2013/04/30

Post #799 Essaouira,Morocco 三発目

Essaouira,Morocco
くどいくらいにこのシリーズをお送りしよう。
読者諸君、失礼する。

2013/04/29

Post #798 Essaouira,Morocco 二発目

Essaouira,Morocco
アフリカ大陸の西岸、日本人の姿の見えない世界の涯のようなところで、ひっそりと鉄板焼きの店なんかやりながら、生きていくことを夢想したりするのは、これはこれで楽しいものです。アラブ人やベルベル人、マリ人なんかと混じって、ヨーロッパからの観光客に、採れたてのエビだの魚だのを鉄板で焼いて売りつけ、ささやかに生きていくってカンジです。
アベノミクスも、暴走老人も、在特会も、原発事故も、少子高齢化も、遠い遠い世界の話しとして、大西洋の潮風に吹かれて、人知れず年老いていく。そんな人生も乙なものかもしれません。
まぁ、難しいだろうし、すぐに退屈しちゃうだろうけどね、俺のことだから。

2013/04/28

Post #797 Essaouira,Morocco 一発目

Essaouira,Morocco
昨日のプリントからまずは一枚。
大西洋に面したモロッコの港町、エッサウィラだよ。世界遺産だそうだ。
やたらとカモメが飛んでいた。俺の人生で、こんなにカモメが飛び回っているところは、見たことが無い。とんでもなく美しい街だ。
君も機会があったなら、ぜひ行ってみるとイイ。

読者諸君、失礼する。明日もこの続きで行くつもりだ。

2013/04/27

Post #796 やはり、プリントはイイもんだぜ

Paris
今日は、本当に久しぶりにプリントしてみた。およそ30数カット。
モロッコの港町、エッサウィラとシンガポールをそれぞれフィルム一本づつだ。
贅沢な時間だ。生きてるって実感するぜ。ここんところの鬱屈も、すっかり忘れて打ち込めるってもんだ。それに何よりプリントしながら、旅の一コマ一コマを、ディテールを、ゆっくり反芻するように思い出して、味わっているのさ。楽しくないわけがないだろう?
印画紙の上に、ゆっくりと黒い粒子が浮かび上がり、像を描き出してゆく、あの瞬間の慄きと、思い描いた通りに仕上がった時のグッとくるカンジは、やってみないとわからないぜ。
きっと脳内麻薬が出まくってるに違いない。
いつだって、始めるまではおっくうで、面倒臭いといったら、これ以上面倒なものはない。
事実今日だって、プリントするために、洗濯をし、掃除をしまくって、可能な限りホコリを取り除いた。で、家の中がすっかり片付いてから、薬品の調合をして、さらに引伸機を洗面所暗室にセットしてと、うんざりするほどの準備が必要だったんだ。そして、プリントした後の印画紙の水洗と水切り。全てが終わったのは、まだほんの30分ほど前のことさ。いや、今時こんなのありえないだろうってくらい、面倒臭いッたらない。どうして印画紙が売れないのかがよくわかるぜ。掃除が嫌いなら、デジタルで行くしかないでしょう?
けれど、俺はやめられない。やめるつもりもさらさらないしね。
なんてったって、デジタルの写真じゃ、俺の写真って気がしないからね。一枚一枚、気難しい職人の焼くせんべいのように、丹念に焼き上げて、初めて俺の写真だよ。
今、乾かしてるんだ。明日くらいから、おいおいお見せできるだろう。
やれる時にやっちまうぜ。なにしろ、俺はこう見えて結構忙しいんだ。ご存じのとおり、働き過ぎて鬱病とかになっちまいそうなくらい忙しいんだ。現場が無くても、請求書をジャンジャン作って送らなけりゃならない。振込だってしなけりゃならない。やっと一息ついたと思ったら、次々と仕事の話が舞い込んでいる。そうすると、また打ち合わせだ。
俺はそんなに勤勉な男じゃないのに。まったく、冗談じゃない。プリントするヒマがありゃしないんだ。やってられないぜ。
読者諸君、失礼する。

2013/04/26

Post #795 へらへら笑うしかないぜ!

