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2015/10/28

Post #1666

Hamburg,Germany
久々に雨が降っている。
前にも書いたことがあるけれど、俺は傘がさすのが好きじゃない。手に何かを持つのが好きじゃないからってだけではないんだ。
人からなぜいつも傘を差さないのかって訊かれると、『ほら、ヨーロッパ人ってあんまりか差さないじゃない?肌が潤っていいんだよ』ってはぐらかしている。
けど、どうもそれだけじゃないんだ。カバンの中に折り畳み傘が入っていても、よほどの雨じゃないと傘は差さない俺なのさ。

自分でも何故だろうって考えて、思い至ったのはシーナ&ロケッツの歌だ。
作詞は今は亡き日本歌謡界の巨匠、阿久 悠。作曲はもちろん鮎川 誠だ。
それはこんな歌だった。


RAIN<突然雨が降ると>


突然雨が降ると 
人間の正体がわかる
突然雨が降ると 
人間の正体がわかる

恋人だって 先ず走り出し
それから慌てて手を差しのべて
急げという

濡れるから 濡れるから 
僕と同じスピードで走れという
ご親切に ご親切に 
あんたは心優しい人なのね

でもわたし あの一瞬 
あんたが一人で逃げ出したことを 
忘れやしない

雨だもの 濡れてあたりまえ
びっしょり濡れてしまおうと 
わたし言ってほしかった

突然雨が降ると 
人間の正体がわかる
突然雨が降ると 
人間の正体がわかる

しあわせだって転がり始め
話のつづきが見つからなくて 
またねという

傘がない 傘がない
なぜに傘がないか ぼやいて言う

運がない 運がない
あんたはいつもそういう人なのね

でもわたし 雨のまえ
あんたが言おうと思ってたこと
知りたくない

雨だもの 濡れて当たりまえ
一緒に濡れてしまおうと 
わたし言ってほしかった

はじめてこの曲を聴いたとき、ちょっとした衝撃だったのを覚えている。
このおれが、にわか雨で自分の恋人を置き去りにして、一目散に駆けだすような屁たれであっていいわけがない。そんなんじゃ、素敵な恋人に愛想を尽かされちまうだろう。冗談じゃない。たかがにわか雨くらいで、そんな目にあってたまるか!

そこで、俺は考えた。考えて考え抜いて、普段から傘をさす習慣をなくせば、そんな無様なことにはならないという結論に達したわけだ。
そう、雨だもの、濡れて当たり前。一緒に濡れてしまおうと言える男でありたいのさ。

もちろん、それは雨だけの話じゃない。避けられない人生のあれやこれやの話でもあるのは当然だ。そう思わないかい?

ロックンロールは時に、大切なことを教えてくれる。クレバーじゃなくても、人間味のある男でいるにはどうしたらいいかってことも。

読者諸君、失礼する。おかげでしばしば風邪をひく俺さ。

2015/07/31

Post #1578

Bali, Indonesia
SUMMERTIME BLUES
Eddie Cochran/The Who


Well, I'm a gonna raise a fuss,
I'm a gonna raise a holler
I've been working all summer
just to try and earn a dollar
Well, I went to the boss,
said I got a date
The boss said "No Dice, son,
you gotta work late"
Sometimes I wonder,
what am I gonna do
There ain't no cure for the summertime blues


Well, my mom and poppa told me,
"Son you gotta earn some money
If you want to use the car
to go out next Sunday"
Well, I didn't go to work,
I told the boss I was sick
He said "You can't use the car
'cause you didn't work a lick"
Sometimes I wonder,
what am I gonna do
There ain't no cure for the summertime blues

Gonna take two weeks,
gonna have a fine vacation
Gonna take my problems
to the United Nations
Well, I went to my congressman, he said, quote
"I'd like to help you son but you're too young to vote"
Sometimes I wonder,
what am I gonna do
There ain't no cure for the summertime blues

21歳の若さで夭折したエディ・コクランの名曲、サマータイムブルース。
勤労少年が親方にこき使われて、デートにもいけないってことで、『夏の憂鬱』に治療薬なんかないのさと歌う。
まさに、今の俺だな。俺はとっくに若年労働者じゃないけれど、俺の業界は労働安全衛生法の遵守は求められても、労働基準法なんて洒落たもんは、守られることはない、真っ黒な業界だからな。

俺がこの曲を初めて知ったのは、エディ・コクランだったか、それともThe WHOの名盤”Live at Leeds”だったかな。おおらかなロックンロールナンバーのエディ・コクランの原曲も好きだけど、俺が好きなのはThe WHOの爆音ライブヴァージョンだ。少年の親方の声を、ベースのジョンがガラガラ声で歌うのが好きだな。

このロックンロールの名曲に、皮肉の利いた歌詞をつけたのが、RCサクセションの忌野清志郎だった。今から30年ほどまえ、物議を醸し、東芝EMIから発売を拒否されたいわくつきの曲だ。
その諧謔の利いた歌詞は、30年たっても未だに現代的な問題を突き付けてくる。

暑い夏がそこまで来てる
みんなが海に繰り出してゆく
ひとけのない所で泳いだら
原子力発電所が建っている
さっぱりわかんねぇ なんのため?
狭い日本のサマータイム・ブルース

熱い炎が先っちょまで出てる
東海地震もそこまで来てる
だけどもまだまだ増えていく
原子力発電所が建っていく
さっぱりわかんねぇ 誰のため?
狭い日本のサマータイム・ブルース

寒い冬がそこまで来てる
あんたもこのごろ抜け毛が多い
それでもTVは言っている
『日本の原発は安全です』
さっぱりわかんねぇ 根拠がねぇ
これが最後のサマータイム・ブルース

あくせく稼いで税金とられ
たまのバカンス田舎に行けば
37個も建っている
原子力発電所がまだ増える
知らねぇうちに漏れていた
あきれたもんだな サマータイム・ブルース

電力は余ってる 要らねぇ
もう要らない
電力は余ってる 要らねぇ
欲しくない
原子力は要らない 危ねぇ
欲しくない
要らねぇ 要らねぇ
電力は余ってるってよ
要らねぇ 危ねぇ
 
(日本語作詞:忌野清志郎)

当時、RCサクセションは電気機器メーカー大手の東芝の子会社、東芝EMIからレコードを出していた。しかし、この曲が原発メーカー(そして巨額の粉飾決算で最近話題沸騰)の東芝の逆鱗に触れ、発売禁止になったのだ。結局、この曲を含む名盤『カヴァーズ』は古巣のキティレコードから配給され、世の中に出回ったんだ。

当時は誰も本気に取らなかった。
今、改めてこの歌詞を読み、口ずさんでみると、震災を経験した俺たちには、この歌は異様なリアリティーがあるってことがわかるだろう。
そう感じないのは、電力会社のお偉いさんか、日本を守ると言いながら戦争したくて仕方ないといった風情の安倍ソーリ率いる、皆様お馴染みの自民党の阿呆どもだけに違いないぜ。
そんなに安全なら、東京湾や大阪港のど真ん中に作ってみたらどうなんだい?世界サイコーの安全水準なんだろう?名古屋港には御免だぜ。
なに、大丈夫さ。実際に地震や津波でえらいことになっても、誰も責任とりゃしないんだからな。

