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| Paris |
久しぶりに家に帰ってくると、毎日のように新聞が読める。俺の家は、昔っから試験に出る朝日新聞だ。明日くらい集金のおばさんがやってくるだろう。3000円用意しておかなきゃな。
俺は、北朝鮮関係の記事も気になるが、そこで目にした記事で、そうだろうぜと納得した記事があった。ダボス会議を主催している「世界経済フォーラム」って団体がまとめた、『世界男女格差指数』で、日本は134ヵ国中94位だそうだ。日本は世界的に見たら、女性が社会の中で正当な役割を与えられていないんだ。
94位だ、94位。知ってたかい?驚いたかい?俺はあきれたぜ!
メキシコ、ジンバブエ、ベリーズの下。一位はアイスランド。上位にはスウェーデンなど北欧系の国が多いようだ。ところがどっこいフィリピンなんか9位だぜ。HEY、HEY、HEY!フィリピンパブとかにいる人たちだけじゃないんだぜ。俺は見識を改めたよ。常日頃から思っていたんだが、温かい国の男はあまり熱心に働いてないように見える。日陰でタバコ吸ったり、ボーとしていたりするのをしばしば目にする。うらやましい限りだ。まぁその一方で、そんなところでは女性がエネルギッシュに働いているのよ見かけるぜ。まぁ、ライオンだってオスはダラダラしてて、狩りをするのはメスだしな。自然の摂理かもしれん。
しかし、94位ってひどくないか?男女雇用機会均等法が施行されていったいどれくらい経つんだ。女は産む機械だとか言って辞任した時代錯誤極まる政治家も、かつて自民党あたりにいたようだし、結婚してたいてい名前が変わるのは女性だ。
俺たちは男女の権利についてはいまだに頭にちょんまげが乗っているのさ。恥ずかしい限りだ。
正社員でも女性は男性に比べて給与が6割くらいだっていうじゃないか。ひどい差別だぜ。しかも、結婚したら退社するのが慣例になっていたり、子供を産んで、ある程度手が離れたから、再就職しようたって、派遣かスーパーのレジ打ちくらいしかない。
起業して華々しくやっている女性もたまに見かけるが、そりゃごく一部だろう。子供を預けて働きたくても、子供を預ける施設は絶対的に不足している。
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しかも、もっと若い世代は深刻だ。まったく仕事にありつけないんじゃないのか?
大学を出ても派遣、事務員とか。仕事がないからキャバクラで働いていたり、バイトしていたりする女性だっていっぱいいるだろう。何年か前に女子の憧れの職業No.1にキャバ嬢が上がっていたが、それも無理のないことかもしれない。人妻ヘルスとかが流行っているようだが、それも実はそんな事情があるのかもしれない。そういった社会の仕事は、コツコツやるよりよっぽど割がいいだろうからな。しかし、そういったビジネスを運営しているのは、大抵男だ。男は、女を金儲けの道具にしているのさ。だってそうだろう、経営者の男は、自分が客をあしらってみたり、客のチンポコをしゃぶったりするわけじゃないんだぜ。
しかもだ、一旦そういう安易に金儲けができる世界に踏み込んでしまうと、地道に働いてキャリアアップしていくような仕事には戻りにくくなってしまうんじゃないだろうか?稼げる金が知れているから、馬鹿らしくなってしまうんじゃないだろうか?どうなんだろう?
別にキャバ嬢がいけないとかいうわけじゃないが、うむ、なんて言ったらいいのかな、賞味期間は短いし、酒を飲んだり、毎晩遅くまで起きていたりで、美容にもよくないんじゃないのか?
