2015/01/11

Post #1376

Patan,Nepal
なんてこった、まったく!
ついに今日、46歳になっちまったよ!
これが織田信長なら、安土城ぶっ建てて、国内主要地域制圧までリーチ!ってところなのに、俺ときたら、このていたらく。俺だって、若いころは一国一城の主を目指していたのに、この雁字搦めの21世紀、そんなふうには上手くいかない。いや、戦国時代だってたいていそうだったんだろうが。
今日からは、鳴かず飛ばずの46年だ。檻にぶち込まれたニワトリみたいだ。

しかし、俺は天下の男と呼ばれたいっていう、大きな野望があるんだ。そして、いつでも心の中にはイカれたロックンロールが鳴り響いてる。それがそこいらの並の男どもとは違うところだ!
しかし、この21世紀、天下の男になるには何をすべきなのか?
政治家?冗談じゃねぇ。
例えば、金正恩とかイスラム国の指導者?
プライベートジェットで世界を駆け巡る大金持ち?
ちょちょいのちょいで傑作をモノにする、グレートな芸術家?

いいや、きっとどれも違う。俺のイメージする天下の男ではない。
どれも、歴史の大潮流によって、いずれ消し去られてしまう。虚しいものだ。
よく考えてみることにしよう。
少なくとも、TVやネットに飛び交う言葉に右往左往しているだけじゃ、天下の男にはなれないってことは明らかだ。今の社会の常識を超える、思考の射程距離を持たなければ、天下の男にはなれないのさ。なぁに、心配いらないぜ。俺のはめちゃめちゃよく飛ぶって評判なのさ。何がって?君の想像に任しておくよ。確かめたいなら、夜中にこっそり来ればいいさ。フフフ…。

何はともあれ、俺は縄文時代ならとっくに死んでる年齢だけれど、現時点ではまだまだ死にそうにない。少年のようにしなやかな身体と感性を持っている。腹も出てなきゃ、髪もふさふさで黒々だ。金がないんでワカメの味噌汁ばかり食ってるからだろう。
けど、それだけじゃないんだぜ。この46年自分でも思いもよらない波乱万丈、コップの中の疾風怒濤、そこそこいろんな経験をしてるのさ。
厚かましいことに、俺はまだ、なんにでもなれるようくらいには考えてるんだぜ。ダッハッハ!

歳食ったくらいで落ち込んではいられないんだ。
いつだって、昨日の俺より今日の俺の方が、経験値が上がった分だけ大きくなってるんだ。今この瞬間の俺が、俺史上最強最高なんだ。
俺はそう信じてる。
出来る事なら、絶頂の時にバブルが弾けるみたいに、華々しく死んでいきたいもんさね。
君たちは偉大な才能が、この糞溜めみたいな世界に見切りをつけて、遠い世界に旅立ってしまったと、取り残されたような寂しさを覚えて涙を一筋流すことだろう。そして、俺がいったいなにをしたのか、思い当たることもないなぁと思いつつも、すぐに俺のことを忘れて、自分たちの生活に向き合うことになるのさ。そんなもんさ。けど、それでいいのさ。

読者諸君、失礼する。46歳になったところで、何が変るわけでもない。しょせん俺は俺なんだ。俺自身にしかなれっこないのさ。正解なんてどこにもないんだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