どうして皆様の安倍ソーリは、原発再稼働と安全保障法案、つまり戦争法案の成立を急ぐのか?
決まってるじゃん、日本のソーリ大臣なんて、みんなアメリカのポチだからさ。言ってることとやってることがちぐはぐなのさ。

バカバカしいぜ。俺は安倍ソーリの政策法案には、これっぽっちも共感できないぜ。

読者諸君、失礼する。夏の憂鬱につける薬はないのさ。7月もやっと終わりか。

2015/07/30

Post #1577

Bhaktapur,Nepal
RCサクセション
君が僕を知ってる

今までしてきた悪い事だけで
僕が明日 有名になっても
どうってことないぜ まるで気にしない
君が 僕を 知ってる


誰かが僕の 邪魔をしても
きっと君は いいこと思いつく
なんでもないことで 僕を笑わせる
君が 僕を 知ってる


何から何まで君がわかっていてくれる
僕のこと すべて わかっていてくれる
離れ離れになんか なれないさ


コーヒーを僕に いれておくれよ
二人の この部屋のなかで
僕らはここにいる 灯りを暗くして
君が 僕を 知ってる


何から何まで君がわかっていてくれる
僕のこと すべて わかっていてくれる
上から下まで 全部 わかっていてくれる
僕のこと すべて Baby わかっていてくれる
わかっていてくれる わかっていてくれる
わかっていてくれる わかっていてくれる
わかっていてくれる わかっていてくれる
わかっていてくれる・・・

(作詞:忌野清志郎 作曲:肝沢幅一)


まだほんの小僧の頃から、いつもふと口ずさむ歌。

全ての人にわかってもらえなくても、かまわない。君が僕をわかってくれてるから。
心ない人の言葉も、どうしようもない現実も、君が僕を知ってるから、そんなの屁でもないのさ。
お堅い連中に理解されなくっても、君が僕を知ってるから、まるで気にならないさ。

そう、君が僕をわかっていてくれているかぎり、なにがおこったって、どうってことないのさ。

世の中で、誰にもわかってもらえないってことは、すごくさみしいことだと僕は思ってる。
孤独がイイなんて、女にもてたい奴が気取ってるだけなんじゃないの?なんてね。
君には、君のことをほんとうにわかってくれている人は、ちゃんといるのかい?
OK、それならいいんだ。安心だ。もちろん、僕にもちゃんといるのさ。
僕がどんなに苦しんでいたって、君がわかってくれている限り、僕はへっちゃらなのさ。

君が僕のことをわかっていてくれることで、僕がどんなに心強いか、君に伝えたい。
僕を支えてっ暮れてるのは、君なんだぜ。
そして、出来ることなら、君のことをもっと知りたいのさ。

そうすればきっと、どんなに離れていたって、離れ離れになることなんかないんだぜ。

読者諸君、失礼するぜ。インスタントじゃないコーヒーを、僕にいれておくれよ。

2015/07/29

Post #1576

Rabat,Morocco
RCサクセション
空がまた暗くなる


大人だろ 勇気を出せよ
大人だろ 知ってるはずさ
悲しい時も涙なんか 
誰にも見せられない


大人だろ 勇気を出せよ
大人だろ 笑っていても
暗く曇ったこの空を
隠すことなどできない


ああ 子供の頃のように
さあ 勇気を出すのさ  
きっと 道に迷わずに 
君の家にたどりつけるさ


大人だろ 勇気を出せよ 
大人だろ 知ってることが
誰にも言えない事ばかりじゃ 
空がまた暗くなる


ああ 子供の頃のように   
さあ 勇気を出すのさ
きっと 道に迷わずに 
君の家にたどりつけるさ


Yeah 勇気を出せよ 
大人だろ 知ってるはずさ
悲しい時も涙なんか
もう二度とは流せない


悲しい時も涙だけじゃ 
空がまた暗くなる 
空がまた暗くなる
この空がまた暗くなる

 
大人だろ

(作詞作曲、忌野清志郎)


俺が大人か、ガキのまんまなのか、誰かが勝手に決めたらイイさ。

歳月を重ねて、いろんな経験をしてきた。
そうしてはじめてわかったことが、たくさんあるのさ。
そう、この歌の重たさと確かさが、ズシリと感じられるくらいにはね。




読者諸君、失礼いたす。君のもとに、いつかたどり着きたいよ。

2015/07/28

Post #1575

Dubrovnik,Croatia
Noel Gallagher's High Flying Birds

Ballad Of The Mighty I


I followed you down to the end of the world
To wait outside your window
In the heat of the rain I will call your name
But you just passed me by
If you put me up like a fly on the wall
Then you'll be to blame when the heavens fall
Give me a sign that you hear me call
But you just pass me by
The colou
rs around me are fading away
But I'll be waiting come what may
I'll find you.. Yes I'll find you..
If I've got to be the man who walks the earth alone.

I followed the stars and I sailed to the sun
I held it in my fingers
Alone on the beach on my own out of reach
When you just passed me by
I'd give you the world if you'd take my hand
But you left me alone in the sinking sand
I strike up the band for one last stand
But you just passed me by
Show me the rules of the games you play
And I'll be here waiting, come what may
I'll find you.. Yes I'll find you..
If I've got to be the man who walks the earth
I'll find you.. Yes I'll find you..
If I've got to be the man who walks the earth alone.

I've followed you now to the end of the world
To wait outside your window
In the heat of the rain I will call your name
But you just pass me by
Wherever you run I'll be on your tail
Whatever you're hiding behind your veil
I'll find you.. Yes I'll find you..
If I've got to be the man who walks the earth
I'll find you.. Yes I'll find you..
If I've got to be the man who walks the earth alone
.



"Yes, I'll find You...
If I've got to be the man who walks the earth alone."

I feel a sympathy so deep,every time listen this song.
I think so,too. 
It’s cause I like this song.


My Guys & Ladies, Good Night. Have a good Sleep.

