2026/07/20

POST#1913 The Great Money Game SWINDLE!

Copenhagen,Denmark

ここんとこ、気温も爆上がりしてる。電気の使い過ぎだとは思うが、クーラーなしじゃやってられない。37度とか、湿った空気がねっとりと肌にまとわりついてくる。ビットコイン🔗マイニング🔗なんかで電気を使って、地球温暖化に貢献するのは考えもんだぜ。

ビットコイン🔗マイナーの皆さんのたゆまぬ努力の甲斐あって、あんまりにもビットコイン🔗が爆上がりしてるんで、似たようなものを作り出したりする動きが出てきているんだ。

しかし、この新手の仮想通貨はビットコイン🔗のようなまったくの幻想によって立つものではなく、実体経済(金利や物価)と完全に連動するように作られたステーブルコイン🔗(デジタルドル)」という現代の別解だ。

なんだそりゃ?ってのが俺のような資産運用に縁のない人間の感想だ。

ステーブルコイン🔗とは、価格の安定性を保つように設計された暗号資産(仮想通貨)なんだそうな。ビットコイン🔗などの一般的な暗号資産とは異なり、米ドルや日本円などの法定通貨、または金(ゴールド)などの資産と価格が連動(ペッグ)するように作られているらしい。

つまり、実際の貨幣やゴールドとリンクするように設計されているところがミソだってことだ。これでビットコインのような高騰や暴落を防いでるわけだ。足のない仮想通貨というゴーストに実体経済との連動っていう足をつけてやって、本物みたいに擬態させているわけだ。

ステーブルコインは、価格を安定させるシステム設計の方法によって、ざっくり4つのタイプに分かれてるみたいだ。

法定通貨担保型

法定通貨(米ドルだの日本円だのユーロなど)を同額の担保として保有する仕組みだ。代表例というか圧倒的に流通量が多いのがアメリカの発行するUSDC🔗USDT🔗だな。

暗号資産担保型

ビットコイン🔗イーサリアム🔗など他の暗号資産を担保にする仕組みだが、当然価値が乱高下する仮想通貨を担保にした仮想通貨なんて、なんかすごく胡散臭いな。ということで、このタイプのステーブルコインは、額面に対して過大な額のビットコインやイーサリアムを保有することで、その過大な分を相場の乱高下に対するバッファーにしているという設計だ。

③コモディティ担保型

これはまぁわかりやすい。金や原油などの現物資産を担保にする仕組みだ。

発行元が保有する金を担保にしていたりするわけだ。金相場が上がると仮想通貨の価値も上がる。代表例:PAX Gold 🔗だ。1トークンが実物の金(ロンドン・グッド・ディリバリー・ゴールド・バー)の1トロイオンスと連動しているんだそうだ。イーサリアム🔗・ネット・ブロックチェーン(ERC-20)上で機能し、保有者は金庫に保管された金地金を直接所有しているのと同じ価値を持つんだそうだ。

アルゴリズム型(無担保型)

「供給量をプログラム(アルゴリズム)で自動調節して、価格を1ドルなどに保つ」仕組みなんだそうだ。法定通貨や金(ゴールド)のような「本物の裏付け資産」を持たないことが最大の特徴なんだ。それじゃビットコインと大差ないよなと思うだろう。その難点を、経済学の基本である「モノが増えれば価値が下がり、モノが減れば価値が上がる(需要と供給の法則🔗)」という需給曲線のシステムをベースにした、スマートコントラクト(自動執行プログラム)を使って24時間強制的に行うことで価格を安定させようとしてるんだそうだ。

しかし、無担保故のリスクがあるよな。そう、過去に大暴落(USTなど)の事例があり、リスクが高いんだ。

こんなわけのわからないものが、雨後の筍のように出てくるからには、この暗号資産の購入や売却、或いはその価値の裏付けに実物資産の資産価値との間で、とんでもなく利益が出るからくりがあるんじゃないかと疑わしく思えてくるぜ。実際に、運営元の信用リスクもある。つまりだ『裏付けとなる担保資産が本当に存在するか』が重要ってことだ。また、金融当局による規制による影響もあるだろう。それぞれの国は自国の通貨の価値を守らなきゃいけない。それになんだかわけのよくわかない仮想通貨がぶら下がっていたら、万一の場合法定通貨自体の価値を毀損してしまう可能性だってあるだろう。だからこそ各国の法規制により、利用や流通が制限される可能性がある。

