2015/02/19

Post #1415

ユーラシア大陸上空のどこか。高度1万メートルより。
旅に行きたい。


スナフキンのように、たった独り、

テントと寝袋を背負ってユーラシアの針葉樹の森の中を、旅してみたい。

人肌の生温かさを振り切るくらいの、凛と冷たく、澄み切った空気のなかを旅してみたい。

人の言葉など忘れるほどに、静まり返った森の中を、

獣道のような道を歩いて、何カ月もどこまでも旅してみたい。


一匹のけもののように。

あるいはまた、自分自身を罰するかのように。


携帯も、コンビニも、ホテルも街灯もない世界。

君のことも彼のことも、彼女のことも忘れてしまおう。

生身の自分と世界そのものしかそこにはないんだ。

カメラだけ持って、

そんな過酷苛烈な旅に飛び込んでゆきたい。



挙句、疲れ果てて、木の根元に座り込み、

眠ったのかと思えば、そのまま二度と起き上がらない。

そんな最期を迎えることが出来たなら、

腹上死ほどではないが、上出来だ。

しょせん俺が死んだからって、大したことじゃない。

恥知らずな痴漢が一人、この世から減るだけだ。



読者諸君、失礼する。そうなったら、葬式も戒名もいらないぜ。
バカバカしい。どうしてもってんなら、『好色院道楽居士』で十分だ。

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