2015/07/27

Post #1574

Dubrovnik,Croatia
Janis Joplin
SUMMERTIME

Summertime,
And the livin' is easy
Fish are jumpin'
And the cotton is high

Oh, Your daddy's rich
And your mamma's good lookin'
So hush little baby
Don't you cry

One of these mornings
You're going to rise up singing
Then you'll spread your wings
And you'll take to the sky

But until that morning
There's a'nothing can harm you
With your daddy and mammy standing by

Summertime,
And the livin' is easy
Fish are jumpin'
And the cotton is high

Your daddy's rich
And your mamma's good lookin'
So hush little baby
Don't you cry


ジャニス・ジョップリンみたいな女性がいたなら、
陽気でファニーな笑顔の奥に、
誰にも分ってもらえない苦しみを抱いているような女性がいたら、
そしてなおかつ飛びっきりに歌が上手かったなら、
好きにならずにいるのは、俺には難しいな。

読者諸君、失礼する。昨日も暑かったから、ふとこの歌を思い出したのさ。名曲だ。


2015/07/26

Post #1572

Essaouira,Morocco
THE WHO
BARGAIN

I'd gladly lose me to find you
I'd gladly give up all I had
To find you I'd suffer anything and be glad

I'd pay any price just to get you
I'd work all my life and I will
To win you I'd stand naked, stoned and stabbed

I'd call that a bargain
The best I ever had
The best I ever had

I'd gladly lose me to find you
I'd gladly give up all I got
To catch you I'm gonna run and never stop

I'd pay any price just to win you
Surrender my good life for bad
To find you I'm gonna drown an unsung man

I'd call that a bargain
The best I ever had
The best I ever had

I sit looking 'round
I look at my face inm the mirror
I know I'm worth nothing without you
And like one and one don't make two
One and one make one
And I'm looking for that free ride to me
I'm looking for you

I'd gladly lose me to find you
I'd gladly give up all I got
To catch you I'm gonna run and never stop

I'd pay any price just to win you
Surrender my good life for bad
To find you I'm gonna drown an unsung man

I'd call that a bargain
The best I ever had
The best I ever had





I'd gladly lose me to find you, I think so.

I'd gladly give up all I got,I think so too.


My Guys and Sweet Ladies, Good Night. Hava a Nice Sunday.

2015/07/25

Post #1571

Bruxelles,Belgium
Billy Bragg
The Milkman Of Human Kindness

If you're lonely, I will call
If you're poorly, I will send poetry

I love you, I am the milkman
Of human kindness
I'll leave an extra pint

If you're sleeping, I will wait
If your bed is wet, I will dry your tears

I love you, I am the milkman
Of human kindness
I'll leave an extra pint

Hold my hand for me, I'm waking up
Hold my hand for me, I'm waking up
Won't you hold my hand? I'm making up
Hold my hand for me, I'm making up

If you're falling, I'll put out my hands
If you feel bitter, I will understand

I love you, I am the milkman
Of human kindness
I'll leave an extra pint




I wanna be Your Milkman of Human Kindness.

My Dear, Good Night, Good Sleep.

2015/07/24

Post #1570

Fes,Morocco
Pete Townshend & Ronnie Lane
HEART OF HANG ONTO

Johnny boy, he's always propping up the bar
He's sees life crystallized through his jar
He says he only lives for beer
But deep in his heart is a cry of fear


Give me a heart to hang onto
Give me a soul that's tailored new
Give me a heart to hang onto
A heart to hang onto


Sally seems to get bigger everyday
She evens out in a contented way
A finger on the pulse of every guy
But deep in the night you can hear her cry


Give me a heart to hang onto
Give me a life that's tailored new
Give me a heart to hang onto
Oh please a heart to hang onto


Give me heart to hang onto
Give me a soul that's tailored new
Give me a heart to hang onto


Danny, he wants to save for a new guitar
He's going to learn to play but he won't get far
He thinks it's an easy going' high
But his whole life is just another try


Give me a heart to hang onto
Give me a suit that's tailored true
Give me a heart to hang onto
A heart to hang onto


I need a heart... to hang onto...


I want to get a heart to hang onto for you.

My Dear, Good Night, Good Sleep.

2015/05/05

Post #1490

ロシア上空、日本へ向けてのフライトでは、夜明けがずっと続いている。
また、旅が終わった。今朝、日本に帰ってきたのだ。どうってことないぜ。

俺は何処だって、たいてい3日いれば退屈しちまう性分なんだ。
だから、毎日同じところで同じような仕事をするのは向いてない。
工場の機械じゃないんだからな。毎日違ったところで、、毎日違ったことをやっていたい。
旅先も転々としてる。毎日のようにホテルが変わる。今日見てる風景は、二度と見ることはないかもしれない。もっとも、女性に関してはそうでもないんで、これまた心苦しいことも多々あった。
もちろん、君にはなにも言えないけどね。

旅先で、表面的ではあるけれど、いろんなことを見聞きすると、自分の世界が広がる。
それが、日常の生活を生きる上で、大きな支えになっているように思うぜ。

もちろん、言葉はよくわからない。
スペイン語だのドイツ語はもちろん、スウェーデン語だのデンマーク語なんてまったく分からないよ。英語だって怪しいもんさ。実にテキトーだ。
けれど、相手の目を見る。
ニコリとしてみる。
眉をあげて目を開いてみる。
それだけでも、通じるものがある。
こんちわ、ありがとうだけでも、なんとなく打ち解ける。

俺の旅は、いつか終わる。
自分の心と体の均衡が崩れたとき、自分の自意識と実際の肉体がしっくり来なくなったとき、それは終わるんだろうと思っている。
これはこれで、自分ってものを飼い慣らし、乗りこなすには、すごく体力がいるのさ。
OK、けれどそれはまだ先の話だ。今は考えずにおこう。

ブレーメンの蚤の市で手に入れたニール・ヤング。お値段4€。ジャケット染みつき。
今回の旅で、偶然というか必然というかで手にしたニール・ヤングの名盤ハーヴェスト。この偶然だか必然だかというのが、まぁ縁ということなんだろう。もっと緻密に言えば、偶然に必然を見出すこと。人との出会いもそういうもんだろう?
そう、そしてこのCDの中の一曲が、何度も方々旅してきた自分には、ぐっとくるんだな。

超名曲『ハート・オブ・ゴールド』だ。

You tubeから、この曲を歌うニールヤングの動画を引張ってきて、貼りつけてみた。
71年のものだ。良かったら見てほしい。
ニール・ヤングは、以前の俺にはその良さがよくわからなった。
けど、歳食った今では、文句なしにいいと思えるよ。
大人になったということなのかな。



Heart Of Gold

I want to live
I want to give
I've been a miner for a heart of gold.
It's these expressions I never give
That keep me searching for a heart of gold
And I'm getting old.

I've been to Hollywood
I've been to Redwood
I crossed the ocean for a heart of gold
I've been in my mind,it's such a fine line
That keep me searching for a heart of gold
And I'm getting old.

訳してみるとこんな感じかな。
あくまで俺のテキトーな意訳だから、おかしいとか言って突っ込まないように頼むぜ。

『俺は生きたい
 俺は与えたい
 俺は黄金のような心を(金鉱を掘るようにして)探し求めてる。
 それはこんな表現では、僕がいまだに与えたことのないもの。
 それが俺に黄金の(ような美しい)心を探し求めさせる。
 そうして、俺は歳くっちまう・・・。

 俺はハリウッド(のような欲望の街)にも行った。
 俺はレッドウッド(の深い森)にも行った。
 俺は黄金の心を求めて、海だって渡ったんだ。
 俺の心はそいつを求めて狂わんばかりだ。
 それが俺に黄金の(ような美しい)心を探し求めさせる。
 そうして、俺は年老いていく・・・。』

読者諸君、失礼する。また会おう。ハート・オブ・ゴールドか・・・。ええなぁ・・・。
ねぇ、君の心は黄金のように輝いているかい?

