2026/07/28

POST#1921 ケアによって人々をつなぐトークンという構想 第7章

 

Bangkok,Thailand
ケニーの荷物をプロボックスに満載し、福井から俺の倉庫まで車を転がして帰ってきた。
濃尾平野は別世界の暑さだ。夏はねっとりと暑く、冬は冷たい伊吹颪が、容赦なく体温を奪っていく。極端な世界だ。俺の右とも左ともつかない極端な思考は、この風土で鍛えられたのさ。
彼の今後の活躍を期して、二人でうな丼の特上、中詰めといわれるウナギが中ほどにも入ったやつだ。こいつを昼から胃袋に詰め込んだ。一人前いくらかは怖くてかけないぜ。
その後、ケニーの荷物を倉庫を整理して入れ込み、彼を駅まで送っていったんだ。
俺はのどがカラカラだった。家の近所のコンビニに行くと、近所のT松さんがレジでビールの500㎜l缶を6本買っている。アサヒスーパードライだ。この炎天下、飲まないとやってられないんだろう。しかし、この暑さじゃT松さんが不自由な足で、よちよち歩いてコンビニから家に着くまでに、ビールは温くなっちまうだろう。
俺はT松さんを家まで車で送ってあげたさ。ついでに明日の朝、近所の病院までT松さんのおかあさんを送ってほしいと頼まれちまった。まぁ、それも仕方ない。お礼に自家栽培と思しき茄子を持ってきてくれた。ありがとう、T松さん。
残念ながら、うちの息子は茄子が大嫌いときてるんだがね。仕方ないな。俺は茄子の入ったミートスパゲティとか作ると絶品なんだが…。

2026/07/27

POST#1920 ケアによって人々をつなぐトークンという構想 第6章

Bangkok,Thailand
友人のケニーと車で福井に行った。だから今夜は福井の駅前のホテルに泊まったわけだ。彼が以前に福井で仕事をした際にレンタル倉庫に預けていた段ボールに満載の荷物や自転車とかを俺の倉庫の片隅に置くことしたんだ。何かあったときに、面倒を見れる人間の手元に置いておいた方がいいだろう。人生は損得勘定だけじゃないってことさ。それに時には、友人と車を転がしてドライブしたり、酒を飲んだり、語り合ったりすることも必要だろう?
人生は助け合いなのさ。

2026/07/26

POST#1919 ケアによって人々をつなぐトークンという構想 第5章

ハノイ、ヴェトナム
この連日40度に達しようかという酷暑の中、俺の町ではお祭りがおこなわれている。
盆踊りとか駅前のロータリーでやるんだが、うちの息子は連日喜んで出かけていく。〆は必ず荻野目洋子🔗ダンシング・ヒーロー🔗だ。それが俺の町の掟だ。これをやらないとみな怒り狂う。
息子は仁平を着て、俺の履き古した下駄をはいて毎晩踊りに行く。そして、鼻緒を切って帰ってきた。歯のない右近🔗というタイプなので、踵のあたりもすり減りまくっている。
仕方なく、昨日は新たに般若の彫り物が施されたものを新調して、印伝の鼻緒とセットで8200円も出費してしまった。痛い。固定資産税第二期を払ったばかりだというのに…。
近所のショッピングセンターに売ってる2200円の奴じゃダメらしい。
まったく、道楽者の息子は、道楽者になるものさ。