2014/09/11

Post #1254

Zagreb,Croatia
新しく、美しく磨き上げられたような建物には、魅力を感じないんだ。
ちょうど、一部のすきもなくばっちりメイクして、スゲー美人に見えるんだけど、どこかで見たことがあるというか、わかるでしょ、ほらすっぴんが想像できないくらい顔作り込んでるみたいなの?それがどうも好きになれないっていうか、あぁ、キレイダネ・・・って、ついスルーしてしまうようなカンジだよ。
もちろん、断っておくけれど、俺だってブス専ではない。けど、百貨店の化粧品売り場のお姉さん型みたいに、一部のすきもなくメイクで顔をつくってるのは、苦手なだけだよ。
この年まで生きてくると、モノの見方に多少の深みが出るものさ。

建物だって同じだ。

味気ないタイル調のサイディングなんかはもうすっかり食傷だ。
美しさは細部に宿るんだ。
長年風雪に耐えてきて、遠からぬ将来、人が住めなくなる日を迎えるであろうという風情が漂っているのが好きだ。そこに偏屈そうな老夫婦なんかが住んでいたら、そりゃもう最高だ。申し分ない。
絵になりすぎるってもんだ。
いっそ、屋根が落ち生い茂る草に覆われてしまっているような住居だったものにも、何とも言えない愛着を感じる。そんな廃屋があることで、むしろ町並みにアクセントが生まれ、体臭のようなその町特有の何かが醸し出されるんだ。
それは時間の問題で速やかに失われてしまうんで、見つけたらすぐに写真を撮っておくべきだ。

この写真の住宅も、急ピッチで再開発が進むザグレブの一角で、おしゃれなカフェやら真新しいファッショナブルなビルの間に、ぽつんと取り残されていた。

素晴らしい。

こういう物件があることで、街並みってのは、ぐっと魅力的になると思うんだが、君はどうだい?

読者諸君、失礼する。

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