2012/05/20

Post #539 ちょっと見ないと無くなるぜ

On the Road,Nagoya
仕事の下見で、隣県の鄙びた町に出かけたついでに、連れ合いと一緒に付近のダムにまで足を延ばしたんだ。まさに仕事と称して暇潰しだ。
ココはよく自殺した人の死体が浮いているようなダム湖で、すぐ近くには町長襲撃事件で有名になった産業廃棄物処分場予定地なんかもある。初めて俺が行った頃は、もう10年以上前だが如何にも廃村という味わい深い場所だったが、今では立ち入り禁止となり、更地になっているようだ。そう、木曽川の上流のすぐそばなんで、水質汚染を危惧して産廃処分場の計画は頓挫したのだ。水が汚染されると厄介なことになるのは、最近の利根川水系のホルムアルデヒトの濃度問題でも分かるように、死活問題だ。
さて、どうしてこのダム湖に足を延ばしたかというと、このダムのほとりに骨材プラント跡地という産業遺跡があって、時折見に行っては、毎回同じような写真を撮るってのが、お気に入りのドライブメニューだったからだ。
骨材プラントというのは、ダムを作るときに使用されたプラントで、セメントに混ぜる石つまり骨材を、サイズごとに分別するための施設だ。現在では、高さ20メートルくらいの塔が五本ほど残っており、宮崎アニメに出てくるような不思議な風景を作っていた。なにせ戦争中からダムの建設が始まり、昭和20年代に使用されたと思われる産業施設だ。周囲は緑豊かな山そのものだ。忘れられたようにひっそりと佇み、味わい深いッたらなかった。
しかし、何年かぶりに訪れると、それらの塔は一本残らず無くなっていた。ご丁寧に、とうの立っていたところには、土台だけ真新しいコンクリートで補修してあった。ある意味シュールだ。コンクリートの土俵のようだ。
近所の関電の事務所のおじさんに聞いたところ、今年の3月に老朽化を理由に取り壊されたんだそうだ。まったく、ちょっと見ないと無くなるもんだ。これだから、写真を撮っておかないといけないと、再認識したってもんだ。
その写真は・・・、どっかにあったはずなんだが、見つからないんで、そのうちまた見つかったらお届けしよう。結構イイ雰囲気あったのに。残念だ。

読者諸君、失礼する。明日は日食を見ないといけないから、とっとと眠ることにするぜ。

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