、異様に離婚率が高いそうだ。未婚率も高い。女性と知り合う機会も少ないし、運良く結婚できても、仕事は夜討ち朝駆け。嫁さんの顔を見ることなんか、週に何日あることかってカンジだ。俺は自分の生き方そのものにも、大いに疑念を感じている昨今なんだ。
だって、おかしいだろう?こんな生き方。
だれもかれもが自分を見失って働いて、自分を見失って流行に踊らされて金を使い、自分を見失って消費する。中毒みたいだ。
一体誰の為に?
もっと自分の主体性を取り戻していかないといけないぜ。この糞ったれな社会をすっかり覆い尽くしている複雑なシステムとやらにからめ捕られて、俺達は息つく暇もありゃしないんだからな。こんなんで本当に生きていることになるのかい?
システムは本来、人間の為にあるはずのものなのに、今ではすっかり人間が社会システムそのものに奉仕して生きている有様だ。システムなんてものは、所詮幻想だ。自分の目で見たもの、耳で聞いたもの、肌で感じたもの、自分の頭で考えたこと。それらをまずは自分の判断の基準に置きたいもんだぜ。
読者諸君、失礼する。そうは言っても今日もまた夕方から、打合せが入っているんでね。これが俺の人生さ。やってられないぜ。

2012/03/02

Post #476 02/Mar/2012

ケータイ電話をぶち壊してしまった。
仕事の最中に、電話をしていたんだ。お客さんの要望を叶えるために必死だった。相手はのらりくらりと言い逃れをしようとした挙句、突然プツリと電話を切りやがった。こいつはいつもそうなんだ。やるべき時にやるべきことをしないくせに、その結果、自分が追い込まれると、すぐに逃げ出すんだ。クズ野郎さ。こんなバカと組んでいたら、ムカつくことばかりでどうしようもないってもんだ。いや本当に。それに俺は突然電話を切られるのは、心底不愉快で大嫌いだ。俺が武士なら、無礼者!と日本刀で切り捨ててしまうことだろう。しかし、残念ながら俺は武士ではないし、斬りつけたところで、相手はでんわですからねぇ。しかし、連日のクレージーな勤務状況による疲労と睡眠不足で、俺の怒りのトリガーは軽くなっていた。すぐに暴発だ。
Paris
俺は、とっくに回線の切断された電話に向かって、切るなって言ってるだろう!と怒鳴りつけると、全身のばねを利かせて、思いっきりその辺に叩き付けた。
その瞬間、誰もが俺の怒りを目の当たりにして絶句し、ざわついていた音がピタリと消えた。
長いこと使ってきたエクスペリアのガラス面には、蜘蛛の巣状のヒビが入り、俺の怒りの激しさを物語っていた。
俺は、普段意識して、滑稽味あるとぼけた人柄を演じているんだ。そう、ルパン三世みたいなノリね。しかし極限の状態で無責任な態度をとられると、怒りのあまりに、普段押し殺している粗暴で破壊的な自分の本性が剥き出しになってしまうんだ。俺は、お客さんに迷惑をかけるのが、大嫌いなんだ。そんなとき、大昔のPUNX魂が常識的な社会人の仮面を突き破って、表に出てきちまうんだ。
しかし、正直後悔したね。痛い出費だった。
こうして昨日の夜は、仕事中何人もの分からず屋と戦い、疲れ果てたのさ。仕事が終わったのは午前6時。家に帰って、斃れるように眠りこけると、目が覚めた時にはすでに夕方4時だった。4時から次の仕事の打ち合わせが入っていたというのに。
仕方ない、これも人生さ、ロックンロールさ。なぁに、なるようになるってもんさ。ケータイだって、新しいのに替えたしな。読者諸君、失礼する。君たちは、俺の様にイイ年こいて感情を暴発させたり、実は大切なものに当たり散らかして、うっかり壊したりしないようにしてくれたまえ。お恥ずかしい話だったな、お粗末様。また会おうぜ。

2012/03/01

Post #475 01/Mar/2012

ただ今、気温14℃。
ひたすらに夜昼となく働き続けて、ふと気が付くと、春はもう近い。のんびりしたいもんだな…、難しいだろうけど。
読者諸君、失礼する。今夜もこれから仕事だ。眠りたくてどうしようもないぜ。
Paris