Marrakech,Morocco
俺が追突した男は、タクシー会社に勤務する爺さんだった。
やたらと誠意、誠意とのたまっておいでだった。誠意を見せれば、自分も働かなければならないので、人身扱いにせずに、物損で処理してくれると、随分と話の分かることを言っていた。
誠意ねぇ・・・。こいつが曲者だ。
俺は追突した次の日、爺さんに電話をかけたんだ。すると、警察に行って、人身ではなく物損で処理してくれるように届けを出してくれたというのだ。サンキュー、爺さん。俺も車を転がして働かなけりゃならないでね、助かるよ。感謝しま~ス!
俺は爺さんの言う『誠意』とやらを見せるために、クソ忙しい合間を縫って、近所の和菓子屋で菓子折りを買い求め、車を飛ばして爺さんの家に赴き、謝罪と感謝をかねて挨拶してきたんだ。
爺さんは『物損で処理するつもりだから、今後はもう電話なんかもかけてくれなくてイイ』と、これっきりにしたいという意思を伝えてきたんだ。やれやれ。
しかし、この爺さんが俺をうんざりさせたのはそこからだ。
俺が夜の仕事に出撃するために、一旦家に戻った途端に、この爺さん、電話をかけてきやがった。で、餅がのどに詰まったみたいな勢いでこう言うんだ。
『物損にすると、保険会社から休業補償も、検査のために行った医者代も貰えないんじゃないかと人に言われたんで、やっぱり人身で処理してもらうようにする!』だとさ。
おいおい、なんだよそれは?
俺は保険屋じゃないんで、それで爺さんに銭が払われるのかどうかはっきりしたことは言えない。もう保険屋も閉まっている。だから、この重大な問題を速やかに確認することもできない。
『いやいや、それに関しましては、私の方でですねぇ、一度保険屋さんに確認して、そちらに連絡させるようにします』って言うので精一杯だ。
気持ちは分からないでもない。
しかし、俺だったら一度約束したことを、ものの20分でひっくり返すなんて恥ずかしい真似はできないぜ。一度吐き捨てた唾を呑みこむようなもんだ。男として、恥ずかしいったらありゃしないぜ。まぁ、車をぶつけたのは俺なんだけどね・・・。
まぁ、爺さんはきっと今まで、そうやって周りの意見に流されて生きてきたんだろう。仕方ない。ニンゲンには2種類ある。自分を持ってる奴と、自分を持ってない木偶人形のような奴の二つだ。後者のような人間に付き合っていると、不愉快な目にしか合わない。そういうもんだ。
しかしなんだなぁ、一体ぜんたい、爺さんの言う誠意っていうのは、なんだったんだ?
それとも、菓子折りの中身が口に合わなかったのか?
いっそ、犬のクソでも包んで持って行ってやればよかったぜ!
で、今朝布団からはい出して早々に保険屋に電話をかけてみた。担当者にその旨を伝えると、担当者は『おかしいですねぇ、物損で届けていただいても、補償はしますよって言ってあるんですが』と困惑しきりだ。
仕方ねぇよ、自分の意見の無い爺さんなんだから。
で、保険屋が相手に電話をかけたうえで、俺に電話をかけてきた。
すると、さらに驚いたことに、補償されても、年齢が年齢なので、医者に通うことにするんでどっちにしろ人身で行きますとこきやがったんだとさ!また話が変わってるぜ。もう笑うしかないぜ。どうやら、自分の勤めるタクシー会社に入れ智慧されたようだ。
これだから、タクシーの運転手ってのは、信用ならねぇよ。
まったく、誠意が聞いてあきれるぜ!
よし、こうなったら俺、免停だ。望むところだ。面白れぇじゃねぇか。たっぷり休みを取ってやるぜ。
かなりイラッとしたんで、俺は保険屋さんにこう注文してやったぜ。
『この手の人間は、まわりの声に流されて、むしり取れるもんはむしり取ったほうが得だってノリで、休業補償とか水増しして請求してくるに違いないから、ビシビシ厳しく査定して、焼け太りするようなことが無いように、しっかりやってください!』
しかし、この爺さんの言ってる誠意ってのは、いったいなんなんだ?その気もないのに、誠意を見せて欲しいなんて言うもんじゃないぜ。ぶっちゃけて言うならば、どうせ、金の話しなんだろう?
不誠実な人間にも、誠意を持って接するのは、何だか誠意の安売りみたいで、嫌になるぜ。
俺は言いたいぜ。最後に言わせてくれよ、なぁ、イイだろう?

こんちきしょう!菓子折り返してくれよぉ!

読者諸君、失礼する。日々人間に対して絶望を深めている俺さ。

2013/04/25

Post #794 うんざり

Paris
生きているのは、面倒なことばかりだと、痛感する今日この頃だ。
とはいえ、今からまた車を飛ばして出撃しなくてはならん。今日も朝から働いていたにもかかわらず。
あぁ、面倒だ。泥のように眠りたい。そうしていっそ、目が覚めないんなら、それでもイイかと思えてくるほどだ。
ポンコツな連中と付き合うのも、うんざりだ。
愛想笑いを浮かべて、事なきを得るのも、うんざりだ。
心身をすり減らして働いて、小銭を稼ぐのも、うんざりだ。
理不尽なことばかりがまかり通る世の中にも、うんざりだ。
毎日まいにち、三度の飯を喰らうのも、大儀なことさ。
自分の好きなことだけして、太く短く生きることができたなら・・・。
誰しもそう思う、だけれど、人生はそうそう虫のイイものじゃぁ、無いわな。
さてと、どうにも億劫だけれど、小銭を稼いでくるとするか。
読者諸君、失礼する。

2013/04/24

Post # 793 Accident

Paris
またもや、追突してしまった。
渋滞での追突だから、大した事故じゃないけれど、ここ半年で2回目ともなると、さすがに落ち込む。仕事のし過ぎで集中力がなくなってきているんだ。
はっきり言って、俺、もう、限界なんだ。
明日一日、仕事をしたら10日ほど仕事を休もう。ちょうど世間はゴールデンウィークになるじゃないか。丁度いい。どこか霊験あらたかな神社で、車の御祓いをしてもらうことにしよう。おとなしく家でプリントでもしてることにするぜ。
読者諸君、失礼する。

2013/04/23

Post #792 Street Lingerie Shop In HongKong

HongKong
香港の路上のランジェリーショップ。
まったくもって、ロマンチックのかけらもない。なにしろ、ビーチサンダルだからな。
読者諸君、失礼する。

2013/04/22

Post #791 最近俺、忍耐力がついてきたよ!

Bruxelles
仕事で不愉快きわまることがあった。
不愉快なことはいつものことだ。しかし、不愉快きわまることはごく稀にしかない。何があったかは言わないし、言っても仕方ない。君たちには何ら関係の無いことだ。
しかし、日本のサラリーマンのおっさんには、クソみたいな人間がいるということを、嫌という程見せつけられた。自分の言葉に、何の責任も負わず、言いたい放題間違ったことを言ってのける。ほとんど、罵倒する勢いでだ。
そして、自分の非が明らかになっても、謝ることもしない。
何事もなかったかのように、平然としている。
俺のカミさんの推計によれば、そんなクソみたいなオッサンは、日本中に1000万人いるだろうってことだ。そんなに少ないのか?俺には3000万人くらいいるんじゃないかって実感があるぜ。
俺は、腹の中が怒りで煮えくり返っている。図面を握りしめる手には、リンゴをジュースに出来そうなほどの握力が込められている。そのまま、そいつの顔にめり込ませてやりたいほどだ。つま先に鉄芯の入った安全靴を、減らず口に蹴り込んで、その歯を全て叩き折ってやりたいほどだ。そいつの口を、血塗れの穴にしてやりたい。二度と舐めた口がきけなくなるように。
しかし、俺はこう見えても大人だ。何でもなかったような顔をして、そうですかとその場を切り抜けよう。
高校生の頃なら、躊躇せずやっていたかもしれない。俺はあの頃から、そんな大人を軽蔑し、毛嫌いしてきた。ちくしょうめ!せいぜい会社っていう小さな村社会での出世を気にしてるがいいさ。そんな人間性じゃ、あんたの人生、課長どまりさ!毎週毎週、週刊ポストか週刊現代でも読んで、毎朝毎朝、日経読んで世の中のことがわかってるような顔をしてるがいいさ!
ケッ、小さな人間だ。小さすぎて話しにもならねぇ。
虫けらを叩き潰すように、叩きのめしてやりたい。
しかし、44歳にもなったら、我慢も必要だ。第一、自分の内なる声に従っていたら、とっくに刑務所行きか、自殺してるだろう。
抑えるんだ、俺。
俺の目は、怒りに染まっている。血走り、眉間には皺が寄り、唇は噛みしめられ、歯型が刻み込まれている。激しい怒りのあまり、目の奥が痛くなってきた。脳溢血になりそうだ。

