2013/07/27

Post #888 タトゥーの女

Budapest,Hungary
日本人の感覚だと、こんなところに墨入れると、エライ大事ですが、俺が今回赴いた、中部ヨーロッパでは刺青率が異様なまでに高かった。
少なくとも、この皆さんの大好きな日本の国では、彼女は大阪市役所では働けないだろう。
刺青が仕事をするわけではないんだがねぇ。しかし、俺が見たところ、彼女はフツーに、そこそこの仕事をしている女性に見受けられた。持ち物や服装を見れば、おおよその見当はつくものさ。
道行く人々のあけすけな刺青を異様と思うのは、ケチな島国根性が俺にも染みついているからに違いない。その源流には、身体膚髪、是れ親より賜るといった儒教的な価値観があるんだろう。
かつては、中華の文明人から、化外の民よ、夷人よと蔑まれ、文身の俗、つまり刺青の習慣を持っていた倭人の末裔なのにもかかわらず、俺にも刺青への違和感がある。子供の頃から遠山の金さんを見ていたにもかかわらず、刺青への違和感、そしてその裏返しのようなかすかな憧れは消すことが出来ない。

昨日の夜も、現場に来た職人さんの腕には、ばっちり刺青が入っていたけれど、なんとなく、違和感を感じてしまった自分の料簡の狭さにうんざりする。
そういった感覚から、自由になりたいものだと、いつも思っちゃいるんだがね。
俺ですかい?俺には刺青はないよ?飽きたからって、簡単に変えられるもんでもないだろう?死ぬまで一緒なんだからな。
読者諸君、失礼する。

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