2014/11/07

Post #1311

Patan,Kathmandu,Nepal
藤原新也の本に、『市場があれば、国家は不要』というキャプションのついた写真があった。
市場と言っても、人々の生活の実態とはるかに乖離した株式市場だの先物市場ではない。
あれは、お上公認のギャンブルの一種だと俺は感じている。
日本で言えば、胴元は日本銀行だ。
ここでいう市場とは、もちろん『いちば』のことだ。

ネパールは経済はどん底で、GNPは横ばい。輸出入に関していえば、多大な貿易赤字を累積させていっている。数年前に王政から民主制に移行したものの、議会は勢力争いの場に成り下がり、電気だってしょぼしょぼだ。
どんなに日本の経済が疲弊したとしても、なかなかあそこまでは行きつけないだろう。

そんなネパールだったが、どこの青空市場も人で溢れかえっていた。市場と言っても、屋台のようなものだ。単にリヤカーに果物を満載し、日差しをよけるために大きなビーチパラソルを開いただけの店ばかりだ。

けれど、人々は国家的な貿易赤字なんてどこ吹く風で、逞しく生きていやがる。
『市場があれば、国家は不要』という、藤原新也の箴言のような一文を思い出してしまうほどにね。

読者諸君、失礼する。なんでもお上に頼っていると、そのうちに、お上のいいように洗脳されちまうぜ。

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