一つだけ言えることは、俺は生涯、そいつの勤める会社の商品だけは、絶対に買わないってことだ!
自分とこの商品の収まりすらわからないような奴が、デカい顔をしているデカい会社だ。
憶えてろよ、バカヤロー!
俺は生涯、今日のことは忘れないぞ!

読者諸君、失礼する。 

2013/04/21

Post #790 SEX SHOP IN PARIS

Paris
心が倦み疲れているので、今日はこれだけ。人生は、いつだって思い通りにはならない。
まぁ、それでこそ人生だ、ロックンロールだ。
読者諸君、失礼する。

2013/04/20

Post #789 女と車と携帯電話

Istanbul,Turk
思わせぶりなタイトルだけれど、別に深い意味はないんだ。
ただ写っているモノを、列記しただけ。そこに意味を見い出したり、物語を想像して楽しんだりするのは、君たちの役目さ。例えば、そうだな・・・。この女性は子供からのメールを受け取って、子供の塾まで迎えに行くため、車に乗ろうとしているところとかどうだ。
凡庸だな。ロマンスのかけらもない。まぁ、大方の人生って凡庸なもんだがね。
う~む、この女性は不倫相手からのメールを受け取って、メールによって指定された密会場所を確認し、車に乗って出かけるところだ、というのはどうだ。
これも凡庸だな。
読者諸君、各々自由に想像の翼を拡げて、ばっさばっさとはばたかせておくれよ。
まぁ、写真と言うのは、撮るだけで人生が記される。それは、出来たら被写体の人が素の時がイイんだよね。かしこまってたり、思いっきりカメラ目線でピースとかって、俺にとっては悪夢のよーな写真だよ。
さて、俺はこの写真に写った車のボディーの光沢がお気に入りなのさ。
ほとんど真っ黒に焼き潰された車のボンネット。そして、そこに反射して写り込む光。
ヌメッとした黒が、生理的に大好きだ。
写真なんて、そんなもんさ。
読者諸君、失礼する。俺は今日も不如意不本意な仕事の顛末に、うんざりしている。そして、御苦労の連続のくせに、バカみたいに安い。俺は自分の生業に、倦み疲れているんだ。
あぁ~、そろそろ温かくなってきたし、本腰入れてプリントしたいよ。俺のプリントしていないネガからすれば、今までのは、まぁジャブってところか。

読者諸君、失礼いたす。御機嫌よう。 

2013/04/19

Post #788 Two Hanging Boots

Paris
読者諸君、本日は写真のみ。
あんまり毎日、長広舌だと、君も疲れちゃうんじゃないかい?俺も疲れちゃうぜ。なんせ、俺は年寄りだからな。

2013/04/18

Post #787 世知辛い世の中

HomeTown
世知辛い世の中でござる。ネット上で、生活保護の受給者が、生活保護を元手にパチンコをするのはけしからんという記事を見て、やるせない気持ちになった。どこやらの市議会では、そういったことに生活保護費をつぎ込んでしまう受給者に対して、厳しい処置をとることを、共産党の市議一人を除いて、ほぼ満場一致で議決したという。昔の百姓の五人組制度みたいに、市民からの通報を求めるとかいう内容だったように記憶している。で、通報があったら、生活保護の減額だか打ち切りだかか?それが正義か?
確かに、不正受給していた暴力団構成員の話しなんかはよく目にする。しかし、それとこれとは訳が違うだろう。
果たして、それが正義なのか?
どこか、心に風が吹く。
政治なんかに携わっているニンゲンってのは、多かれ少なかれ、生活に余裕のある方々に違いありません。そういった方は、きっとパチンコなんかしないんでしょうよ。あぁ、俺もしませんがね。高校生の時に、一度こずかいをつぎ込んでやってみたら、何をどうするかもわからないうちに、一瞬で亡くなってしまったので、以来阿呆らしくて近寄る気にもなりません。
けれど、世の中には、パチンコなりなんなりやらねば、こんな人生やってられねぇって方も大勢いらっしゃるのでしょう。
さて、いつ何時、自分が生活保護のお世話になるかもしれないというのは、俺が永年抱いている密かな懸念だ。人間、一寸先は闇なのだ。自分がそんな境遇におちいることが無いともいえない。
かつて、生活保護を受給している年長の知人がいた。足の筋肉が冒される奇病にかかって、働くことが困難になったのだ。今ほど生活保護に対して喧しくない時代だったが、結構いろいろと市役所から嫌味を言われていたようだった。
しかし、パチンコがダメだというなら、飲酒や喫煙はどうなんだ。自動車は確か所有できなかったはずだ。ベントマンののり弁はいいけども、宅配ピザはダメなのか?水は買ってもいいけれど、コーラを買っちゃいけないのか?AMラジオはいいけれど、TVは贅沢なのか?固定電話は良くて、携帯はダメなのか?生活保護を受けていたって、どうしても生理的要求で風俗に行きたくなる奴だっているだろう?それはダメなのか?
生活保護を受けていたら、趣味も持てないのかよ?米と水だけで、隙間風の吹き込むようなあばら家で、雨露しのいでさえいればイイってのかよ?国内難民だな、まるで。
ふん、バカバカしい、そんな風にお上に規制されるくらいなら、とっととくたばっちまった方が、人間として尊厳のある生き方だって思えてくるぜ。世の中、人の褌で相撲を取ってる奴なんてゴマンといやがるくせに、なんだよ。
イエス様だって、人はパンのみにて生きるにあらずって、言ってるだろう?
石原慎太郎が無効だと怪気炎を上げている我が国の憲法には、全ての人間は健康で文化的な生活を営む権利を有するとか言ってあったように思うが、生活保護受給者=パチンコするなという話は、世間の皆様の納めた税金から生活保護を頂戴しておいて、文化的もへちまもあるもんかという、暴論に発展する萌芽を秘めていそうで、嫌な気分になる。
この問題の根底には、働かざる者、食うべからずという暗黙の掟があるように感じる。
色々な事情があって、働くことの出来ない、自活できない人間を、社会の厄介者、お荷物、穀潰しとみなしているような気配を感じる。人間、何時なんどき自分自身がそうなるのか、わからないにも関わらず。
さて、俺がもし生活保護を受けているとして、フィルムを買い、印画紙を買い、写真をプリントなどしていると、きっと世間様のお情けで何とか生きている穀潰しのくせに、写真を撮って、プリントするなんて、太てぇ野郎だってんで、あっと言う間に生活保護は打ち切られちまうんだろうよ。
生きる屍のように、ただ生きてるだけはサミシーものさ。
まぁ、正直に言って、この不景気でも金もってる奴は腐るほどもってやがる。そして、景気対策の名目で、富裕層の税金はどんどん安くなってる。結構なことだ。で、金を持ってることで威張り散らしてる。けれど、高額納税者にはなりたくはないんだぜ。何とかして税金を減らすために、政治家のセンセーご自身が、頭をひねってあの手この手だ。景気対策と言えば何でも通るご時世だからな。そして、高い金を使って専門家を雇い、一円でも税金を減らそうと躍起になっている。