2015/02/21

Post #1417

Praha,Czech
"If she can find a reason to forgive
 Then I can find a reason to live


 Oh I believe in miracles
 Oh I believe in better world for me and you
 Oh-oh-oh, I believe in miracle
 Oh I believe in better world for me and you

 I close my eyes  and think how it might be
 The future's here today
 It's not too late
 It's not too late,no!

 Oh I believe in miracles
 Oh I believe in better world for me and you
 Oh-oh-oh, I believe in miracle
 Oh I believe in better world for me and you

The Ramones "I believe in miracles"

読者諸君、失礼する。俺はミラクルを信じてるぜ。

2015/02/20

Post #1416

Kathmandu,Nepal
I just want to walk right out of this world

'Cause everyone has a poison heat

The Ramones "Poisn heart"

読者諸君、失礼する。俺はこの世界の外側を歩きたい。

2015/02/15

Post #1411

シーナ、さようなら・・・。
朝、いつものように仕事を終えて帰宅する。
レンジで食事を温めて、くだらない政治の動向や気分が悪くなる犯罪ばかりが報じられた新聞を見ながら飯を食う。
侘しいものだ。
新聞の黒枠記事に目を落とすと、シーナ&ロケッツと書いてある。
日本の誇る最強ロックンロールおしどり夫婦、鮎川誠とその妻シーナ。それこそがシーナ・アンド・ザ・ロケッツ(以下シナロケ)だ。シナロケは、鮎川がシーナに出会い、彼女に歌を歌わせるために作ったバンドなんだ。

そのシーナが亡くなった。
享年61歳。
子宮頸癌だった。

俺は、それを見て一瞬意味が頭に入ってこずに、ただ『えっー!えっー!』と叫ぶしかできなかった。
人は誰しも死んでしまうものだけれど、とても悲しいよ。
俺の好きな人たちは、次々あの世に行ってしまう。

今から30年ほど昔のこった。
当時モヒカンパンク野郎だった俺は、地元のライブハウスで知り合ったパンクの女の子二人が、東京にアパートを借りて暮らしているというので、遊びに行ったんだ。
場所はもう覚えていないし、彼女たちの名前だってもう忘れてしまったよ。
覚えているのは、そのうち一人はとっても小さくて気の強い人だったってのと、もう一人はけっこう大柄でグラマーなおねーさんだったってことだ。
いまの俺なら、年上(といってもまだ二人とも10代だったろう)の女の子二人、しかもまったくタイプが違うおねーさん二人と、おんなじ小さな部屋で眠るなんて、絶対朝まで眠らないだろ、やってやってヤリまくるぜって思うけれど、当時の俺はモヒカン刈りのイカレチンポだったにせよ、なんせ10代の小僧だ。ロクに経験もないんで、そんなこともなく、眠くなるまでロックの話をしていたっけ。
そして、その時彼女たちから聞いたのが、シーナと鮎川誠が、ベビーカーを押して歩いていたのを目撃したという都市伝説のような話だった。

シーナはステージ衣装のようなド派手な格好で、真っ赤な髪を逆毛にしてベビーカーを押していた。そのすぐ横を長身痩躯でサングラスの鮎川誠が、気遣うように寄り添っていたという。

カッコE!そんなぶっ飛んだカップルがこの世にいるのなら、いつか結婚して子供を持つのも悪くないと思ったよ。

まるで、シーナが歌った歌のようだ。

ROCK ON BABY
~ロックの好きなベイビー抱いて~

♪ロックの好きなベイビー抱いて
 可愛いママが行く


 この子が二十歳になる頃には
 この世はきっとよくなってる
 だからしばらくママとおまえで
 がんばろうね がんばろうね
 ロックで笑うおまえを見ていると
 勇気がいつもわいて来るから

 愛したから おまえが出来て
 愛があるから おまえを産んで
 いろいろあれこれ言われたけれど
 ロックでこの世がまわるまで
 人間信じてがんばろうね

 ロックの好きなベイビー抱いて
 可愛いママが行く

 まだまだ醜いこの世だけれど
 やがてはいつかまともに変わる
 悩み合っても 得はないから
 笑っていようね 笑っていようね
 ロックで眠るおまえに触れると
 心がひとりで踊り出すから

 愛したから おまえがここに
 愛があるから おまえとともに
 明日も未来も 必ず来るよ
 ロックで話が出来るまで
 人間愛して笑てようね

 ロックの好きなベイビー抱いて
 可愛いママが行く

(作詞:阿久 悠、作曲:鮎川 誠、1994年)

この曲からもう20年以上経つけれど、残念ながら世界はもっとひどいことになっている。そして、シーナも死んでしまった。

スラリとしたスタイルに、頬骨の張った気の強そうな顔立ち。
そして、すこしハスキーだけど芯に甘くコケティッシュな響きを持ったその声。
エネルギーに溢れてて、突っ張ってるけれど、実は甘えん坊で寂しがりな女性を想いおこさせる。
俺の女性の好みとしては、どストライクだ。
むしろ、御幼少のみぎりに刷り込まれたシーナの印象って、俺の女性の好みに大きな影響を与えてると思う。

今でも、ふっと彼女の歌のフレーズが口をついて出てくる。

♪どーしても逢いたい いま
 どーしても逢いたい すぐ
 どーしても逢いたい いま
 どーしても逢いたい すぐ
 KISSしたら 気付くでしょう
 運命(さだめ)が指さす女は私

(DO SHITEMO AITAI ~どうしても逢いたい~)
そんなこと、女性に言われたら、俺なら間違いなく運命とやらに従っちまうだろう。
できることなら、そんなことを言って俺を揺さぶるような激しい女性に出会ってみたいもんだって、ずっと思ってたよ。そうこうしてるうちに、無惨にもこんなおっさんになっちまったがね。


♪テクニックじゃない 本能よ
 だから悪女なんて言わないで
 恋と女はイコール
 男の夢の玉手箱

 見せてあげる 聴かせてあげる
 恋の奥の手 とっておき
 初めてつかう十八番
 素敵な恋のマジック

(ABC)
ABCかぁ・・・。モータウンサウンドみたいなこの曲も忘れられないよな。そんなマジックにかかって見たかったさ。

♪しぼって 僕のレモンを
 あなたの好きなだけ
 たっぷり僕のレモンを
 あなたの紅茶の中に
 Ah、ah、ah
 二人で飲みます LEMON TEA

(LEMON TEA)
ヤードバーズのTrain Kept Rollingの替え歌候なレモンティーは、露骨なダブルミーニングのエロソングだったっけ。


♪思い切り愛し 思い切り愛されたいわ
 はだかになるから あなたもハートのドアをあけて
 Ah うまれたままのすがたで
 Ah 自然な気持ちで抱き合って

 遊びの恋の虚しさに やっと今気付いたの
 フワフワ今日まで生きてきて やっと今気付いたの

 遊びの恋の虚しさに 荷物まとめてサヨナラ
 ダラダラ今日までひきずった 遊びの恋にサヨナラ

(A MAIN LOVER ~今夜はたっぷり~)
ああ、シーナ・・・。女の子に対するときは、ハートのドアを開け放つことを教えてくれたのは、あなただったよ。ありがとう。