また、ペッグ外れ(ディペッグ)といって、何らかの要因で「1ドル=1ドル」の連動が崩れるリスクだって当然ある。アメリカのFRBが発行しているわけじゃないんだから。

で、世間で言われているステーブルコインの主なメリットはこんなところだ。

①価格が安定している:日常的な決済や送金に利用しやすい。

②送金コストが低い:国際送金も24時間いつでも安価かつ高速に完了する。

③避難先としての機能:仮想通貨市場が暴落した際の一時的な資金退避先になる。

更に当の各国の中央銀行も『中央銀行発行デジタルコイン🔗』なんてのを出すに至ってる。

これは法定のデジタル通貨って言ってもいいだろう。

うーん、俺が思うに中央銀行発行デジタルコイン🔗にしてもステーブルコイン🔗にしても別にその大騒ぎするほどのこともないよな。日本の中央銀行が発行してる日銀の発行している、皆様お馴染みの日本銀行券なんてのも、原初の姿はパソコンに入力されたただの数字なんだから、中央銀行発行デジタルコイン🔗そのものだし、本来通貨に実体なんかないのはステーブルコイン🔗と大差ないんだ。

これが現代のマネタリーシステム(通貨の仕組み)の核心なんだ中央銀行発行デジタルコイン🔗ステーブルコイン🔗が大騒ぎされているらしいけれど、その本質を見れば「何をいまさら」という話に過ぎないんだ。新しいラベルに騙されちゃいけない。古い缶詰のラベルを新しくしただけってのは、世の中よくあることさ。

俺や読者諸兄諸姉が「お札」として認識している日本銀行券や米ドルも、その原初の姿、そして市場を流通している大半の姿こそは、日銀やFRBのパソコン(勘定系システム)にキーボードで入力された「ただの数字」にすぎないんだ

1. 現代のお金の9割以上はすでに「ただの数字」なんだぜ

多くの人は「お金=お札や硬貨」だと思っているけれど、それは流通しているお金全体の1割にも満たしていないんだ。その実態は、すでにPCの上で入力されるただの数字なのさ。これじゃルパン三世だって盗んで、フィアット500にあふれるくらい突っ込むこともできないぜ!

国債の発行も、日銀が市中銀行にお金を供給する(買いオペなど)のも、すべて中央銀行の当座預金口座のデータを書き換える(数字を入力する)だけで行われている。別に日銀の担当者がALSOK🔗の現金輸送車に同乗して三井住友銀行とかUFJ銀行とかにお金を配ってるわけじゃないんだ。
民間企業が発行するUSDCUSDTなど「ステーブルコイン🔗」がブロックチェーンに数字を書き込んでいるのと、やっていることは構造的に全くかわらないんだ。

2. ステーブルコインは「中抜き」の道具に過ぎないんだ

じゃぁなぜわざわざ「ステーブルコイン🔗」が新技術のように騒がれるかというと、それは価値のイノベーションではなく、単なる「送金ルートの乗っ取り(中抜き)」だからだ。な、さっき胡散臭いって言ったろ。金が動くときには隙ができるのさ。そして金儲けの達人たちは、その一瞬のすきにスリよりも巧みに金を儲けるんだ。

従来の送金システムは国際的な銀行のネットワーク(SWIFT🔗など)を通るため、海外送金に数日かかり、高い手数料が取られるわけだ。これに比べてステーブルコイン🔗は、その中身は「ただのドル(国債)」だけれども、ブロックチェーンという別の線路に乗せることで、銀行を無視して24時間一瞬で、格安で送れるようにした「偽装容器」に過ぎないんだ。ちなみにイーサリアムの手数料は数百円から数千円で、回線が混んでるときにはさらに高騰するわけだ。

