2014/06/04

Post #1156

根尾村水鳥
葬儀の写真を撮ることには、誰しも抵抗があるだろう。
実際に、俺もそこまで縁の深い人ではなかったので、ずけずけと上がり込んで、葬儀の一部始終を撮ることは憚られたってもんだ。
俺だって、人の子だ。
けれど、君はこんな葬式見たことあるかい?
きっと、たいていの奴は死んでも見ることはできないはずだぜ。
そして、ここでももう次の世代には、見られなくなっているに違いない。
ならば、撮って撮って撮りまくるしかねぇだろう。
それが俺のできる供養ってもんだ。違うかい?
実際に、土地の人々には、しっかり撮っておいてほしいと言われたぜ。
全貌を伝えることはできないけれど、そのエッセンスは君にも届くはずだ。
田舎もんだと笑いたい奴は、笑えばイイさ。
けれど、俺たちは皆、どれだけスカシテいたって、ついこの間まで、そう君の爺さんくらいの頃まで、たいていの奴らがこんなようなことをしていたんだ。

根尾村水鳥
読者諸君、失礼する。まだまだ続くんで、ちょっとペース配分してみたよ。

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