2014/09/03

Post #1246

Praha,Czech
最近、疲れているのか、眠るとよく夢を見る。
先日は、森山大道が夢に出てきた。森山大道と一緒に、彼が昔訪ねた田舎の集落を訪れると、そこは見る影もなく荒廃し、人の棲まぬ廃村になっていたという夢だ。
森山大道は、「だから写真を撮っておかないとダメなんだよ・・・。』と煙草を吸いながら、俺に言った。

今さっき見た夢は、混乱していた。
曲がりくねった川が、眼下に見える。高楼のような建物に俺はいて、その川を眺めている。
二匹の象が、戯れながら川を渡っている。
俺は夢中でシャッターをきるが、フィルムがすぐになくなってしまう。
カバンの中から出てくるのは、既に撮影済みのフィルムだ。
見れば、川から象の姿は消えて、川の中を何匹もの大きな鮫やクジラが悠然と泳いでいる。
フィルムは見つからない。
俺は外に出る。
そこは日本庭園のようになっており、市民の憩いの場だ。
人々のかわす言葉から、そこが兵庫県にあるのだと直感するが、兵庫県には象はいないし、クジラやサメが泳いでいるような川もない。
俺は飛び石の上を飛び跳ねるようにして、庭園の中を走り抜けていく。

独りの子供連れの30過ぎの女性の姿が目に入った。
俺は思わずその女性の名を呼んだ!昔むかしに付き合っていた女性だと思った。しかし、何と名を呼んだのか、思い出せない。
俺の声に振り向いた女性は、きっと憎悪の視線で俺を見た。
いや、やめてくれ、俺は君に恨まれたりするようなことがあったのか。

しばらくして、俺は階段に座り込んでいる子供と話していた。さっきの女性の子供だ。俺の心には、もしかしてこの子は自分の血を引いているのではという思いがよぎる。

その子の顔は薄汚れていた。肌はカサカサして、皺っぽかった。子供のくせに爺さんみたいだ。
お腹がすいているという。今朝も薄い塩味のおかゆを母親と食べただけだという。
彼女たちは、どうにも貧しい暮らしぶりらしい。

俺は、その責任のすべてが自分にあるような気がして、自責の念に駆られる。

その皺坊ちゃんを、母親が呼ぶ。『知らない人と話してはダメ!』と。
明らかに、その女性が俺を誰かわかったうえで、俺の心を萎えさせるために言っているのがわかる。ますます俺は、その子供と俺とのつながりを確信したけれど、どう考えても、名前も思い出せない女性(しかも彼女は片足が悪く、びっこをひいていた)と関係のあった時期を考えると、それは間違っているような気がした。

そして、そんなときに目が覚めた。女性の名前も顔も、はっきりとは思い出せない。

読者諸君、失礼する。


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