2012/08/26

Post #609 写真×パンクロック もしくは写真の金玉

Kyoto
お盆を過ぎても、クソ暑い。海じゃクラゲが湧いてくる頃だというのに、いったいどうなってるんだ?
赤道直下のシンガポールのほうが、よほど涼しかったぜ。
俺はちびまる子ちゃんの舞台になった清水に仕事で来ている。例によってビジネスホテル暮らしだ。日本のいわゆるビジネスホテルってのは、つまらないこと限りない。どこも同じだ。記憶にサッパリ残らない。そんなもんさ。
で、明日は現場が休工日なんで、俺は暇を持て余していた。写真を撮りに出歩こうか?いい雰囲気の飲み屋があったら、久々に一杯、キンキンに冷えたジンなんかにありつくのもいいかもしれないなぁ。イカシタおねーさんが怪しい瞳で俺に微笑みかけたりするのさ。きっとケツの毛まで抜かれちまうだろう。たまらないぜ。
が、ココ清水にはそんな雰囲気もない。とっくに現地調査済みだ。さすがは日本中の子供たちを魅了してやまない『ちびまる子ちゃん』の舞台だけある。そこら辺の爺さんが友蔵に見えてくるってもんだ。健全だ。健全きわまる。人間が人間らしく生きるためには、多少の悪徳も必要だというのに。
致し方あるまい。
最近余りの反響の無さになんだか情熱を陰らせているブログでも久々に更新してみるとするか。
今日もクソ暑かった。俺の働く工事現場には、当然クーラーなんて気の利いたものはありはしない。それどころか、風の通るような窓すらない。劣悪な労働環境だ。昭和なカンジだ。しかも、今日は思いっきりの肉体労働だった。疲労困憊だ。若いときに怠けていた報いを、今こうして受けているのだ。ざまぁみろ。
あぁ、脱いだ衣服から悲しくなってくるような臭いが漂ってくる。しかし、写真のような女性の場合は、そんな臭いどころか、きっと甘やかな匂いが漂ってくることだろう。素晴らしい・・・。俺はいくつになっても女性には幻想を抱いていたい。真実が残酷だとしてもね。
強い光が、輪郭を溶解させるような写真は、それはそれで好きだ。
その瞬間の光の強さが、生理的に感じることができる。光の熱さすら、思い出してしまう。それは遠赤外線だろうか。モノクロ印画紙は赤色光線には感光しないはずだがなぁ。
色彩豊かで、上手でキレーな写真に興味のある方は、納得いかないどころか、ご不満かもしれないな。いや、その手の向きは、はなっから俺のことはスルーだろう。いや、スルーちゅうのは、目には留まってるということなので、俺のような映像的クズ拾いのことは、見つけることすらできないだろう。写真の世界のアリですらない、水虫菌のようなものだ、クソっ!
まぁ、このあたりに、俺のやる気を減衰させる要因が潜んでいるのだが、今それをぐだぐだいっても始まらない。今は、このハイキーな写真の話しだ。
時折出現するハイキーな写真は、俺自身も最初はどうにも納得がいかなかったんだが、何時しかそれはそれとして受け入れることにした。
自分の暗室技術の未熟さと根気の無さによる結果を、むしろ一つの個性として俺は受容したんだ。
そこに、写真におけるパンクロック魂が見え隠れするわけだ。
つまり、3コードしか弾けなくても、OK。
音痴でも、がなってるだけでもゼンゼンOK。
ルールや世間の価値観なんか無視してやりたいようにやってOK!
欠点を受け入れることで、自分の個性とするという大胆な発想の転換。ポジティブシンキングだ。
フレーミング、テキトーでOK!
アレ、ブレ、ピンボケ、全然OK!
プリント、下手糞で真っ黒、真っ白でOK!
肖像権、無視でOK!
色?コダックのリバーサルが無くなった時点で、無くてもOK!
カメラ、ホントのところは写るんですで充分!しかし、それでは舐められるのでもうちょっとまともなものを使っておくことにするか。
むしろ、誰が撮ってもお上手に写真が撮れるようなカメラがジャンジャン市場に出回っている今だからこそ、天邪鬼な俺にはこのスタイルが似合ってるというものさ。
そう、誰が撮っても撮れるんなら、俺じゃなくってもイイんだからな。
俺がそんな写真を撮ってみたって、まったくのところ去勢された馬みたいなもんだ。物足りないったらありゃしないぜ。
正直言って、俺は俺の写真が大好きなんだ。毎日見ていても飽きることが無い。
去勢どころか、写真に金玉がぶら下がってるように感じるぜ。
それはどんな感じかって?
頭の中で、ウィリアム・クラインとジョニー・ロットンという二つのタマタマがブラブラ揺れながら、一つの袋に入ってセッションしているような感じだよう!
そういえば、ストーンズの『メインストリートのならず者』のジャケ写真はロバート・フランクだったなぁ。あれもよかったな。いかん、また脱線だ。

写真×パンクロック

ふとそれこそが、自分の原点だと思いつくわけだ。だから、巧くなくていいのさ。そういうのが好きな人には、もっと上手い人たちがキレーな写真を撮っているだろう。ブブ漬けでも食って、さっさとそっちに行っておくれやす。そもそも俺は女子供が喜ぶような写真を撮る気ははなからありゃしねぇんだ。はなからちょうちんさ。
思い出した。俺は俺の好きな写真を撮りたいだけなんだ!はなから自己満足じゃないか?まいったなぁ。

読者諸君、余りの暑さと反響の無さにすっかりやる気を喪失しているこの俺に、励ましのコメントでもくれないか?あぁ、ただしいつものホモはくれなくっていいぜ。俺のケツを貸してやる気はサラサラないんだ。俺はこの写真を見ても分かるように、女好きで通ってるんだ。
明日は暇潰しに静岡にでも行ってみるかな。失礼する。

3 件のコメント:

  1. >正直言って、俺は俺の写真が大好きなんだ。毎日見ていても飽きることが無い。

    私もそうです。
    写真はあなたよりさらに下手かもしれませんよ。
    だって私はブログ村の「スナップ写真新着記事」で目に付いた写真だったからここへ来たんですよ。
    心に引っかかる何かがあったってことです。

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  2. おーくまさん、ありがとうございます。
    時流に逆らった写真道を歩いていると、手応えが感じられず、写真を撮っても撮らなくても、一緒なんじゃなかろうかという、確信の揺らぎに襲われます。
    そんなとき、自分自身に言い聞かせるように、自己肯定を展開してみます。やはり、自分は自分の写真が好きだし、自分にはこれ以外のスタイルなんてないんだと、思い知ります。
    どこか心にひっかかる、決して上手くはなくても、心に刺さった小さな棘のように、印象に残る写真を撮りたいものです。ありがとうございます。

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  3. てか、おーくまさん、本職じゃないですか!
    しかも、中古カメラ好きなら知らぬ者無しのアル研のメンバーだったこともあるって!
    謙遜しすぎでしょう!僕なんかアサヒカメラの月例にすら送ったこともないし、自分の写真で一円たりとも稼いだことのないただの道楽者、しかも下手の横好き…、それなのに『写真はあなたより下手かも知れませんよ。』って、恐縮です。
    また、気が向いたら覗いてやってください。ありがとうございました。

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