2015/01/29

Post #1394

東門市場、台北、台湾
煙草を吸うのももうたくさんだ。
吸えば、指先の血管が収縮するのが
はっきりとわかるようになってきた。

言葉も本も もうたくさんだ。
本棚の本をふと、捨ててしまいたくなる。
自分のなかに諳んじた数少ない言葉と、
そこから生まれる豊かなイメージだけで、いまは十分だ。
俺が本当に読みたいのは、
世界を貫く普遍的ななにかについての言葉だけ。
功利主義的な新書など、見たくもないのさ。

フランク・ザッパは言った。
『宇宙には普遍的なものが二つある、水素と愚かさだ』

ニュースもTVも新聞も、今はまったく見たくはない。
矢継ぎ早の情報は、
自らのなかに沈み込み、
自らの経験を踏まえて考え、
自ら判断する時間を、俺たちから奪ってしまう。

とはいえ、俺はイケイケの現状肯定だけの反知性主義者じゃないんだぜ。

もっと深く物事を考えるために、あえて情報を放擲しちまいたいのさ。

俺たちは、墜落しそうな飛行機みたいなもので、
益体もない表面的な情報や、
論理的だけど回りくどい論理を、
頭の中から放り出して、
少しでも軽くして行かないと、
きりもみするように墜落してしまうのさ。

そう、遠く高く跳ぶ前には、深くかがむように、

もっと言葉を削ぎ落としたい。

本当に、君に伝わる言葉を、
情報の欠片を組み合わせたような
冗漫な散文の言葉ではなく、
直感と喩から生まれる、
豊穣な詩のような言葉を手にするために、
もっと言葉を削ぎ落としたい。

少なくとも、今日はそんな気分だ。

読者諸君、失礼する。

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