読者諸君、失礼する。シーナの歌声を聴いていたら、悲しくて悲しくて、涙が止まらない。もうこれ以上なにも書いてられないよ。シーナよ、お疲れ様。よくがんばったね。安らかに眠っておくれ。
RIP

2015/01/19

Post #1384

Bruxelles
サザンの桑田が、紫綬褒章を貰って、それを聴衆の前で披露して、オークションにかけるようなふりをして批判されている。
俺は、サザンに興味がないので、それに関してどうこう言う立場ではない。
けど、桑田自身、たんなる演出ですと言いながら、オーディエンスの前にちょび髭をつけて出てきてみたり、政府の安全保障政策を皮肉っていると取られるような歌詞を紅白で歌ってみたりと、最近面白いことをやっているなぁと思っていたのに、なんだか残念な気もする。
もっとも、俺の愛する今は亡き忌野清志郎なら、そもそも紫綬褒章なんてもらえる訳もないし、貰えることになっても、辞退していただろう。
ロックとは、反体制の音楽であったはずなのに、体制に認められてしまったなら、権力者のポチに成り下がってしまうじゃないの。すくなくとも、自分が批判し続けてきた相手に、名誉な賞を与えられるというのは、俺なら御免だ。権力者の皆さんには、ぜひとも目の上のたんこぶのように鬱陶しく思って欲しい。
ロックは昔は、不良の音楽だった。ロックなんか聞いてる奴はロクでもない奴だった。俺の周りにもそんなロックなロクでなしはたくさんいた。
愛すべき馬鹿野郎たちだった。
きっと、桑田はロックではなくて、ポップミュージック、つまり大衆音楽だったということだと思うことにしておこう。なにしろ名誉ある紫綬褒章だからな。国家権力のお墨付きなんだ。
ロック60年の歴史で、ロックが体制にすんなり取り込まれてしまったことで、そのエネルギーは明らかに減衰している。
悲しいことだ。
実際、俺が好んで聞くのは60年代から70年代にかけての、ロックの黄金時代の曲ばかりだ。
ロックよ、長生きするんだ!

かつて、イギリスの首相だったトニー・ブレアが、ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーに、ナイトの称号を与えたことがあった。2003年のことだ。ストーンズの活動40周年を機に送られたという。
授与理由は長年にわたる『ポピュラー音楽への貢献』だ。ポピュラー音楽だ。
もう一度言おう、ポピュラー音楽だ。

これに対して、ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズは猛反対した。
キースの言い分はこうだ。
『俺は勲章の授与なんて馬鹿げたことだと思ったよ。そんなことはストーンズらしくないぜ、だろう?俺はクソ忌々しい冠をつけて、きざなアーミン(オコジョのことだよ)の白い毛皮をまとった誰かさんと、ステージに上がるのなんて御免だね。俺はミックに言ってやったよ。「そいつは糞喰らえの無価値な名誉だ」ってね。』

これに対して、ミックは『キースはアイスクリームが欲しくて泣き叫ぶ子供だ。彼も本当は欲しいのさ』と反論していたという。

確かにミックとキースのグリマーツインズは、コインの裏と表のような関係だ。ミックはまさにポップだし、キースはロックを体現したかのような人物だ。
どちらの言い分が正しいかは、それぞれの考えることだろう。
そして、このやり取りは今回の一連の出来事のよしあしを、もう少し深く掘り下げてみる材料になるようにも思うんだけど、どうかな?

名誉ねぇ・・・。俺にとって、名誉だと思えるのは今まで縁のあった人たちが、とりわけ関わりのあった女の子たちが、俺のことをいつまでも忘れず、出来たら大切な思い出にしていてくれることだね。それに尽きるよ。君たちに愛される一匹の風来坊で無頼漢でいたいのさ。

読者諸君、失礼する。
まぁ、俺が何を言おうが、やっかみにしか思われないってのが寂しいところなんだけどね。

2014/07/19

Post #1200

加古川、兵庫県
最近、ずっと心の中に響いている、忌野清志郎の言葉

『Yeah、熱いぜ Baby!

Woo,Alright 渋谷公会堂Baby、Alright

今日はこんなにビシビシ盛り上がってくれて、どうもありがとう!どうもありがとう!

Got!OK,感謝します!

Got 感謝 For You!

Got 感謝 For You You You YOU!

Got 感謝 For You!Baby

Got 感謝 感謝、もう、二階で見てるBaby!

Oh,Yeah!後ろで見てるBaby!

前のほうで騒いでるBaby Baby Baby!

Ok,Baby 今日はどうもありがとう!

もう俺たち最後の曲になっちゃいました!

Got!もう俺たち最後の曲になっちゃいました!

三拍子でやると、もう、最後の曲に、なっちゃった!

みたいな?みたいな?みたいなみたいな?

Ok,Baby、今日はどうもありがとう。ゴキゲンだぜ、こんなに盛り上がってくれて。

Alright! 


じゃぁもう、もう、みんなに訊きたいことがあるんだ。

今夜みんなに訊きたいことがあるんだ。Yeah!

今、この国はおかしくなってる。

世界中がおかしくなってる。

戦争ばっかりだ。

21世紀になったら平和な世界が来ると信じていたのに、前より酷くなってる。

この国もおかしくなってる。

戦争に加担して、いずれ軍事政権を作ろうとしてるんだ。

いずれ軍隊を持とうとしてるんだ、Yeah!

世の中物騒だ、不景気だ!不景気だ、不況だ。

すっと続いてる。ずっと不景気が続いてると、政治家の奴らは必ず戦争をやりたがるんだ。

Alright、Yeah !

殺伐としてる。

世の中殺伐としてる!

政治家は戦争をやろうとしてる!

Yeah!

だから今夜、みんなに訊きたいことがあるんだ。



愛・し・合・っ・て・る・か・い


愛し合ってるかい!

愛し合ってるかぁーい!?



Oh Yeah! 

Oh  Yeah! 

Alright!

Woo!

OK Baby,OK Baby ゴキゲンだぜ!Yeah

ゴキゲンだぜ!Yeah

俺の目に狂いはなかった。愛し合ってる奴らがこんなに来てる。

愛し合ってる奴らがこんな集まってるんだ!

OK Baby!

じゃぁ、もう最後に、特別なラブソングをやります!

そりゃもう、そりゃもう熱いラブソング、ビシビシ熱いラブソング!

熱い、熱い、熱い、熱い、ラァーアァーブソング!

ドシドシぶあつい、ラァーアーブソング!

ドシドシ熱い ラブソング!

Yeah! 

For My Baby!

Got LOVE SONG For My Baby !

For My Sweet Little Baby!

For My Sweet Little 渋谷 Baby!

Alright!

お送りしよう!

