2014/07/22

Post #1203

Dubrovnik Airport,Croatia
俺の狭い交友関係のなかに、地対空ミサイルを持ってるような奴はいない。
巨大な開発費と、これまたうんざりするほど高額な製造費、そして一発一発のミサイルだって、驚きのお値段なのは、間違いない。
それを手に入れるためには、とんでもない額の対価を払わねばならないし、そもそも、金さえあれば買えるといった態のものでもないだろう。そのミサイルを誰か(自分たち以外の集団に属する奴)をぶっ殺すために開発し、いつでも使えるように維持管理してる奴とコネがなけりゃならないし、そいつから消耗品、つまりはミサイルだって供給し続けてもらわなけりゃならない。アスクルに頼んだって、アマゾンに頼んだって、手に入りっこないからな。

今回のウクライナでの、ここんところついてないマレーシア航空機撃墜事件に関しては、親ロシア派の民兵組織によるものだと言われているが、民兵組織にそんな資本力があるとは到底思えない。
どう考えたって、裏でロシアがじゃぶじゃぶと兵器を送り込んでるってことは、サルが見たって明明白白だろうよ。
だから、ロシアが、そしてプーチンが世界中から非難されるのは、どうしようもないことさ。それだけのことをやらかしちまってるんだから。分別や自制心をなくしてる連中に、危ないおもちゃを与えたんだからな。

そもそも、どこの国も、自国防衛のためと称して、武器を開発したり、買い漁ったりする。
いまのご時世、国連憲章では、自衛戦争以外認めてはいないからな。自衛のための戦争しかダメだってんなら、軍事産業の皆さんは商売あがったりだ。

商売あがったりなら、どうする。手をこまねいているだけでは、経営者失格だぞ。

近隣諸国の反感をあおって、危機を演出し、軍事的緊張を高めたりするように、政治家に働きかけたりするだろう。
いろんなコネを使って、自分たちで高額な開発費を負担し、効率のよい人殺しの道具をつくるだけの、技術的、資金的な能力のない第三国に、売りつけたりもするだろう。
もっと言えば、そういった第三国を経由して、テロ組織や民兵組織なんかに売っていくってことも、多々あるだろう。武器のロンダリングだ。

だいたい、俺の町内でだって、マシンガンの弾一つ作ることすらできないんだ。
発展途上国のテロ組織のおやっさんたちにだって、マシンガンの弾を製造することなんて、とうてい出来っこないだろう。ああいうものをつくるには、高度な生産施設と、確かな技術に裏打ちされた加工精度が必要だからな。
しかし、マシンガンをぶっ放したりして、自分たちと民族宗教、主義主張の異なる連中を、ぶっ殺したいっていうんだろう。需要のあるところに供給ありだ。

そもそも、武器があるから誰かを殺したくなるのさ。
武器がなけりゃ、互いに根気よく話し合って、互いが納得できる妥協点を探るしかないだろう。けど、武器があれば、つい引き金を引いちまうものさ。その方が手っ取り早いからな。
俺だって、平和な日本に生まれていなかったら、とっくに誰かをぶっ殺していたかもしれないと思うと、偉そうなことは言えないが、武器禁輸三原則や平和憲法を、つい最近までかろうじて守ってきた日本という国は、そしてそんな国の在り方を規定していた憲法九条は、なかなか結構なもんだと思っていたんだがね。そう思わない人々も多いらしい。

人間の争いなんて、さまざまな動物が繰り広げてる縄張り争いと根本的に変わりはしないぜ。万物の霊長だっていうんなら、もうちょっとみんな、冷静になって話し合いで解決できないもんかね。

読者諸君、失礼する。戦争したがる奴は、何時だって国を護ると鼻息が荒いものさ。

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