つまり、中央銀行発行デジタルコイン🔗だろうがステーブルコイン🔗だろうが、価値の裏付けとしては、中央銀行が裏にいる時点で「本質的には同じもの」なのさ。

3. 「国が管理する数字」か「民間が管理する数字」か

唯一の違いは、そのパソコンの数字を誰が管理しているかという点だけだ。

  • 日本銀行券や国債:国家や中央銀行という、最高権力が管理する「公式の数字」。
  • ステーブルコイン:民間のフィンテック企業が、国債などを金庫に担保として預けた上で発行している「私的な数字」。

つまり、ステーブルドルとは新しい通貨などではなく、「中央銀行が作った『ただの数字』を、民間企業がブロックチェーンという最新の袋に詰め替えて売っているだけ」というのが冷徹な事実なんだ。そう、缶詰のラベルの張替えさ。


この茶番じみた民間のステーブルコイン🔗なんてのはやっぱり、「ドルや円の債権本位制(国債などを担保にする仕組み)」通貨なわけなんだよ。だからドルとかの法定通貨と11で完全にリンク(固定)していなければ、存在意義が文字通り「ゼロ」になっちまうんだ。

1. 担保が「ドル(国債)」だからこそ価値があるんだ

ステーブルコイン🔗を発行している民間企業(テザー🔗社など)は、何もゼロから価値を生み出しているわけではないんだ。錬金術師じゃないんだからな。第一そんなことをしたら、すぐに怖ーいおじさんがたくさんやってくるだろうよ。

そのからくりはユーザーから「本物のドル」を受け取り、それを原資にアメリカ国債などの「債権」を買って金庫に保管しているわけだ。
で、その本質ってのは何かって言えば、金庫の中身が「ドルの債権」だからこそ、発行されたデジタル数字も「1枚=1ドル」として信用されているわけだ。ドルとのリンクが切れた(ディペッグした)瞬間、それはただの無価値な電子データに逆戻りする。ここで、ドル債券には、アメリカ政府からの利子が付く。これは議場者の儲けになるって寸法だろうな。そう、債券ってのは、利子っていうおまけ付きの貨幣みたいなもんだからね。

2. 「独立」を謳う仮想通貨界なんて、ドルの掌の上の孫悟空なのさ。
ここに、暗号資産(仮想通貨)の世界の最大の欺瞞と矛盾があるわけだ。
建前としてはビットコイン🔗をはじめとする仮想通貨は「国家や中央銀行の支配から脱却する」と言って始まったんだぜ。その意気や良しだ。しかし、価値を生み出すにはリヴァイアサンの魔法が必要なんだ。
しかし、ビットコイン🔗は値動きが激しすぎて日常の取引に使えないため、仮想通貨市場の中で最も流通し、使われているのは「米ドルに100%依存したステーブルコイン(USDTUSDC)」ってのが実情だ

国家から独立しようとしたデジタル空間が、皮肉にも「ドル(債権本位制)の圧倒的な利便性」に寄生しないと1秒も成り立たないのが冷徹な真実なんだ。ドル覇権はなかなかしぶといぜ。なんせ今の世界はドル本位制だからな。

3. だからこそ「裏の金庫」が常に疑われる

「ドルとリンクしていなければ何の意味もない」からこそ、このシステムは常に「本当に金庫に同じ額のドル債権があるのか?」という疑惑(不透明性)と隣り合わせなんだ。

過去には、アルゴリズム(計算式)だけでドルとリンクさせようとした「無担保型」のステーブルコイン🔗Terra/Lunaなど)があったんだけれど、その仕組みが破綻して一瞬で数十兆円が吹き飛び、世界に大混乱をもたらした前例もある。そう、錬金術なんてないのさ。
結局、現実のドル債権で100%裏付けされていないステーブルコイン🔗は、ただの「砂上の楼閣」に過ぎないことが証明されているわけだ。
民間のステーブルコイン🔗は新しい通貨でも何でもなく、「ドルの威光(債権)を借りて、デジタル空間で便利に立ち回っているだけの、寄生型のトークン」というのが最も正確な評価だわな。
なんのこっちゃねぇ、ばかばかしい。

さて、ここで素朴な疑問だ。

みんな MBA🔗 とか取ってる賢い人たちはこういうことを理解して、ビットコインやステーブルコイン🔗とかの設計をしたり、その取引をしてるんだろうか?

