2014/02/08

Post #1041

jogjakarta,Indonesia
雪が降っている。俺の街では、今季初めての雪だ。
だからどうしたってんだ。この年じゃ雪合戦する相手もいないぜ。オリンピックも始まったらしいし、結構なことだ。
しかし、寒いからと言って雪景色の写真なんか撮ってきて、いそいそとUPするようになっちゃ、俺もごくふつーの男だと自白してるようなもんである。
風景に屈服してしまったようで、面白くない。俺はモノクロの、黒いところが好きなの。雪だとほれ、黒いところが少なくなっちゃうでしょう?山水画じゃないんだから。
で、ひねくれ者(英語で言うなら、Kinkyか。レイ・デイヴィスを思い出すぜ)の俺は、寒いさなかに常夏の写真をUPしてみたりしよう。
インドネシアの古都、ジョグジャカルタだ。
おっさんたちの乗ってるけったいな乗り物は、ベチャ。
前輪が2つの三輪自転車で、そのタイヤの間にたいてい薄汚れた二人掛けのシートが設けられている人力タクシーだ。
決して最近はやりのベロタクシーみたいにカッコいいものじゃない。
こいでるおっさんたちは、たいていガリガリに痩せこけた薄汚い爺さんたちだし。歩いていると、『べちゃ、べちゃ!』って執拗に勧められたりもする。
これがたいていよれたランニングのおとっつぁんだ。
俺は、このおとっつぁんたちが木陰にベチャを停めて、その客用シートで汗まみれで寝ていたりするのをしばしば目にしているので、積極的に乗りたいとは、おもわない。残念ながら。

しかし、暑さと疲労にげんなりしたときには、乗ってみるとええもんだな。
もちろん出来るだけ小奇麗そうなベチャをセレクトしてだ。ホテルのロゴのついてるようなのが、資本力があるので比較的清潔そうでお勧めだ。
個人タクシーならぬ個人ベチャは、ぼろっちいことこの上ない。ついでにおとっつぁんもぼろっちい。日銭仕事が身について、そこから脱却できなくなっているのが丸わかりだ。
このベチャ、客席のすぐ目の前がそのまま道路なんで、不思議な疾走感を感じさせてくれるだろう。まぁ、ぶつかったらかなりヤバそうな乗り物だってのは間違いないけれどね。あと、このおじさんたち、これで生活できるのかなぁってくらい、とんでもなく安いしな。
まぁ、どこだって庶民の暮らしは世知辛いってことさ。ただ、暖かいところはその辺で寝ても死ぬこたぁないってのがいいところだ。寒いところじゃ、命にかかわるからな。

読者諸君、失礼する。寒い寒いは財布の中身だけでたくさんだぜ。

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