2013/09/21

Post #944

Rabat-Sale,Morocco
時折、ふと人間が嫌になり、

意味が煩わしくなり、

日本語の聞こえない遠くに旅立ちたくなる。

道行く人の言葉が、

眠りに誘うような低く優しい声音で歌う鳩の声や、

朝、喚きつつ狂い飛ぶ鴉の声のように、

意味なき音や旋律としてしか聞こえない何処かへ。

義務や権利は言うに及ばず、

立場や名前も色褪せて意味を失い、

自分が単なる異邦人であるというだけの

頼りない存在になれるような見も知らぬ何処かへ

ふと行ってしまいたくなる。

親類縁者は言うに及ばず、係累縁者からも忘れられる程の

遠い何処かに行ってしまいたくなる。

読者諸君、失礼する。もちろん俺は、自分のことは結構好きだよ。

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