結論から言うと、MBA🔗ホルダーやウォール街のファンドマネージャー、暗号資産の設計者(アーキテクト)といった「最高に頭の良い人たち」は、俺が指摘した矛盾や構造をすべて100%理解した上で、この市場を動かしているんだ。

それはどういうことかといえば、彼らが無知だからバブルが起きているのではないってことだ。

彼らは「それが幻想であり、ドル依存の債権本位制である」と知り尽くした上で、それを巨額のビジネスに変えるマネーゲームをプレイしているわけだ。

ビジネスとしては、正解なのかもしれない。

しかし、人間として正解かどうかは、俺には甚だ疑問だ。

彼らが何を考えてこの歪んだ世界を設計し、関わっているのか探ってみよう。

1. 「バブル(幻想)を自ら作り、手数料を稼ぐ」というビジネス

MBA🔗的な視点に立つと、ビットコイン🔗が「お腹の膨れない幻想」であることは欠点ではなく、むしろ「最高の集金システム」になんだ。

もちろん彼らはこの仮想通貨の高騰が、実体経済とリンクしていないバブルであることは百も承知だ。

2024年に米国でビットコインETF上場投資信託🔗)が承認されたんだが、これを作ったのはブラックロック🔗などの世界トップの超エリート金融機関だ。

彼らは、一般の人々が「値上がりする幻想」に熱狂して売買してくれるたびに、絶対に損をしない「管理手数料」を確実に中抜きする仕組みを作って大儲けしているんだ。だから、みんなが冷静になって現実を認識することは、歓迎してくれないだろうな。

2. ステーブルコイン🔗」という最強の打ち出の小槌

テザー🔗社やサークル🔗社などのステーブルコイン🔗の制度設計者たちは、「ドル・債権本位制」の仕組みを悪魔的なまでに賢く利用しているんだ。彼らはこのステーブルコイン🔗が、ドルとリンクしなければ無意味であり、裏に米国債(債権)を持たなければ破綻することを重々承知の助だ。

そして、彼らは世界中の投資家から集めた数兆円〜数十兆円という巨額のドルで、アメリカ国債を爆買いしている。そして、国債から生み出される莫大な利子(年利数%)を、自分たちのポケットに丸々入れているわけだ。

一方で、一般ユーザーには利子をほとんど分配せず「便利なデジタル数字」だけを渡しているって寸法だ。これほど美味しいビジネスはないよな。みんなに夢を売って、もうけは自分たちで親の総取りってわけだ。

3. 「現在の金融システム(ドル)がいつか壊れる」という本気の賭け

中には、単なる金儲けだけでなく、俺の言う「信用創造で行き詰まる現代のドル」の未来を本気で憂慮して設計している超エリートたちもいるにはいるさ。

彼らは「国家が借金を膨らませてお札を刷り続けるドル建ての経済システムは、中世日本の私鋳銭の乱立のように、いつか限界を迎え、ハイパーインフレや債務不履行を引き起こすに違いない!」と憂慮しているわけだ。
その大崩壊(Xデー)が来たとき、たとえ今は効率が悪く、エネルギーを浪費するバブルだと言われようとも、「国家から完全に独立して、2100万枚と決まっているビットコイン🔗」しか資産を避難させる場所がない、という冷徹なロジックで動いているわけだ。
しかし、しかしですよ。実体経済が破綻してあらゆる供給網やインフラが機能不全に陥った社会でビットコイン🔗を持っていて、どうなるんだ?俺にはイマイチわかんないな。俺が馬鹿野郎だからだろうよ。

つまり、彼らは騙されて熱狂しているのではなく、「ドルという巨大な幻想」と「ビットコイン🔗という新しい幻想」の隙間に生まれる、莫大なマネーと権力の争いを、極めて冷静にチェスのように楽しんで、ガバガバウハウハ儲けているいるのが実態なんだ。

結局それってスウィンドル=ペテンじゃないのか?