そして、金持ちは政治家のセンセーと仲良しで、自分たちに都合のいい税制を作ってもらい、貧乏人は今日のささやかな食事の材料にまで、しっかり税金がかけられ、小さくなって生きるしかないってことだ。金持ちは、税金が上がれば、海外に資産を移し、儲かってる会社は海外に移転する。貧乏人だけが、どこにも逃れることもできず、小作人のように朝から晩まで働いている。働けなくなった貧乏人は、社会から無用な存在になったように邪険に扱われる。憂さ晴らしにパチンコぐらいしたって、悪くはないと思うぜ。

俺から言わせれば、税金の出口でちょろまかすのも、入り口でちょろまかすのも、変わりはないのさ。ただ、金持ちは入り口でちょろまかし、貧乏人は出口でちょろまかす。そして、貧乏人のちょろまかしは、すぐにばれちまうが、金持ちのちょろまかしは、巧妙でなかなかばれないんだ。それどころか、いつの間にか合法ってことになってるんだから恐れ入るぜ。
俺は、この偽善たらたらの無情の世界にうんざりしてるんだ。

読者諸君、失礼する。今日もまたこんなことを言うと、叱られたりしそうだが、また言っちまった。なに、俺のブログが炎上する心配はサラサラないぜ。何故って、ほとんど誰も読んでないんだからな。君たちだけだよ。

2013/04/17

Post #786 こういう事を言うと叱られそうだけど、うわぁ言っちまった!

Tokyo
ボストンで、テロがありましたね。
”愛国者の日”という祝日に行われた、ボストンマラソンのゴールでのことでした。
3人の方が亡くなり、多くの方が傷を負いました。その惨状は目を覆いたくなります。
お見舞い、お悔やみ申し上げます。
犠牲者は世界中に公開され、多くの方々がその死を悼んでいらっしゃいます。

しかし、この21世紀に入ってから、この糞ったれな世界ではテロが相次いでいます。
圧倒的な武力を持つ覇権国家に戦いを挑むには、テロしか手段がないのだろうと推察しております。もちろん、テロを称揚したり、美化したりする意図は、当方まったく持ち合わせてはおりません。デリケートな問題なので、誤解の無いようにお願いしたいものです。
今もなお、アフガニスタンで、イラクで、アフリカで、インドで多くの民間人の方々が、テロによって命を失っております。
また、民間人がテロリストと間違われ、爆撃を受けて命を失うという悲劇も、頻発しています。結婚式の祝宴が、テロリストの集会と間違われて爆撃され、新郎新婦はもちろん、多くの参列者がぶっ殺されてしまったという悲劇も耳にしたことがあります。
かけがえのない家族を、理不尽な暴力によって奪われてしまったしたら、人種や宗教に関わりなく、誰だって悲しみのどん底に突き落とされ、やり場のない怒りに打ち震えることでしょう。ほんの少し、想像力を使って、被害者の方々の身になってみれば、分かることだと思います。
もう一度、ボストンでのテロの犠牲者をお悔やみします。
しかし、TVやネットでろくに報道されないだけで、この世界中で、自爆テロなどの惨事による犠牲者は、後を絶ちません。そして、今やそういったニュースは新聞の国際欄の片隅に、ちょろりと記されるだけです。まるで、途上国で起きるテロの話題など、日常茶飯事でニュースにもならないとでもいうような雰囲気です。
30人死んだって、死者の名前なんて、報道されることもありません。死んでいった方々は、単なる数字に還元されてしまっておるわけです。で、ふーん、で終わっちゃうわけです。
単に生まれた国が違うだけで、肌の色が違うだけで、文化が違うだけで、どうしてこう違ってしまうのでしょうか?
私には、どうしても納得いきません。
ボストンのテロによる犠牲者を貶める意図はもちろんありません。
ここんところ、くれぐれも誤解の無いようにお願いいたしますよ。FBIや公安委員会なんかに、不穏な人物だなんて思われたくありませんので。アメリカに行く機会があった時に、アメリカ社会にとって、好ましくない人物として入国拒否されるのは、ゴメンですから。
私の言いたいことは、実にシンプルで簡単なことです。
人間の経済的な価値にはピンキリあれども、人間の持っている命の価値にはピンキリはないはずでしょう?ということです。
アメリカでテロによって命を奪われた方々も、途上国でのテロで、名もなく虫けらのように命を奪われたいった人々もまた、愛する人がいて、夢を持ち、今日よりよい明日を願い、日々を必死に生きていた同じ人間であり、両者の間に、本質的には何ら差異などありはしないということが言いたいだけです。
不愉快に思われた方がおいでになったなら、謝ります。
けれど、この天と地ほどの差別を、当たり前のこととして受け入れることは、私には到底容認できません。私は、全てのニンゲンには、健康で文化的な生活を送る権利があると信じています。
それは、永い永い暗黒時代を経てきた私達人類が、やっと掴みかけた、比較的新しい考え方かもしれません。
もちろん、そのような共通認識を持つに至っていない社会に暮らしている人々も、この地球上には多くいらっしゃることは理解しているつもりです。
難しい問題です。しかし、難しいからといって、考えることや、死者を悼むことをやめたくはありません。そして、この世で唯一絶対な死の前では、人種や国家、宗教や民族、財産や知識の多寡などは一切かかわりなく、人はただの人として、完全に平等です。
今回の事故の報道を見て、どうにも腑に落ちず、自分独りが飯を食っていくだけで、苦労の絶えない小市民の私、自らの立場も顧みず蟷螂の斧、自らが思うところを述べてみた次第であります。
まぁ、天邪鬼の愚痴みたいなものなので、どうぞお構いなく。また、バカがほざいていやがると、鼻でお笑いください。
読者諸君、失礼する。