それは、熱いラブソング、“Baby 何もかも!”』

読者諸君、失礼する。殺しあうよりも、憎みあうよりも、けなしあうよりも、愛し合う方が絶対に大切だ。ロックが俺たちに教えてくれる。愛し合ってるかい?

2012/03/06

Post #479 06/Mar/2012

道具を盗まれてうちひしがれたり、とんでもない長時間労働で搾り取られたり、俺は法人の看板を掲げて仕事をしてる一匹狼だってのに、元請は源泉徴収をしようとしていたり、それが嫌ならとんでも長いサイトの手形で支払いをして差し上げようという勢いだ。ふざけやがって。ロクでもないことばかり、ロックでもないことばかり、俺に降りかかる。
ロックなことと言えば、今夜の仕事で、掃除屋のニシノ君が、パンクが大好きな奴だってことで、真夜中の現場で、デッドケネディーズやラモーンズ、原爆オナニーズの話で大盛り上がりしたことくらいだ。それはそれでそこそこ楽しいもんだ。
君たちは、そんな俺の事を聞くと、きっと俺が落ち込んだりしているばかりだと思うことだろう。又かよおっさんってカンジさ。
確かに、疲労困憊しているのかもしれない。ユンケルが飲みたいと思うぜ。
実際、俺は愚痴っぽいしな。ぐちぐちと愚痴をジジイの小便のように垂れ流すのは、年を取ったってことだろう。
なぁに、構うもんか、誰もが行く道だ。
君たちが俺くらいのおっさんになった時、ドンなに愚痴っぽい奴になってて、家族からこっそりグッチなんて呼ばれていたりするのかどうか、見ものだぜ。いひひ・・・。
そう、しかし、俺は全く落ち込んでも懲りてもいないんだ。まぁ、この人生、こんなこともあるかってどこ吹く風さ。困るのは金がないことくらいだ。俺は全然ぜんぜんへーきの平左さ。むしろ面白くなってきやがったって、ワクワクするくらいだ。カエルの面に小便さ。もっとやってみろよって大胆不敵さ。俺は、極上な奴なんだぜ、これくらいで根を上げてたまるかっていつも思うのさ。

何故って、俺は世間の並みの奴らとは違う。全然断然違う!
奴らがカローラなら、俺はトラクターさ。エンジンがデカくてタフなのさ。
そう、ロックンロールというハイオク燃料で人生をしぶとく走り抜けるのさ。
そう、何が違うかって?ロックンロールを信じているのさ。心の中に極上の凄いロックが海鳴りの様にいつもうなってるのさ。前にも言ったろう、一見さんはご存じないかもしれないがな。
Paris

今日も極上の燃料が俺に届いた。例のアマゾンさんからだ。
忌野清志郎『瀕死の双六問屋 完全版』だ。
文庫は持っていた。俺の座右の書だ。できれば君には秘密にしておきたかった。それは俺のケチな根性の所為じゃない、君が人生の道を踏み外しちゃいけないって俺なりの配慮さ。強い力を持った言葉は、時に人生の道を誤らせる。フツーの人生の道を。そう、その言葉の力強さはどうだ、ツァラトゥストラかキヨシローかってくらいだ。気を付けるんだな。けど、本当の君の人生はフツーの人生を踏み外した時から、始まるんだぜ、一寸先は闇の人生を自分の足で、手探りのまま踏み出していくこの楽しさ。この時、ロックンロールが道しるべになるのさ。
この金がないっていう時になぜ文庫でもっている本をわざわざ買うのか?それを疑問に思うようでは、君はまだ俺たちのやり方がまるでわかっていないぜ。なにしろ完全版だ。文庫版未収録の文章も入っている。しかも、デジタルリマスターされたおまけのCDもついている。その中の曲がまたカッコEんだぜ。瀕死の双六問屋のテーマだ。いつか手に入れて聴きたいと、ずっと願っていた。その願いがついにかなったんだ。
う~ん、やっぱ、カッコいいぜ。元気が湧いてくる。馬鹿ヤローの軍団が3万人くらいやってきたって、俺一人で相手に出来るような力が湧いてくる。まるで三国志の関羽みたいだな、そりゃ。
俺のこの苦難に満ちて、お金に満ちていない人生も、まだまだ捨てたもんじゃない。そう確信させてくれる。
君も2300円を握りしめて、本屋に行くとイイ。それも犬のように走ってだ。君以外の誰かがこの本を買ってしまう前に、手に入れるとイイだろう。人生は戦いだ、先手必勝だ。
それが、どんなすんばらしー歌か、そしてそれがどれほど俺を勇気づけてくれるか?君には想像もつかないだろうから、その歌詞だけでも書いておこう。
ちなみに『瀕死の双六問屋』ってのは、誰にも見向きもされず瀕死の状態にあるスゴイロック=双六の問屋だ。どうしてみんなへなちょこのクソみたいな音楽ばかり聞いて、凄いロックを聴いてくれないんだ!というキヨシローの叫びが込められてる。

『瀕死の双六問屋のテーマ』

瀕死の双六問屋
おいでよBaby今夜
瀕死の双六問屋
踊ろよBaby今夜
どんな圧力にも負けない
どんな無理解にも負けない
おいでよBaby今夜
瀕死の双六問屋

ロックンロールが鳴ってる限り
エレキ・ギターが鳴ってる限り
俺は負けない

どんな差別にも負けない
どんな失望にも負けない
おいでよBaby今夜
瀕死の双六問屋

ロックンロールが鳴ってる限り
君の心臓が鳴ってる限り
俺は負けない

暗い未知の世界は
怖いって言うのかい
みんなの後をついて行った方が
いいって言うんだろ~
それはフツーフツーフツー
フツーフツーフツー
フツーの人々が考えること

君はフツーなんかじゃない
君はフツーには見えない 僕には
君は特別さ
世界でただ一人の人 Yesh
世界でただ一人の人

(以下略)

どうだい、こんな歌、君は聴いたこともないだろうな。フツーじゃないんだ。けど、フツーがそんなにいいのかい?フツーじゃないと村八分とかになっちまうのかい?村八分ってバンドも俺は大好きなんだけどな。どっちにしたってフツーになんてやってられないぜ。俺は自分の好きに行くんだ。損をしたって、構うもんか。心の中にロックンロールが鳴ってる限りは、俺は負けないのさ。
失礼する。ズバリ言って俺は、カメラを持った忌野清志郎のフォロワーなのさ。

