2015/06/06

Post #1522

Hamburg,Germany
昨日、やることもないままにプリントした。朝から雨が降っていて、涼しかったからな。
何枚かやっつけてみたところ、出来はわるくない。しかし、どうにも気分が乗らなかった。
ちなみに、気分が乗っているときには、自分が向かうところ敵無しの天才だと感じるのだが、昨日はまったく違った。
暗室の闇の中で、たった独り、無力感と徒労感でいっぱいだった。
なおかつ写っている被写体の姿にすら、人生の倦怠と侘びさを感じてしまい、フィルム一本分、10カットプリントしただけで、早々に店じまいしてしまった。
煙草を吸うのも嫌になって、まだ中に何本も残っている煙草の箱を、ゴミ箱に叩き込んだ。せいせいするぜ、もうごめんだ。

横になり、目を閉じる。

自分がこれまでの人生で、なんら意味のあることができてこなかったように思われ、無力感にまみれる。
いったいぜんたい、俺は今まで何をやってきたんだ?
もう人生は残り少ないってのに・・・。
自分の支えになってきた写真までが、まったく意味のないものに思えてくる。
胸の奥から吐き気の様な拳大の塊がせりあがってくるように感じる。
俺は退屈してしまうと、こんな風にメランコリックな気分に襲われる。
また、雨の日には気圧や光の加減で、気分が冴えない。

こんなときは、生きていることそのものすら、億劫になる。
かといって、自殺するほど追いつめられているわけでもない。
いや、もし俺が、アメリカとかに住んでいて、手元に銃とかあったなら、とっくにいつか自分の頭をふっとばしていたことだろう。日本人でよかったぜ。

そんな自分を客観的にみると、自分は鬱病なんじゃないかと思えてくる。
気分の浮き沈みが激しいから、双極性鬱病なんじゃないかってね。そう、いわゆる躁うつ病だ。

ふと、自分の体調を冷静に見てみると、どうにも寒気がする。布団にくるまっていても、寒い。
そういえば鼻もぐずついている。身体がだるくて、なにをするにも意欲が湧かない。体温を測ってみると、いつもより1度ほど高い。

OK、俺は自分は単に風邪なんだと言い聞かせることにした。
気分が乗らないのも、プリントに集中できないのも、みんな風邪のせいさ。悪い風が吹いているのさ。ここんところ、寒暖の差が激しいからな、身体の調子を崩しちまったんだろう。
そうだ、そういうことにしておこう!
俺はかかりつけの医者に行き、薬をもらって帰ってきたのさ。ちなみに、その先生に、俺は鬱病じゃないかと思うと言ったら、一笑のもとに否定されちまったよ。そんなもんさ。
誰もかれも、俺の悩みの深さを知らないのさ。

読者諸君、失礼する。よく考えたら、人生がどん詰まりなのは、なにも俺だけじゃないだろう?たいていみんなそうさ。

2 件のコメント:

  1. sparks氏と症状が一緒の一日でした。原因は不明なんですが。天候と関係があるのかな?

    返信削除
    返信
    1. あるかも知れませんよ!光の量とかで人間鬱になったりするみたいですし、風邪のほうなら、急に涼しくなったんで、体調をくずされる方も多いと思いますよ!

      削除