いうなれば、The Great Money Game SWINDLE!ってところだ。もちろん俺はどっちかといえばThe Great Rock'n Roll Swindle🔗のほうが好みだけどな。

ぶっちゃけて言ってしまえば、それは極めて洗練された、合法的な「スウィンドル(詐欺・ペテン)」の構造そのものだ。なぜこれが「スウィンドル」と言えるのか、彼らの手口の悪質な本質を暴いていこう。下心のない奴には、ごまかしの構造がよく見えるのさ。

1. 「持たざる者」から「持てる者」への富の吸い上げ

彼らは「分散型」「みんなの自由」という美しい言葉で大衆を誘い込むんだ。下心のあるやつらは、それにすぐ引っかかる。単なるマーケティングなのにな。大物小物を捕まえる仕掛けの、きらびやかなルアーみたいなもんさ。

その仕掛けはこうだ。価格を吊り上げて「今買わないと乗り遅れるぞ!」という幻想を植え付け、一般の人々にお金(円やドル)を投げ込ませるんだ。そうすると、ますます暴騰する。
このバブルが膨らんでいる間、MBAホルダーや初期の設計者たちは、裏でこっそり「本物の利益(手数料や国債の利子)」を確実に自分の懐へ回収しているわけだ。会計監査の様に抜け目なくね。そして最後にバブルが弾けて大損をするのは、いつも情報弱者の一般人ってことだ。

2. 「中身のない箱」を回しているだけなのさ

アダム・スミス🔗の「リンゴを採るコスト」の例えの通り、ビットコイン🔗のマイニングは莫大なエネルギーを消費して「数字」を作っているのは、皆さんもうお分かりですね。けれど、その数字自体は何か新しい価値や、人類を豊かにするパン(食べ物)などの実体を生み出しているわけではないんだ。まったくの幻想だ。

その本質が何を意味するか分かるかい?価値を創造せず、ただ「次の人がもっと高く買ってくれる」という期待だけでお金を回す仕組みは、金融の世界ではポンジ・スキーム🔗(自転車操業の詐欺)」のバリエーションとみなされても仕方がない代物なのさ。要は一種のねずみ講ってことだ。

3. ステーブルコインという「ネコババ」の構造

俺たちが対話を通して明らかにしたステーブルコイン🔗とは「債権本位制」と見つけたり!は、これまたさらにいかさまの度が過ぎてるぜ。

その手口はユーザーから預かった本物のお金を勝手にアメリカ国債(債権)に変え、そこから生まれる利息(利子)を「自分のもの」にしているわけだ。悪質だな。
本来、その利子はリスクを取って国債の裏付けを信用したユーザーに還元されるのが筋だろう。しか~し、連中は「デジタル空間でドルとして使える便利さ」と引き換えに、その莫大な富をネコババしているってわけだ。
まったく、ルパン三世もびっくりするような巧妙な仕組みだぜ。
しかも、ルパンがこいつらから儲けをかすめ取ろうとしても、金庫に現金が入ってるわけじゃない。単なるデータでしかないからな。ルパンじゃちょっと難しいな。マウントゴックスの時みたいに腕利きのハッカーが必要だろうよ(笑)。

結論として、最先端の「Web3」だの「暗号資産」だのといった横文字の正体は、「賢いエリートたちが、法律の抜け穴を突いて作った、合法的な集金装置(=グレーゾーンの詐欺まがい)」というのが、実体経済の視点から見た冷徹な真実なんだ。

2026/07/19

POST#1912 エルサルバドルの向こうにうっすらと中世日本が垣間見えるのは老眼のなせる業か?