2013/04/16

Post #785 視線

Barcelona
意味ありげな男の視線の先には、いつだって女がいるものだよ。
読者諸君、失礼する。

2013/04/15

Post #784 A Pressman In Marrakech

Mr. Pressman in Marrakech
マラケッシュの宿から、宿の番頭のような立ち位置のハキム青年の道案内で、フナ広場へ向かう道すがら、道端でおばあさんがハリーラというスープというか、薄いおかゆのようなものを売っていた。朝は結構肌寒かったので、道端で湯気を立てている寸胴鍋の湯気に引き寄せられるようにして、一杯所望した。旅先では、現地の人の食っているモノを、極力食べるのが、俺の基本方針だ。
そうじゃないと、分からないことがたくさんある、ような気がする。
ハキムによれば、外国人が道端で売っているようなハリーラを食べることは、あまりないんだそうだ。ふむ、好奇心が足らないぜ。少し塩味の薄い粥といった風情だ。ガイドブックに載っているハリーラはもっといろいろ入っていたようだが、庶民の皆さんの食べるのは、まぁ、こんなとこだろう。
病人食みたいな印象が残っている。けど、うまかったなぁ。日本人向きだろう。
その辺の家の扉の前に佇んでいるおっさんたちも、ハリーラをすする俺を珍しげに見ていた。
一緒にハリーラをすすっていたおっちゃんは、マラケッシュでも有名な新聞記者のおじさんだったそうだ。ハキムに紹介されて挨拶し、握手した。そして、その意志の強そうな新聞記者のおっちゃんの写真を撮らせてもらったという訳さ。
おっちゃん、元気にしてるかなぁ。

2013/04/14

Post #783 いつか、旅の果てに

Morocco
昨日の夜中、NHKの教育テレビで、何年か前にやっていたアジア語楽講座っていう、語学番組を見ていた。バリ島でインドネシア語、イスタンブールでトルコ語。どちらも懐かしい。
もう一度、行ってみたいもんだ。

いつの日か、どこか旅の途上で、ふと疲れを感じ、道端に座り込み、少しだけ目を閉じて眠るつもりで、そのまま目を覚まさない。そんな最後を迎えられたら、自分としてはサイコーだ。

しかし、これって傍から見れば行き倒れってことになるんかいな?後始末がいろいろと厄介だろうけど、自分が死んじまった後のことなんか、心配したって仕方ないよな。どうだっていいさ。
ちょっと、そこらに棄てといてくれたら、それでいいさ。

しょせん、死ぬのはいつも他人ばかりさ。自分が死ぬ時のことなんか、自分自身は消えていくんだから、感じることすらできはしないんだからね。
読者諸君、失礼する。

2013/04/13

Post #782 Au Eglise de La Sainte Trinité

Paris
スポーツ指導者による、暴力が頻発している。
そんなのは、俺の子供の頃にもあった。おかげで、俺は体育会的なメンタリティーが好きになれない。自分に言い返すことや殴り返すことのできない、弱い立場の子供たちに、暴力や暴言をふるうなんて、イカしたおとなのすることじゃ、ないね。
読者諸君、失礼する。

2013/04/12

Post #781 路上の男たち

Bali,Indonesia
おっさんたちは何を見てるのか?興味津々だ。
読者諸君、失礼する。

2013/04/09

Post #778 久々にカメラを買ってしまった・・・

まいどおなじみのCONTAX T3、3台目
またカメラを買ってしまった。久々だ。またまた、コンタックスT3だ。
俺にとって、これに勝るカメラは、無い。
今まで、黒が2代続いたので、今回はシルバーだ。
美品だ。ほとんど使った形跡がない。俺のT3なんて、2台とも黒の塗装が手ずれして、ところどころ、色もはげちょろだ。人間のはげちょろはカッコ悪いが、黒のカメラの塗装の禿げは、いかにも使い込んでる感じ画むんむん漂って、イカす。下地が真鍮色なら、カッコよさ倍増だ。
今時はやりのカメラ女子には、この感覚わかるまいて、ふふふ・・・。
去年の12月から、馴染の店にずっと取り置きして寝かせてあったのだが、昨日プリンターのインクを買いに行ったら、お世話になってる店長が明日から転勤というので、せっかくだ、カード麻酔で購入だ!という、唐突ないきさつだ。いつかは買わねばならなかった。いつ買うか、今でしょう!と言ったところだ。
金の算段は、おいおい考えるとするか。
随分昔、家の前で。今は亡きKODAK E100VSの色彩のえぐいこと!サイコーだ。
読者諸君、失礼する。現場の収まりが心配で、眠るに眠れないほど不安なんだが、眠らないと身が持たないんでね。

