2026/02/17

POST#1763 俺にはいつも考えてしまうことがある

Bhaktapur,Nepal
近年、排外的な主張をよく耳にする。
とりわけ国政選挙や地方選挙の争点になっていたりすることもしばしば耳にする。
中国人、クルド人、ヴェトナム人、トルコ人、ミャンマー人、タイ人、日系ブラジル人、ネパール人・・・。
クルド人の件に関しては、自分が当事者となったことはないのでコメントできないが、民族国家を持たない最大の民族集団の一つのクルド人の方々が、一定数日本に住んでおり、それが気に入らないという方がたくさんおいでなのだという。
様々なデマが飛び交っているようだが、そのいちいちを取り上げるつもりはない。
同じ土俵に立って水掛け論を繰り広げることになるのはごめんだからだ。
現場で働いていると、若い労働者のかなりの割合が外国からやってきたアジア系の若者たちだ。彼らの力がなければ、もう日本の社会は成り立たない。オフィスで働いているだけならそれに気づくことは難しいかもしれない。けれど、生産や建築、農業など日本人がやりたがらない仕事を、彼らは支えている。
しかし、俺たち日本人の心の中に、白人には何も言わず、アジア人には高圧的になる人種差別的な性向は潜んでいないだろうか?

俺には、ないとは言い切れない。

何度も言葉の通じない技能実習生を罵倒する日本人を見てきた。妊娠したら強制送還されるということから、産み落とした嬰児を自ら殺してしまう事件も度々耳にする。俺たち日本人は、彼らをものを食う機械だと思っていないだろうか?
去年暮らしていた京都には、多くのネパール人がいた。コンビニの店員は夜にはネパール人かスリランカ人だった。
コンビニやカレー店で、ネパール人の若者に接するとき、かつてネパールを旅した時に無邪気に話しかけてきてくれた子供たちの姿が思い出される。彼らが今、日本に来たとして、どんな気持ちになるだろう。いつも考えるんだ。

読者諸君失礼する。今日から新しい現場が始まる。緊張で吐きそうだ。

2026/02/16

POST#1762 俺たちはみんな小学生の国語の問題からやり直す必要があるかもな

クトナー・ホラ、チェコ
息子の勉強を見ている。

異様に字が汚い。そして俺と違って本を読まないから漢字を知らない。

もどかしい思いが募る。おい!そこ違うといえば、おいってい言わないで!と答える。

俺も昔は子供だったはずだけど、すっかりつまらないおっさんになってしまったので、子供が何を考えてるのか、よくわからいぜ。てか、国語なんか何がわからないのかがわからないぜ。今日の課題は志賀直哉の小僧の神様なんだけど、書いてある文章の字面を追ってるだけじゃ、質問なんか分かりっこない。相手の立場に立つこと、文章を読みながら登場人物の気持ちになって考えること。そういった能力が乏しいんだ。残念ながら。

なぜって、俺の息子は発達障害グレーゾーンだから。これについてはまた後日書くこともあるだろう。

本を読むことには、そういう共感力や想像力をはぐくむ力がある。けれど、本を読む集中力や語彙力は、日々の生活の中で養っていくしかない。

スマホでSNSの短文を読んでるだけじゃ、そういう能力は身につかないし、萎んでいく。

まぁ、俺もあんまり偉そうなことは言えた立場じゃないけどね。自分と立場や境遇の異なる人を、延髄反射的に批判するのはどうかと思うぜ。

小学生の国語の問題からやり直さないといけないな。

2026/02/15

POST#1761 レコードプレーヤーがやってきた ヤァ!ヤァ!ヤァ!

新しいレコードプレーヤーで小学生の時に買ったLPを聴く
昨日はちょっと嬉しかった。

先日ソニーのサイトで注文したレコードプレーヤーが発売日に送られたきたのだ。

PS-LX5BT🔗という機種だ。でかい段ボールにマトリョーシカのように段ボールがもう一つといった厳重な梱包で送られてきた。ヤァ!ヤァ!ヤァ!

BTというくらいだからBluetooth搭載で、カミさんが息子の勉強を見ているという不毛な営みの間にも、気にすることなくこれまたソニーのBluetoothヘッドフォンで楽しめる。俺はけっこうSONYが好きなんだ。携帯電話もガラケーの頃からずっとSONY、コンデジもSONYだ。

もちろんミニコンポ(それもSONYね)につないでリビングで聞くこともできるけれど、ヘッドフォンで家中どこにいても聴けるのはうれしい。

しかもアナログ盤独特の音の厚みがある。

最初に写真映えするアル・グリーンのI'm Still in Love With You🔗の緑色のLPをかけてみた。うっ、たまらん。このころのアル・グリーンは最高だ。君のことをまだ愛してるのさってベタなテーマもド演歌で素敵だ。

けれど、やはりこれをききたい。イエロー・マジック・オーケストラ🔗マルティプライズ🔗だ。小学五年生のころ、初めて買ったLPだ。

こいつも今聞いてもかっこいいな。高橋幸宏のタイトなリズムを刻むドラム、細野晴臣のベースライン。坂本龍一のシンセサイザーの奏でるメロディ。音の一つ一つが立ち上がってくるようだ。

俺、こんなの小学生のころから聞いてたのかよ。どんだけ周りから浮きまくってたんだろうな。50光年くらい離れたところから超高性能な天体望遠鏡で見たなら、俺が今はなき一宮名鉄百貨店のレコード売場で、このLPを買ってる姿が見えるだろう。

もう、歴史の遥か彼方だ。なんせまだソ連って国が地球にあったころだ。

けど、当時はYMOはすげー流行ってた。今の米津玄師のIRIS OUTなんか目じゃないくらい流行ってた。そんな小学生がいてもおかしくないだろう。

で、珍しがった息子が、不用意に触っていきなりLPに傷をつけてくれた。大好きなA面一曲目の名曲NICE AGEは、高橋幸宏のボーカルパートを永遠に繰り返す傷物になってしまった。人間の心も、トラウマになるような出来事に遭遇すると、その出来事が何度もフラッシュバックする。それと似ていて妙なところで感心するぜ。

まったく、泣きたくなるとはこのことだ。

失礼する。