ベトナム、ハノイ
じゃぁ、思考実験を続けていよう。ご存じの通り、俺はねちっこいんだ。 

いいですか? まず、皆様に大人気の限定2100万枚のビットコインを、分割、分割、分割して、スマホで現金に変換するというわけだ。

そうすることによって、それをブロックチェーンで計算していく。何しろこの計算こそが、このビットコインの価値を担保してるんだからね。これをマイニングっていうんだろうけど、このプロセスはとんでもなく膨大なエネルギーを消費すると思うんだ。

地球温暖化だなんだって、ずっと揉めているのに、電力はこれでバンバン使われている。全世界の電力需要の0.5パーセントくらいが使われていると見積もられているらしい。

このコストは、実際に通貨として使える金額をはるかに上回ってしまうのではないだろうか?そして、この膨大なコストを伴うプロセスによって、ビットコイン自体の価値がどんどんどんどん、上昇してっているだけなんじゃないかとすら思えてくる。

ほら、あのアダム・スミス🔗の有名な労働価値説🔗だよ、えーっと、りんごを取るコストが価格に反映してるていうアノ法則から逸脱するものではないんじゃないか?

こいつは、ビットコインが抱える最大の弱点であり、経済学における労働価値説🔗」つまりコストが価格を決めるの本質を突いているといえそうだな。

「リンゴを収穫するコスト(手間・人件費)が価格に反映される」のと同じで、ビットコインも「膨大な電気代と計算コスト(マイニング🔗)がかかっているから価格が高くなっているだけではないか」という見方は正しいと考えられるだろう。だって、マイニングするPC代金や電気代、人件費を回収することができなければ、誰がその膨大なコストをかけてせっせとビットコインをマイニング🔗するんだ?人はただでは指一本動かさないと話したよね。

この「莫大なエネルギー消費」と「通貨としての実用性」の矛盾について、経済学と技術の視点から考えてみるかい?OK、Ready GO!

1. 「ジュースを買う決済」に使うのはコスト的に不可能

ビットコインのブロックチェーンという基本システムを使って、スマホで数百円の現金をやり取りしたり、ジュースを買ったりするのはコストの観点から絶対に不可能だ。

昨日の話とは切り口が違うけれど、それはコインの裏表。じゃぁ、今日の理由は何かって?ビットコインのネットワークは、世界中のマイナー(採掘者)が膨大なスーパーコンピュータを回し、国家規模の電気代を消費してセキュリティを保っているんだ。あぁ、マイナーといっても、メジャーの反対のマイナーじゃないぜ。採掘、つまりマイニング🔗をする人さ。

ニールヤングの名曲『Heart Of Gold』にも出てくる穴掘って金を探してる鉱夫さ。もっとも、この曲とは探してるものの性質が正反対だけどな。

てことは結果的にどうなのよ。まったく割が合わないってことだ。
1回の送金・計算にかかる実質的なエネルギーコストは数千円〜数万円規模になることもある、少額の決済に使えば「手数料の方が高くなる」という本質的な破綻を迎えるんだ。昨日の話のトイレットペーパー1ドルに手数料1ドルかかるなんて話は、如何になまっちょろい話だったかということだね。

2. 「リンゴのコスト」が価格を支える限界

経済学の視点から見ると、ビットコインはまさに「莫大な電気代」というコストが価格の下支えをしているわけだ。

そのからくりとしてはこういうことだ。マイナーは、電気代よりもビットコインの価格が安くなってしまうと赤字になり、現実世界で破産することになる。この破産は、仮想じゃないところがミソだ!
じゃ、現実的な解としてはどうするか?
仕方ないな。システムを維持するコスト(電気代)が高くなればなるほど、市場の価格もそれに引っ張られて上昇せざるを得ないという側面が生じてくるわけだ。こいつはアダム・スミスが描いた実体経済の「モノの価格」と全く同じ構造だ。
だからこそ、エルサルバドルは火山の地熱を使って発電し、ビットコインのマイニングに必要な電力を補おうと四苦八苦してるんだ。

3. だからこそ「通貨」ではなく「デジタル・ゴールド」になった

このエネルギー問題があるため、ビットコインは「日常的に使う通貨」になることが完全に出来なくなったわけだ。その代わり、「金(ゴールド)」と同じ役割、いうなればヴァーチャル・エステートに特化する道を選んだというか、必然的にそうなってしまったというわけだ。

金(ゴールド)とビットコインの共通点はなにか?
金も、地球の奥底から巨大な重機を使って掘り出す、つまり今風に言えばマイニングするのに、莫大な燃料と人件費(コスト)がかかるよね。そもそもの希少性に加えて、その莫大なコストがかかっているからこそ、世界中で価値があると認められているわけだ。