2013/04/08

Post #777 ある春の空

HomeTown
春の嵐のような天気だった。
風も強く吹き荒れ、桜はみんな散ってしまった。
ふと、かなり昔に撮った写真をのせてみたくなった。今日の空のような荒れた春の空だった。
読者諸君、失礼する。春は、どこか憂鬱な気分になるので、嫌いだ。

2013/04/07

Post #776 PIPES

HomeTown
沖縄の複数の基地の返還に関する報道を見て、呆れかえったぜ。
沖縄の米軍基地の幾つかを撤去するのだが、その前提として、沖縄県内に新たな基地を設けて、部隊を移転させてから撤去するという、???なものだ。
詳しくは、面倒なんで読者諸君、自ら新聞を読んでみてくれ。
ただ今人気絶好調の安倍首相は、沖縄の負担軽減に道筋をつけることができたとかなんとか、満面の笑みで語っていたが、地元沖縄からは『ゼロ回答だ!』という、怒りと落胆の声が上がっている。返還時期についても、即時のものもあるが、多くは2022年以降。それも用地買収などが不可能に近いので、実際には工程どうりには実現しないだろう。
それでも、『沖縄の皆さんの負担軽減に全力を尽くす』と防衛大臣が言ってるそうだ。けっ、笑わせんな。結局基地は本土の皆の衆のご迷惑にならねぇ、沖縄においておけばイイって考えなんだろう?こんなバカバカしい茶番は見ていられないぜ。
どっちにしろ、政治家はいつも、誤魔化しばかりだ。

軍事国家になるべきだとか暴言妄言をまき散らす耄碌爺さんのような手合いも、中国人の神経を逆なですることには熱心だが、アメリカについては何も言わない。そういえば、あの爺さんは昔、『Noと言える日本』とかいう本がバカ売れしたことがあったはずだが・・・。
そういえば、あの爺さんの嫌いな我が国の憲法も、アメリカを中心とする連合国によって作られた様なもののはずだ。アメリカに直接文句が言えないんで、アメリカさんのこしらえた憲法を『日本は世界で孤立し、相手にされなくなっている。国内では我欲がはびこり、権利を主張するばかりで義務がないがしろにされる。こういう日本人のメンタリティーとゆがんだ価値観をつくったのが憲法だ。国際的に地位を確保するためにも、憲法を改正しなければならない。』とか言ってこき下ろしているのか?
我欲ねぇ・・・。そもそも我欲の無いニンゲンがいるもんかねぇ。だいたい俺の経験では、こういうことを言うおっさんは、ご自分の権利がいささかでも制限されると、マジ切れするんだよな。要は憲法を変えて、軍隊を持って、お国のためにってんで、国民にドンパチやらせて、気に入らない国の連中をぎゃふんと言わせたいだけだろう。子供っぽいぜ。
俺は実際、いろんなところに旅行にいって、日本は世界から尊敬されていると感じているんだが、どうなんだろうか。少なくとも、戦後軍隊を持たず、地道にやってきたことも、世界から尊敬されている要素の一つだと思うが、いかがなものかな?
読者諸君、失礼する。何千年も前の中国の思想家は言っているぜ。『兵は凶器なり』って。

2013/04/06

Post #775 Duct

焼き鳥屋の排気ダクト
それは、照りつける日差しを受けて、燦然と輝いていた。
機能が形態を決定するという、工業デザインの原則が、焼き鳥屋の外壁に顕現していた。
読者諸君、また会おう。

2013/04/04

Post #773 町一番のファンキーガッツマン

HomeTown
案の定、スーツを着ていても、ファンキーだなぁと言われてしまった。
紺地に細い緑の入ったタイトなスーツは、モッズ直伝の3ボタンにサイドベンツ。黒のシャツに、赤と金色のレジメンタルのネクタイ。それが今日の出で立ちだ。我ながら、ばっちりだ。俺ならではのロックなスーツ姿だ。派手なネクタイのおかげで、待ち合わせの時にも不自由はしないぜ。

その格好のまま、充電式の掃除機を、ギターのように抱え持って、お店のオープン前の立会いに出向いた。誰もが、不審そうに俺を眺める。構うもんか。俺には俺の事情ってもんがあるのさ。
で、その格好のまま、他のお客さんの事務所に打ち合わせに行き、さらには美容院に行って髪をカッとしてきた。トリミングされるプードルのように髪を切られながら、くだらないジョークと、俺の理不尽な日常体験を話すだけで、ドッカんドッカん、笑いを取ってきたんだ。きっと、いつも狭い美容院の中にいるから、彼ら彼女らは、刺激に飢えているんだろう。
何といっても、温かくなってきたからな。くせ毛の長髪のサイドとバックを、挑発的に刈り上げてきた。暑苦しいのは俺の人間性だけでたくさんだ。そいつを、ちょいとリーゼント風に流して前髪を作って、出来上がりだ。
とても44歳のおっさんの髪形ではない気もするが、構うものか。俺が好んで44歳になった訳じゃない。地球が勝手に太陽の周りを回っただけさ。
成長?
皺が増えて髪が薄くなって、腹が出てくることを成長とか、年相応とかいうなら、俺は全然成長していない。いや、くだらないジョークの連発で、ゲラゲラ笑い転げているから、笑いじわがたくさんあるけどな。
それとも、自分を諦めて、周囲にひたすら自分を合わせて生きることが成長っていうんなら、成長もしちゃいないんだろうよ。
Oh Yeah, もう少し聞いてくれ。
目立たず浮かず、無難な恰好をしていれば、失礼はないだろうなんて思っている限り、一般大衆の中にうずもれてしまうぜ。誰だって、自分はこの世でたった一人しかいない唯一無二の存在のはずだろう?違うのかい?そんなことじゃ、誰の記憶にも残らないぜ。
俺はいつも、もっと日本の男性も、カラフルで自分自身のスタイルを持った方がイイと思ってんだけどな。LEONとか読んで、みんな頑張ってるんだろうけど、はじけっぷりが足らないんじゃないかな。チョイ悪オヤジとかじゃなくって、激ワルくらい目指して丁度いいさじ加減なんだろう。

