2018/03/26

Post #1705

2001年12月、どこかで。
人の一生は、それは短く儚いもので、如何様に成功し、あるいは失敗したとしても、それは単なる局地戦でしかありえないものだとも思える。
仮令、人類史上に燦然たる足跡を遺そうとも、それとても時間の流れの前では瞬く間に陳腐なものとなり、ほどなく忘却されるのは、論を待たないであろう。
ピラミッドのように、数千年遺る仕事を成し遂げたとて、悠久なる時間の流れは、個々の人間の存在など、大河の一滴のように押し流していってしまう。
いわんや、一人の人間の運命と決断が、この銀河系宇宙の趨勢を決するなど、スターウォーズの中くらいしか、あり得ないだろう。

この世の中を基準にしている限り、自分の人生は、虚しい局地戦でしかない。

『マッチ擦る つかのま海に 霧深し 身捨つるほどの 祖国はありや』寺山修司

ふと、そんな短歌を口ずさむ。

自分自身は、自分にとって、国家よりも社会よりも大きな存在だ。

これは僕にとって、自明の理だ。しかし、そう思っていない人たちも、たくさんおいでなんだと思う。OK、それはそれでノー・プロブレムだ。しかし、自分を棚上げして、地に足のつかない言説を弄する様を見ているのは、気が滅入る。どうせ、本気なわけでもあるまいに。

僕は、自分自身のために、この人生という泥沼の局地戦を戦っていきたい。

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