2014/03/14

Post #1074

HomeTown/Nagoya
俺の好きな言葉に、イケアの創業者、イングバル・カンプラードの名言がある。
『何かを買う際には、良く考えろ。本当にそれは必要なのか?今すぐ必要なのか?お金は使ったら、二度と手元には戻らないぞ。もう一度考えろ』というような言葉だ。細かいところは忘れたが、大方そんなようなもんだ。金持ちってのは渋いものさ。この言葉のおかげで、くだらない買い物をせずに済んだこともあれば、せっかくのチャンスを逃してしまったこともある。しかしまぁ、どんなものも墓場までは持っていけない。しょせん俺たちは世界から一時的に借りているだけに過ぎないのだ。
しかし、またやってしまった。勢いで、買い物をしてしまったのだ。
俺が名古屋のとある百貨店で、夜中に内装工事の仕事をしてることは言ってあったと思うんだが、先日、メンズのフロアで仕事をしているときに、サムソナイトのスーツケースを見つけてしまった。いや、今もサムソナイトは愛用してるんですよ。海外旅行の際には、そりゃもう重宝してるんだ。こいつ無しでの旅行は考えられない。
しかし、それでもなお、そのスーツケースは俺を魅了してやまなかった。
なんたって、パイソン柄なんだぜ、パイソン。ニシキヘビだ。もちろん、本物の革張ではないけど、問題はそこじゃない。持ってて目立つかどうかだってことだ。そんなスーツケース、引っ張って歩いてる奴を、君は見たことあるかい?俺はないぜ。OK、それでイイ。他人と一緒じゃ、一般大衆のなかに埋没してしまうぜ。
とにかく俺はパイソンが大好きなんだ。
こいつなら、空港の荷物がベルトコンベアーで流れてくるあそこで、他の奴のスーツケースと間違えられることもない。素晴らしい。
しかし、問題はそのお値段だ。ざっくり8万円。そんな金はどっからも出てこないぜ。まいったなぁ。けど、欲しい、早急に必要じゃないけれど、けど欲しい。久々に欲望に胸が焦がれる思いだった。昔はカメラやレンズにそんな情熱を燃やしたものだが、デジタル全盛の昨今、欲しいカメラはほとんどない。時代に逆行して、戦前のコンタックスⅡ型が欲しいくらいだ。ひところは、中古カメラ屋にごろごろしていたのに、今ではとんと見かけることもない。残念なことだ。
しかし、それは今は措こう。今問題なのは、サムソナイトのブラックレーベルのパイソン柄のスーツケースだ。
そうしたら、昨日なんだか仕事先で、百貨店の割引券をもらったんだ。ラッキー!
割引率20%。デカいぜ。せこいものを買って、スズメの涙ほどの割引で満足している場合ではない。ここは一発、デカいのを買って、ガッツリ割引してもらおうじゃないか。
日頃夜毎にしんどい思いをさせていただいてるんだ、それぐらいの特典を享受したって悪くないだろう。
で、俺は早速売場に行って、見てみたんだ。
中をあけてもらうと、なかの生地はワインレッドだ。サイコーだ。よくわかってるぜ。ますます欲しいってもんだ。
訊いてみれば、入荷は各サイズ一点のみ、しかもメーカー在庫無しだ。どんだけ限定生産なんだよ。ふざけやがって。買うしかないだろう?
しかも、今ならダメ押しでパイソン柄のパスポートカバーがおまけでついてくるって。そいつはいい、俺のパスポートはすでに長年の使用でヨレヨレだ。
俺はATMに走ってなけなしの金を引き出して、買っちまったよ。
もちろんカミさんには内緒だぜ。見つかったら何言われるかわかったもんじゃないからな。
読者諸君、失礼する。仕事のストレスは、買い物と旅行で発散だ。おかげでいくつになっても貯蓄できないぜ。

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