そうさ俺はこう見えて、俺の町で(いや、ひょっとしたら何百万人も暮らす名古屋近郊でかもしれんな)最もファンキーなガッツマンなのさ。

まぁ、いい。俺が声を大にして叫んでみても、俺の少数精鋭の読者諸君以外には、俺の中年の主張は届かない。
どうでもイイことばかり俺は書いているのさ。所詮、こんなの日記みたいなものさ。
読者諸君、失礼する。

2013/04/03

Post #772 ひと仕事終わったのに、メランコリー

Paris
周囲に気ばかり使っていて、優柔不断でなおかつ段取りの悪い人と仕事をすると、気が滅入る。至ってマジメな人なんだが、マジメなだけでは、いいように振り回されて疲れ切ってしまうぜ。
清志郎もうたっていた、『不真面目にいこう、適当でイイ!』ってね。まったくだ。
追加で何か頼んでも、タダでやってもらえると思ってるような厚かましいクライアントにも、気が滅入る。飯屋でそんなことをしたら、直ぐに警察を呼ばれちまうぜ。俺の経験では、人間はタダでは指一本たりとも動かさないものさ。それがビジネスってものだ。当たり前だろう?
あぁ、気が滅入るぜ。思いっきりシャウトしたいぜ。
面倒事からは逃げるに限るが、それをやっちまったら、俺の稼業は商売あがったりだ。
ココは一つぐっとこらえて、我慢しておくべきだろう。これでも一応、大人なんだから、仕方ないぜ。
家に帰っても、今はカミさん出張中につき、独りなので、いつまでもそんな気分が抜けず、嫌なもんだ。
気分転換に女の子とご飯でも食べに行ったりしたいもんだが、生憎というか残念というか、痛恨というか、そんな知り合いもいないし、キャバクラなんかに行って酒を飲んでも、あんまりアホな小娘ばかりなんで、かえって気が滅入るってもんだ。俺は頭の回転が速くって、ユーモアの解る女が好きなのさ。

あぁ、こんな繊細で年食った猛獣のようなおじさんとご飯を食べに行きたいような人がいたら、ぜひ連絡してくれ。
約束しよう。万障繰り合わせて、ご相伴にあずからせてもらうぜ。

しかしですなぁ、いつも思うけど、あのキャバクラってのは、どうして金を払って、自分の半分くらいの歳の小娘に、話を合わせてやって、気を遣ってやらなけりゃならないんだ?冗談じゃないぜ、まったく。俺はそんなのは、もうとっくに卒業だ。
蛇足ながら、俺の弟は、キャバクラに行っても、車だからって烏龍茶しか飲まないそうだ。それって楽しいのかなぁ?あんな連中の相手なんて、素面じゃとてもやってられないぜ。
そういや、最近は熟女キャバクラなんてのもあるようだな。気を遣わなくてもイイのかもしれないぜ。一度試してみるか?

いやいや、問題はそこじゃない。

俺の気を滅入らせるような奴が、そこいらにうようよしてるってことだ。
しかし、世間にはそんな手合いが多いので、耐性を身に着けるか、樵(きこりと読むのだよ)にでもなって、ひっそりとした山のなかで、花粉ではちきれそうになってる杉の木でも、伐って伐って伐りまくるってのも、イイかもしれないな。君を悩ます花粉症も、少しは良くなるかもしれないぜ。ちなみに杉ばかり植わってる山には、動物は少ない。餌になる木の実が生らないから、動物が住み着かないのだ。サミシーことだ。
ふと気が付くと、こんな寝言を、眠りもしないで、こんな夜更けに書いているのもどうかだ。
すぐに次の現場が始まるんだ。テンションを上げていかなけりゃな。そのためにはまず、十分な睡眠だ。

こうしちゃいられない。読者諸君、失礼する。
それに明日は、今日まで手掛けてきた現場がオープンだから、朝からスーツで顔を出さなけりゃならないんだ。面倒なこった。
まぁ、ご存じのとおり、スーツを着ててもなんだか堅気には見えない俺なんだけどね。

2013/04/02

Post #771 Tokyo Lucky Hole Again!!

