2013/07/21

Post #882 Praha 第三便

Praha,Czech
昨日の夕方、仕事に出かける前に近所のカメラ屋で先日の旅行のネガ37本を受け取り、カバンにビュワーとルーペとダマートペンと一緒に詰め込んで、夜の仕事に出かけた。
仕事がそこそこ早く終わる見込みだったのだ。しかし、今の仕事は車での通勤が禁じられているので、朝、始発電車が動き出すまで、帰る術はない。残念な話だ。現場の詰所で朝を待つか仮眠するしかないわけだ。
そこで、俺は時間の有効活用のために、ネガの束を持って仕事に行ったわけだ。
案の定、夜中の2時過ぎには仕事は片付いた。リクライニングの椅子で眠るのは、身体に負担が大きい。ココはせっかくだからネガを見ることにしよう。
俺はじっくりとネガをチェックして、ネガの入ったスリーブにダマートペンで四角く枠を書き込む。それが実際にプリントするときには大まかなトリミング指示になるわけだ。
ヘルシンキの路上で昼間から酔いつぶれる青年。ドブロヴニクの街角で観光客を誘う女たち。ザグレブの市場のおばはん。ブダペストのゲイパレードに参加するため男性器の扮装をした男。シャッターをきられたことに気が付き、俺に『ちょっと待て、あんた今写真撮っただろう?撮ってたら、殺す!』と凄んできたプラハの黒人。そして数多くの老若男女・・・。それぞれに、写真を撮った時の感覚や記憶が蘇る。
これらの全てをプリントしない限り、俺の旅は終わらないのだ。
始発ギリギリまでチェックし続け、選定されたのはおよそ560カット。
このヨーロッパ中部戦線を平定するには、いったいどれほどの時間がかかることだろう。
まだ、トルコ戦線もモロッコ戦線も、インドネシア戦線も平定されてはいないというのに・・・。
まぁいいさ、気長にやらせてもらうぜ。なんせこちとら、商売でやってるんじゃないんだからな。
読者諸君、失礼する。

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