2011/08/10

Post #270 London's Burning

ロンドンがエライことになっているようだな。
俺は、ロンドンにはずっと憧れてきた。俺の尊敬するロックスターが次々と現れた街だ。しかし、食い物がマズイというのと、物価があまりにも高いということで、行ってみる気がしなかったんだ。
街の方々で、若者が商店に火を点け、警官隊と衝突し、衣類や電化製品を略奪している。まったく目も当てられない惨状だ。60年代にもイギリスでは、モッズとロッカーズというともに労働者階級に属する若者たちのグループ同士の衝突が発端となり、ブライトンで暴動がおこったりしている。
イギリスは日本なんかとは比べ物にならないくらいの階級社会だ。労働者階級に生まれたものは、よほどの成功を手にしない限り、そのクラスから抜け出せない。ロックスターになるか、サッカー選手になるか、そんなところだろう。
実際に、イギリスの産業ってのは、伝統的な高級衣類や工芸品、そして未だに職人気質の非効率的な小規模工場で作られる高級車、そして何より金融関係くらいしか思いつかない。俺の大好きなMINIはとっくにBMWに名前が残るだけ。ジャガーやランドローバーはインドのタタ財閥の持ち物になった。他に思いつくのは北海油田くらいか。
産業革命発祥の地だけあって、早くから工業化がすすめられてきた。そのおかげで、20世紀初頭より、徐々に経済は衰退停滞し始めてきたそうだ。うむ、日本の失われた20年なんて目じゃない。失われた100年か?それに二度の世界大戦が追い打ちというかとどめを刺したようだ。
第二次大戦後は労働党政権によって、『ゆりかごから墓場まで』という有名なスローガンのもと、福祉国家の道を歩んできたが、早くも60年代には、経済は行き詰る。まるでよその話しとは思えない。
税収不足と、福祉政策の両立は社会に大きな軋轢を生み、『イギリス病』とまで言われたほどだ。
仕事のない若者たちが、パンクムーブメントを起こしていたのも、こんな頃だ。あれは単なる音楽のりゅこうじゃない。若者たちによる社会への異議申し立てだと俺は思っている。そう、イギリスでは、何十年もの間、先行きの見えない閉塞した状況が、ずっと続いている。
79年にサッチャー保守党政権が誕生すると、大胆な規制緩和と国営企業の売却が行われ、海外からの投資が活発化した。おかげでさんで、リストラ倒産の嵐がイギリスを襲い、自動車産業は外国資本のものとなり、炭鉱は次々閉鎖され、職を失った労働者が国中に溢れた。
しかも80年代には、海外領土のフォークランド諸島を巡ってアルゼンチンと戦争。そして、北アイルランド独立を標榜するIRAの爆弾テロは、21世紀になってIRAが武装解除を宣言するまで続いた。
そして今なお高い失業率だ。失業率は7.7%だそうだが、16歳から26歳の失業率は20%に迫るほどに高い。そりゃ、何かのきっかけで暴動くらいおこるさ。
Paris
俺は、最近いつも思うのは、昨今の日本はまるで80年代のイギリスのようだ。何故かっていうと、俺がロック少年だった時代に見た、炭鉱の閉鎖に伴う労働者のデモが頻発し、社会が不安定になっていたイギリス、その姿が、かつて少年だった俺の中に強烈な印象を以て残っているから、そう思うのかもしれない。
産業は行き詰っている。長い不況の出口は見えず、自民党政権時代に行われた構造改革と規制緩和は、かつて一億総中流とまで言われた社会を、大きく分断した。
そして、高い法人税と円高リスクを嫌気した企業は次々と生産拠点を海外に移している。その流れは、今や中小企業にまで及んでいて、それを止める手立てはない。このままじゃ、企業は生き残っても、日本人はその企業の作ったものを買うことはおろか、どいつもこいつも生活保護のお世話になるようになっちまうんじゃないか?大阪じゃ、10人に一人は生活保護だっていうしな。
一部の金融関係に従事する者は、高い給料を得ているが、多くの人々は、特に若者には、まともな職がない。どうして日本で暴動が起きないのか、不思議なくらいだ。みんなネットで韓国人や中国人を排斥したり罵倒したりして、欲求不満を解消しているんだろうか?
このままでは、日本もいずれ、あんな暴動が起こるに違いないぜ。東京や大阪が、火の海になり略奪が起きる。今はまだ、日本人にはそんな実感はないだろうけれど、このまま社会が閉塞し続けると、きっとそうなる。そういえば、『31歳フリーター。希望は戦争。』という身もふたもないタイトルの評論が話題になったこともあった。
HomeTown
優れたアーティスト、素晴らしいミュージシャンの本当の仕事は、人々の、若者たちの形の定まらない感情に、音楽を通して形を与えることだろう。イギー・ポップがそう歌っていた。イギーの暮らすアメリカのPOPミュージックは、セックスと暴力と拝金主義だらけ。飲み屋とかでプロモーションビデオが流れていると、目を背けたくなる。俺には、マイナスの感情そのままに見える。そりゃ、銃をぶっ放したくもなるってもんだ。そんな状況をイギーはかつて、歌の中で嘆いていた。
80年代、不景気のどん底にあえぐイギリスで、最も輝いていたのは、ポール・ウェラーとビリー・ブラッグだ。決してボーイ・ジョージではない。労働者階級出身のポールはパンクムーブメントのさなか、The Jamのギターボーカルとしてデビュー、当時国民的に支持されていた。このころには、人気絶頂のジャムを解散し、より洗練されたThe Style Counsilを率いていた。バブル期の日本でもスタカンと呼ばれ、おしゃれな音楽として人気だったが、その歌う内容や発言や姿勢は、かなり政治的なものも多かった。
かたやビリー・ブラッグ。日本ではまったく認知されていないが、ギター一本でアンプを背負い、常に社会の矛盾を歌い、馬鹿正直なまでに誠実に等身大の若者の姿に政治的な内容を織り交ぜた歌を歌っていた。そのレコードは、当時アパルトヘイトが行われていた南アフリカでは売らないとわざわざジャケットに明記されていた程に政治的だった。後に、天安門広場で、たった一人でギターを弾き歌うことで、中国共産党に対する抗議を現した。カッコ良すぎる。
この二人が、解雇される炭鉱労働者に対する支援コンサートに並んで立っていたのを、雑誌のグラビアページで見た時の感動を、今でも忘れられない。
この時俺ははっきりと解かった。ロックは、単なる若者の娯楽ではなく、社会を動かし、人々に希望と情熱を示しうるものなんだと理解した。酒やドラッグや女にずぶずぶなどんちゃん騒ぎももロックかもれない。しかしそれだけじゃない。ロックは、俺達の閉塞した社会に風穴を開けて、一筋の道を示し、より開かれた、より自由な社会を指し示すことができる、苦境にある人々を連帯させることが出来るものだと、思い知らされた俺だった。
今のイギリスに、若者たちが素直に耳を傾けることのできるロックンローラーは、いないのだろうか?若者はSNSで連帯している。けれど、その連帯は、暴動を起こすだけなんだろうか?
ニュースでは黒人の若者が『暴動は終わらない。鎮圧されても、またきっかけがあれば、いつでも起きる』といきり立って語っていた。彼はいったいどんな音楽に耳を傾けているんだろうか?
結論から言えば、イギリスの事は、イギリス人に任せよう。所詮、俺にはどうにもできやしないんだ。
ただ、明日の日本の姿をそこに見て、どうしたらよりマシな社会になるんだろうかと考える。団塊の世代にいつまでも任せていてはいけない。社会に出てから、ずっと不景気に苦しんできた俺たちの世代が、若者に道を示していかないといけないんだろう。自分ならどうするか、無駄だと思いつつも、考える。考えても、無駄かもしれないが、考えないと、いつ何時、自分が決断を迫られるかしれない。そして、民主主義っていうのは、政治家や官僚にお任せして、税金を払い、福祉を受け取るだけのシステムではなく、一人一人が考えて、選択して未来を作っていくシステムだと思っている。
そう、俺はせめて若者に恥ずかしくない生き方をしていきたいと思っている。

あぁ、今日もまた、説教くさい事を書いちまった。これじゃ俺、まるで偽善者に見えちまうぜ。

2011/06/16

Post #216 あっ!