ビットコインも構造的にはまったく同じだ。
マイニングと呼ばれるブロックチェーンの暗号計算をするのに、莫大な資本とエネルギーが必要になる。こんなのを使って、コンビニでポテトチップスとカップヌードルを買おうもんなら、手数料のほうがはるかに高くつくわけだ。
だからこそ、「日常の買い物(流動性)」に使うのではなく、「莫大なエネルギーを使って作られた、絶対に偽造できない頑丈な資産」として、中央銀行の金庫に眠る金(ゴールド)のように保有されるものへと変化してしまったわけだ。
それを法定通貨にしようって、とち狂ってるとしか思えないよ。
せめて金本位制みたいにビットコイン本位制とかにしとけばよかったんだろうな。それでも価値は乱高下するから、ビットコイン本位制は危なっかしくて成り立たないな(笑)。

つまり、ビットコインは「少額でスマホでサクサク使う通貨」としては、エネルギー効率が悪すぎて完全に失格でござーます(笑)。

2026/07/18

POST#1911 救世主はどこにいるんだ?!もうババ抜きにはうんざりなんだ

 

Thailand、Bangkok

昨日も話したエルサルバドルや中央アフリカの話は、もうちょっと深掘りしてみると面白そうなんで、掘ってみることにするかな?

社会的にデジタルインフラの普及や、社会資本の蓄積が十分でない社会でビットコインを『法定通貨』にするというのは、あまりにも無謀でリスクが大きい話だと思うんだ。

まず第一にデジタル弱者の人たちが、価値の交換手段を喪失してしまうという事態が容易に想像されるんだ。

こいつは単なる技術的な問題ではなく、人権や生存権に関わる極めて深刻な構造的欠陥だといえないか?俺はうちの近所の戸松さんご夫妻(御年80代後半)が、ビットコインで買いものするなんて想像できないよ。

情報インフラやWEBリテラシーが十分でない社会で、ビットコインを無理やりに法定通貨にすることは、「デジタル弱者を社会の経済活動から完全に排除する」という最悪の結果が来ること120%間違いない。とんでもなく無謀で、とんでもなくリスキーなんだ。


1. 「生存のための交換手段」の喪失

ちょっと想像してみてほしい。デジタルインフラやスマートフォンなどの端末を持たない、あるいは使いこなせない人々にとって、決済手段がデジタルのみ(あるいは推奨)に移行することは、命に関わる死活問題だ。とりわけ、こういったデジタル端末を持っていない人は、持ちたくても持つ経済的な余裕のない人である場合もあるだろう。また、新しい技術についていけないという人もかなりの割合でいるだろう。

近所のスーパーのセルフレジキャッシュレス専用で途方に暮れている老人を見たことがあるだろう?まさにあの光景が、全国的に広がるわけだ。君なら、どうする?

日常の売買からの排除
 エルサルバドルでは法律(ビットコイン法第7条)で「すべての経済主体はビットコインによる支払いを拒否してはならない」と定められたそうなんだが、露天のおばちゃんやおじちゃんはどうなるんだ?
もしこれが厳格に運用され、現金(米ドル)の流通が滞れば、スマートフォンを持たない貧困層は農作物や日用品を売ることも買うこともできなくなるだろう?
いやいや、やばいな。
基本的人権の侵害
国家が認める「交換の手段」にアクセスできないということは、市場から強制退場させられること意味してるわけだ。つまりこれは、デジタル弱者は資本主義社会からオミットされるだけでなく、生存権を脅かされることでもあるんだぜ。
これは経済的な格差を広げるだけでなく、生存そのものを脅かす暴力的な政策じゃないか?
まったく、エルサルバドルって、THE 救世主って意味なんだけど、まったくどんな救世主だよ?!

2. 「社会的共通資本」の圧倒的な不足

ビットコインを日常的に使うためには、国家規模で膨大な「社会的共通資本」つまりインフラが必要だろう。どこでもつながる通信網、WiFi環境、停電したりすることのない送電網とか、そういった俺たち日本人が当たり前に享受してるインフラだ。

しかし、この手の破綻・脆弱国家にはこれが決定的に不足しているってのがお決まりのパターンだ!どうするんだよ?

