2014/06/09

Post #1161

根尾村水鳥
葬列という言葉があるけれど、実際に葬列に出くわすことってのは、あまりないんじゃないかな。
だって、今じゃみんななんとか会館のホールで葬式で、火葬場までは霊柩車だろう?
棺桶を担いでみんなが列をなして歩くっていうのは、21世紀の日本じゃなかなかお目にかかれないよね。
しかし、俺はここでそれを目の当たりにした。

棺桶は、2本の角材の上に載せられ、男たちが担ってゆく。

このあたりの部落には、かならず火葬場がある。
火葬場まで、300メートルくらいだろう。細い路地のような道を、ゆっくりと歩み、棺桶を運ぶ。
ここでは、もう何百年も、こんな営みが続けられてきたことだろう。

けれど、その伝統も、もうすぐ消えてしまうに違いない。
伝統的な生活は手間暇かかるし煩わしい。それに、その営みを支える信仰心が失われてしまったら、何の意味もないのさ。

根尾村水鳥
読者諸君、失礼する。今日はこう見えて忙しいんだ。まぁ、くだらない用事だけれどね。

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