2012/08/01

Post #602 ふと思い出す金子光晴

車を転がしながら、金子光晴の『愛情60』という詩を思い出した。

  人が戀しあうということは、
  あいての人のむさいのを、
  むさいとおもわなくなることだ。

  もとより人は、むさいもので、
  他人をむさがるいはれはないが、
  じぶんのむささはわからぬもの。

  じぶんのからだの一部となつて、
  つながつたこひびとのからだを
  なでさすりいとほしむエゴイズム。

  じぶんのむささがわからぬ程に
  あひてのむささがわからねばこそ、
  69(ソアサンヌフ)は素馨(ジャスミン)の甘さがにほう。
Osaka
言いえて妙だよな。Soixante-neuf はもちろん、あのシックスナインという奴だ。
俺が生まれた年も69年だがね。何ということはないけれど、ふと身近な出来事から連想して、運転しながら、思わずニヤリとしちまったぜ。人を愛するってのは、そういうことさ。
読者諸君、失礼するぜ。また会おう。 

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