2014/02/11

Post #1044

Essaouira,Morocco
今日は建国記念日だ。祝日だ。
今から2674年前に、九州の宮崎あたりから一族郎党を引き連れてきた神の子孫とされるカムヤマトイワレヒコなる人物が、瀬戸内海を渡り、紀伊半島を迂回し、熊野から吉野を通って、奈良盆地に入って異族を平定し、驚くほどの冒険と、先祖の神様の依怙贔屓に導かれ、国を建てた日だとされている。
そして、その人物からこの国の王統は脈々と続いているのだという。
日本書紀や古事記に書いてある。引用は面倒くさいので、やらない。読者諸君、興味があるなら各々で図書館でも行ってみてみておくれ。

俺は、日本人とは何かということを理解するためには、天皇制とはなにかということを知ることが必要だと思っている。盲目的に崇め奉るのではなく、天皇制とはそもそも一体なんなのか?それを自分なりに明らかにしたうえで、日本の社会の基底部に、がっちりと根を張っている何かを見定めるべきだと思ってきた。
俺たちは、たいそうすかして暮らしているけれど、つい25年ほど前に昭和天皇が崩御なさった際には、俺たちは天皇を無条件に崇拝する民草だと思い知らされた。
金子光晴の絶望の精神史という本を読めば、明治天皇が崩御なさった際も、同じようなものだったという。
一体、日本人にとって、天皇とはなんなのか?
その名のもとに、先の戦争では何百万人もの人間が、死に追いやられた。
一体、日本人にとって、天皇とはなんなのか?
日本人を45年やっているが、時に国民をして嬉々として命を捨てさせるほどの力(それを御稜威というべきか)を持つ天皇とは、一体なんなのか、未だに大きな謎だ。
それは、一種の生き神様信仰であるとともに、日本の文化の最深部にまでからみつき、天皇以前からある縄文的な文化にまで、多大な影響を及ぼしている。

俺は知りたい。天皇制とは一体なんなのか?知ったところで、腹が膨れる訳でもないがね。

読者諸君、失礼する。もちろん、こんな旗日に関係なく、俺は今夜も仕事だよ。そんなもんさ。


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