電力と通信インフラの脆弱さ
中央アフリカ共和国のインターネット普及率はわずか数%、電化率も10数%程度だった。

電気が通らず、電波も届かない村でデジタル通貨を法定通貨に指定すること自体が、現実を無視した机上の空論であったことは明白というか、はっきりいって狂ってるだろう。
そんなあほなことを発想してるから、いつまでたっても破綻国家に甘んじることになるんだ。
高額な手数料の壁
ビットコインは取引や送金のたびにネットワーク手数料がかかる。当然だ。
君も、世の中の人間は、タダでは指一本動かさないと思っておいた方がいいぜ。
これが何を意味するかといえば、ネットワークが混雑すると、数ドルの買い物を補うために、それを上回る手数料が発生することもあるってことだ。
例えば、1ドルのトイレットペーパーを買うのに、手数料が1ドルかかってたら、実質購買価格は2倍ってことになるだろう?
資本の流動性が、がくっとおちること間違いなしだ。ビットコイン自体はインフレーションしなくても、実際に物を買うのに手数料込みの金額になることで、モノの実際の単価はインフレーションしてしまうからだ。
これは、キツイ。日本人でもきついだろうが、1日の生活費が数ドル以下の破綻国家の貧困層にとって、いくらお上がこれを使えって言ったところで、ビットコインは実質的に「使ってはいけない通貨」になっちまうよな。
そうなると人々は物々交換でしのぐか、日常的に流通する、非公認のトークンを生み出して、自主的に流通させることで経済を回していく必要が生じるよね。
生きていくためには知恵を絞らないといけないんだ。

3. 「価値の保存」すらできない価格変動

弱者にとって最も残酷なのは、ビットコインの激しい価格変動(ボラティリティ)だ。

資産の目減りという恐怖
今日、一ヶ月分の食費に相当するビットコインを持っていても、明日その価値が20%暴落すれば、明日の食事を諦めなければならなくなるよな。
もし君が富裕層で、当面の暮らしに差支えがないのなら、「今は我慢の時。長期的には値上がりするはずだから、欲しがりません勝つまでは!」とビットコインの保有を続けられるかもしれないけれど、俺のようにその日暮らしの弱者にはその猶予は、まったくない!
君なら、どうする?
略奪的な構造
結果として、価格変動リスクを負えない弱者=貧乏人はビットコインをすぐに手放し、リスクを許容できる富裕層や外国の投資家だけが利益を得るという、構造的な富の吸い上げ(搾取)が発生するだけだ。まさに逆流した富の再分配だ。
しかも、この富裕層の懐に溜められたビットコインは、流動することがない。
なぜって、この人たちはビットコインを塩漬けしておけば、その希少性から(世界中の欲の皮の突っ張った連中が幻想を抱いているうちは)最終的には価値が上がると確信している欲の皮の突っ張った連中の一員だからだ。
さらに言うと、こうした失敗国家の国民のほとんどは、残念ながら失うものは命と鎖しかないというほどの貧乏人だったりするんだ。

結論:国家の責任放棄

MMTの観点から見ても、国家の本質的な役割の一つは、「すべての国民が安心して経済活動に参加できる共通のインフラ(信頼できる通貨)を提供すること」に他ならないはずだ

社会的な富の蓄積とインフラの整備が不十分なままでビットコインを導入することは、ずばり、国家としての責任を放棄し、国民(とりわけデジタル弱者や貧困層)を情け無用な弱肉強食な市場という、万人の万人に対する闘争の修羅場に、裸一貫で放り込むという「極めて無謀で、実験的な暴挙」であったと言わざるを得ないわな。

皆の衆、日本に生まれてラッキーだったな。

だからこそ、中央アフリカはすぐに撤回し、エルサルバドルも義務化を事実上取り下げざるを得なかったわけだ。てか、そんなことぐらい、ちょっと考えたらわかりそうなもんだけどな。まったくどうかしてるぜ。