当然のことながら、一生それでやっていけるはずもないし、吉本隆明の教えに基づいて考えてみれば、性的に開かれていく過程で、無意識に傷がついてしまう恐れがあるんじゃないかと思うんだ。そうすれば、結婚して子供ができたときに、何らかのひずみが生じてくるような気がするぜ。それが、育児放棄とか児童虐待とかに関わりがあるのか、夫婦間の問題にも関わりがあるのか、俺には大いに興味があるところだ。
イスラム教国のように、女性を大事にして、外の人間の目にさらさないというのも、俺の価値観からすると、いかがなものかだが、小悪魔だの、肉食系だの、ヨクバリージョだのとさんざん持ち上げておいて、その実、女をものとして扱うことは、人間として問題だぜってことだ。ましてや自分の彼女をビッチだのなんだのって罵ったり、殴ったりする様な屑人間は、放射性物質と一緒に地下1000メートルに封印されてほしいもんだぜ。
いいかい、この人間の社会には、多少の例外はあるだろうが、基本的には男と女しかいないんだ。女は男の6割しか価値がないなんて馬鹿なこと、誰が決めたんだよ。ジェームス・ブラウンだって歌っているぜ、車を作ったのも、鉄道を敷いたのも、他の男から物を買うために金を作ったのも、みんなみんな男だ。けれど、女がいなくちゃ何の意味もないって。しかも今や、MR.JBが歌った50年前とは訳が違う。男のほうが価値があるなんてのは、所詮は社会が戦争することを、つまり国家公認で人殺しをすることを前提にしていた時代の考え方だと俺は思うぜ。かつて大量虐殺があったルワンダだって、憲法で国会議員の最低四分の一は女性にすると定めたら、女性議員が過半数を超える勢いで当選して、国が劇的に変わる要因になったんだぜ。男はすぐに争ったりしたがるけど、女はそうじゃないだろ。現実目線でいろいろ決めてくれるからな。我が国の国会も、ケツにボーボー火が付きまくってるというのに、与党と野党の泥仕合で目も当てられない有様だ。せいぜいルワンダを見習ってほしいぜ。
男も女も、パブリックな場ではまったく等しく扱われるべきだろう。それとも女は極楽往生できないとかいうんじゃないだろうな。いい加減にしてほしいぜ、まったく。
俺は声を大にして言いたいんだ。『おーい、日本の野郎ども!日本の女性にもっと仕事を、もっとまともな仕事をさせてやろうじゃないか!女を食い物にするのはもうやめようぜ!』ってな。
こんなことを思い出したぜ。俺の住んでる町はかつて繊維産業が盛んだった。今じゃ見る影もなく、衰退してしまったがな。これはイタリアやスペインでもそうらしい。イギリスだってきっとそうだろう。みんな中国人に仕事を奪われてしまった。しかし、技術の裏打ちがあり、なおかつセンスの良い商品を作っているところは、かろうじて持ちこたえているそうだ。
俺は、子供のころから、親父が繊維関係に携わる商売を営んでいた関係で、そこにかかわる大人たちを見ていたが、皆ちっともおしゃれじゃなかった。いいものを着ていても、成金にしか見えなかった。どうでもいいような服を着た親父たちが、センスのいい生地など作れるわけはない。いくら技術があったって、衰退するのは当たり前だ。
そのとき、女たちは何をしていたんだろう。きっと工場の女工として働いていたり、事務所で経理とかやっていたんだろう。女の力をうまく使わないと、消費の主体である女性のニーズに応えられないのさ。
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女は化粧品だって、服だって男より金がかかる。食い物だって、男より好みがうるさいだろう。男は吉野家で牛丼でも食ってりゃよしだからな。それに、俺は時折、よれたスーツにフケまるけの頭でも平気で会社に行く奴を見かけるが、そんな女はまずいないんだ。女にもっとまっとうな職業と正当な賃金を与えてみろよ。美容院だって百貨店だって、実にさまざまな小売業やサービス業が潤うことになるだろう。そうすれば、新たな雇用が生まれるしな。男ももっと小遣いが増えるんじゃないのか?いいことづくめだぜ。
それには、日本の企業のお偉いさん達が、頭を切り替えて、女をもっと雇うべきだし、育児休暇を男女ともにフツーにとれるようにしていかなけりゃならない。子供を預けてフルタイム働きに行けるように、託児所や保育園なんかも、本気でしっかりと整備してほしいもんだ。役人が仕事をしてるふりをするためにでっち上げたような仕事じゃなくて、そういうことに税金を使ってほしいぜ。
俺は、日本の女の子の美しさは世界でもトップクラスだと思う。だけど、見た目だけ磨いていてもダメなんだぜ。人間としての中身を充実させていかないと。そして、その美しさに見合った仕事を、なんだか聞いたこともないような横文字の胡散臭い仕事じゃなくて、男性とか女性とか関係なく、社会のあらゆる場面で活躍できるような仕事を与えてやってほしいもんだ。
俺が今日言いたいことはこれだけだ。新聞を読むといろいろ考える。
君もよく考えて、自分自身の意見を持ったほうがいい。
人間、いつ何時自分の打席が回ってくるかわからないからな。
日頃から自分の意見と見識を養っておくべきなのさ。
君もよく考えて、自分自身の意見を持ったほうがいい。
人間、いつ何時自分の打席が回ってくるかわからないからな。
日頃から自分の意見と見識を養っておくべきなのさ。



乞食なのか? それとも天使なのか?
返信削除と思わされました。
まあただの乞食だとは思いますが、写真ておもしろいです。
男女格差については今もほぼ同等かそれ以下でしょうね、景気も悪いし。
政治家、役人はこの三年ホント何やってやがんだと腹立ちます。
でも選挙ではまた爺民党にこれまた票が集まっちゃうんであります。泣
いや、やっぱり天使かもしれません。
彼女は、ヨーロッパに行くとよく目にするジプシーだと思います。
削除とトルコ辺りから、スペイン辺りまで、普遍的にいます。何処の国でも、公的なサービスがないのでしょう、物乞いしてる姿をお見受けします。
私どもが、彼らにしてあげられることは、前に置かれたカップに小銭を入れてあげることくらいです。せめて、写真で荘厳してあげることができたなら、幸いと言うべきでしょう。