ARAKI TOKYO LUCKY HOLE,Published by TASCHEN
世界を股にぶっ掛けて、ついに俺の手元に本が届いた。
ニッポンが世界に誇る偉大な写真家、荒木経惟の『TOKYO LUCKY HOLE』だ。
この本の日本版に関しては既にご紹介している(http://fragment-sparks.blogspot.jp/2013/02/post-719-tokyo-lucky-hole.html)ので、熱心な読者の方は、またおんなじ本を買ったんか君は、アホじゃないの?そういうのを金をドブに捨てるというんだぜと、お嘆きのことだろう。
放っておいて欲しいぜ、俺の金だ、どう使おうと俺のカミさん以外に迷惑をかけるこたぁ、無いはずだ。だってほしかったんだもん、しょうがないじゃん。
CDだって、リマスタリングされて、音質は向上、なおかつ未発表のボーナストラックがついてたら、欲しくなるのが人情でしょう?こういうのは、まぁそうしたもんですよ。
それ以上に、700ページという、ちょっとした辞書くらいのヴォリュームになっているんで、迷わずクリックして買ってしまったのだ。
大いにマン足だ。
まず、日本版は判型も一回り小さく、いわゆるペーパーバックのようなざらっとした紙に印刷されていたんだが、このドイツ版はちゃんと上質紙だ。こうしてみると、上質紙ってのはツルツルしていて、俺の愛用しているRCペーパー(印画紙だよ)を思わせて、ヌメッとした写真的な質感があってよろしい。やはり、写真とお肌にはうるおいが必要だ。
それに何と言っても、日本版は20年くらい前に出版された初版だったから、紙の焼けが結構ありましたんでね。
Kabukicho,Tokyo
さて、このドイツ版は単に日本版をドイツで出版したという訳ではなく、まったく新たに編集しなおしているので、ちょっと芸術的にまとまっているような印象も受ける。というのは、日本版のほうは、伝説の写真雑誌『写真時代』の連載を、順番に並べていったような形式になっているのに対して、ドイツ版は一冊の写真集という、全体として構成された形に編集されているからだ。
具体的には、同時期に撮影されたと思しき、毎度おなじみのラブホヌード撮影が巻頭におかれて、読者をアラーキーによって開かれるおマタならぬエロチックな世界に誘う。そうしてどこをめくっても良識ある方々なら、目を背けたくなるような酒池肉林、阿鼻叫喚、狂喜乱舞のどんちゃん騒ぎの合間合間に、東京の風景写真が箸休めのように配置されており、一時の性の快楽にふける人々を、客観視するかのような、クールな視点を与えている。
まぁ、言うならばヨーロッパ人的なセンスでリミックスされているってことだろう。なにしろ、俺達日本人にとっては、その時代は、すでに過去のこととはいえ、自分自身の経験した出来事であるのに対して、ヨーロッパの皆さんからすれば、はるか極東の異民族の狂乱の一時代に過ぎないのだから、客観的な視点が設けられていても、驚くには値しない。
だからと言って、そのヴォルテージが減衰しているわけではなく、当然ドイツ編集なので、日本版のように、にっこりほほ笑む聖子ちゃんカット(若い読者には分からないだろうから言っておくと、当時絶大な人気を誇っていた松田聖子によって流行した髪型だ。俺の高校生の頃は、女の子はみんなそんな髪型であった。あぁ、既に30光年ほど離れている世界の話しだ。)の風俗嬢の股間は、ばっちりノーカットで、丸見えだ。丸見え過ぎて、当分焼肉は食いたくないってカンジだ。
で、そういう乱痴気騒ぎ(その中には、当然アラーキー自身も黒メガネでニタニタゲラゲラ笑ったり、すましたような顔をして写り込んでいる。)の合間合間に挟み込まれた、アラーキー独特の何とも言えない、少し侘しいような風景写真によって、性=生の儚さと、儚いがゆえの迸るような激しさが強調されているようにも思える。
その風景の中には、荒木の生家にほど近い浄閑寺の無縁墓地も含まれている。しかも2カットも。
この場所がどんなものか知らなければ、何故こんな墓の写真が置かれているのか、唐突な印象を持つことだろう。この墓地は、江戸時代、身寄りのない遊女=風俗嬢の死骸を葬った場所だ。アラーキーの本には、時折登場する。これが、新宿や渋谷の風景写真とともにおさめられているのは、意味深長だ。エロスの奥の細道が、タナトスにつながっているように感じられるぜ。しかし、それってヨーロッパ人にはまったく分かんないと思うんだけどな。何のキャプションもついてないし・・・。
とはいえ、こうした編集意図によって、より一冊の写真集としてまとまったものになってるように思う。ゲージュツっぽい雰囲気すら漂ってくるぜ。
また、日本版では割愛されていたようなカットも、ふんだんに取り込まれている。これはウレシイ。
100キロは超えていそうな肥満体の3人の女王様のカットなんか、てんこ盛りに増えている。別にデブ専ではないが、こういうリミックスは、かなり嬉しい。この3人のデブ女王様(もちろんSMの女王様だ)は、アラーキーの傑作選には、必ず出てくるわけだが、そのものすごいインパクトが質量ともにUPという感じだ。
さらには、英語、ドイツ語、フランス語の三か国語で、当時アラーキーとコンビを組んで写真時代を担っていた名編集者、末井昭氏による解説が記されている。日本版からの忠実な翻訳だ。これで、3か国語のお勉強にも役立つというおまけつきだ。
しかし、いくつか残念なこともある。
日本版で、末井昭氏によって付されていたと思しきユーモラスなキャプションは、一切割愛されている。あれはあれでけっこうクスリと笑わせてくれたのに。
また、日本版のラストを飾っていた印象深い包茎手術のシリーズは、そっくりカットされている。残念だ。残念きわまる。
しかし、まぁ随分と(オーダーしてから3週間)マタされた貝じゃない、甲斐があった写真集だってのは、間違いない。お値段およそ、15ドル。送料10ドル。
タッシェンホンコンと書いていながら、何故かオフィスはシンガポールであった。運送会社はスウェーデンポスト。不思議な組み合わせだったが、何とか手元に届いた。こいつがいったい世界のどこを経巡ってきたのか、とても気になるもんだ。
それはそうと、アベノミクスとやらのおかげで、マカを呑むようになったおじさんみたいに、日本の景気が良くなって、うっかり万一バブルがきちゃったりしても、すっかり去勢されたような草食系の若者と、過重労働でフラフラになったおじさんばかりのこの日本には、こんな毎日がどんちゃん騒ぎみたいな時代は、二度とは来ないだろうな。
なんてったって、すぐにセクハラだとかパワハラだとかって大騒ぎだからな。風俗だって、ひっそりとしたデリヘルばかりが大流行だ。まったく日本人も繊細になったものさ。その意味でも、この写真集は貴重な記録だと思うよ。

読者諸君、失礼する。そろそろ眠らせてもらうとするぜ。 

2013/04/01

Post #770 April Fool

HomeTown
エイプリルフールとはいえ、うちのカミさんは例によってまたまた上海に出張中ってことで、人畜無害な嘘をつくような相手もいない。
退屈なもんだ。
人畜無害なウソってのは、とびきりのジョークみたいなもんで、面白いんだけど、独りで笑っていても、薄気味悪いだけだからな。
読者諸君、失礼する。