拍手、そしてオープンノイズ
『ハーイ、チェック‥』
湧き起る野次、怒号、金切り声
うるせぇ!文句あるんやったらここ来たら?…マイクで言え、マイクで言え…』
エッジの効いたギターリフがはじまる。
チャーボーが割れたような声で叫ぶように歌いだす。

俺の事 わかる奴 よく聞け
わかる奴聞け 俺の事
耳をすまして よく聞きな Hey Yeah!
俺の事 よく憶えな

俺はかたわ かたわもの
心のみにくい かたわもの

そうさ それで 俺の天下
わかっているぜ 俺の事を
耳をすまして よく聞きな
俺の事を よくおぼえな

俺はめくら めくらもの
全ての見える めくらもの

俺は片輪 片輪者
心の醜い 片輪者

(山口富士夫のギターソロが弾ける)

俺はびっこで あきめくら Ahaa!
俺の事を たすけて欲しい Oh
俺の事を 助けてくれ
わかる奴聞け 俺の事

俺は盲 盲者
すべての見える 盲者

俺の事 解かる奴 よく聞きな
耳を澄まして よく聞きな!

俺は片輪 片輪者
心の醜い 片輪者

『声が聞こえへん……誰か親切な人、水もってきて……』

村八分 ライブ+1より『あっ!』

HongKong
京都が生んだ早すぎるパンクロック、村八分は、俺の好きなバンドだ。
現在にまで残されている音源は少ない。だから今では知る人も少ないのだろう。もともと、彼らは生粋のロックンロールライブバンドで、世に出ることを拒み続けていたという。ひねくれたバンドだったんだ。
村八分は天下のNHKでは全ての楽曲が放送禁止だ。何故って、バンド名がいきなり差別用語だからだ。仕方ない。アンダーグラウンドで、時代の徒花として咲き誇っていたのだ。まさに伝説のロックンロールバンドだ。
村八分の楽曲には様々なヴァージョンが存在する。演奏されるごとに、歌詞が演奏が異なっているのだ。ここに記したのは、村八分が遺したアルバム『ライブ+1』の一曲目、『あっ!』だが、その歌詞はあくまで添付の歌詞カードに従った。スタジオ版では、次のようになっている。

俺の事 解かる奴 いるけ?
解かる奴 いるけ? 俺の事
耳を澄まして よく聞きな
俺の事 よく覚えな

俺は跛 跛者
身体の丈夫な 跛者

助けてくれと 言った所で
助けてくれるけ? 俺の事
もういいさ お前等
俺の事 振り向くな

俺は盲 盲者
すべてのみえる 盲者

そうさ すべて 俺の所為さ
解っているよ 俺の事
もういいさ お前等
俺の事 振り向くな

俺は片輪 片輪者
心の綺麗な 片輪者

いずれにしても、強烈すぎる歌詞だ。とてもNHKはおろか、普通のFM局でも放送禁止だろう。
けど、そんな毒が無いロックなんて、薬にもならないぜ。 
以前にも紹介した村八分の『ライブ+1』は、日本のロック史上に燦然と輝く、数少ない本当のロックアルバムだ。もちろん、興味が無い向きには、ただのノイズと怒鳴り声にしか聞こえないだろうけどね。
俺の耳には、幻聴のようにチャーボーの歌声が響いているのさ。
『俺の事 解かる奴 いるけ?』

失礼するぜ。

2011/06/01

Post #201 早いもんだ、もう6月たぜ!

読者諸君、機嫌はどうだい?俺は久々に家でゆったりさせてもたっらぜ。ご機嫌だ。人生はこうでなくっちゃならない。まっとうな食事をとり、寛いで本を読んだり、音楽をきいたりするんだ。今朝の5時まで働いて、車を飛ばして帰ってきた。とはいえ、毎年恒例の集中工事とやらのせいで、高速道路はさほど高速でもない。弛緩した運転は程よい眠気を喚起するんだ。俺は命の危険を感じて、サービスエリアで死んだように眠ってから、解き放たれた野生の馬のように、高速道路をすっ飛ばして帰ってきたのさ。
家に帰ってまずしたことは、風呂にゆっくり入ること。そして、行きつけの美容院に行ってこのモジャモジャ頭を整えることだ。そう、忙しくって何か月も髪なんか切りに行けなかったからな。この頭は俺のトレードマークなんだ。手は抜けないぜ。このままじゃ、鳥の巣の頭が蜂の巣の頭になっちまいそうだ。
Amsterdam
美容院では人気者なんだ。俺は飲み屋や美容院みたいに若い女の子がいっぱいいるところでは、ついサービスしちまうんだ。そう、考えることもないくらいに面白おかしい話が、口から飛び出してくるんだ。あぁ、ちょうどこのブログそのままだ。だから俺はちょっとした町の人気者なのさ。
まぁ、とはいえどこでも面白い人で終わりだけどね。つまらないぜ。禁じられたロマンスとか、おきる余地もないんだ。残念だ。残念きわまる。
まぁ、俺は野生の馬、つまりマスタングだ、みたいにエネルギッシュで並みの女じゃ乗りこなせっこないし、そこいらのおねーさんじゃ俺もなんだか物足りないんだ。
隣のお客は、かかりつけの町医者の受付のおばさんだ。白髪を染めている。狭い街なんだ。こちらとも長い付き合いだ。15年くらいはお世話になってるだろう。いつも言うように、俺はおばさん連中にはとりわけ大人気なのさ。なにしろ彼女は、俺の連れ合いや出来の悪いオヤジの事もよくご存じでいらっしゃる。調子に乗って迂闊なことをしゃべると大変だ。すぐに関係者に話が回っちまうんだ。狭い街なんだ。しかも、俺は街で一番目立つ男だからな、気を付けておかないといけないぜ。

なかなかいい具合に仕上がった。満足だ。カラスの巣がツバメの巣くらいにはなっただろうか。

俺の絶好調をよそに、世間では内閣不信任案提出だとか言って大騒ぎしている。
くだらないぜ。菅総理じゃ震災復興は無理だとか言って、今まで原発をガンガン作ってきて。未だにその非を認めるどころか、これからも原発で日本経済を盛り上げていこうっていう自民党の皆さんが、創価学会政治部の公明党と、民主党でのけ者にされた小沢軍団と結託している言うことだ。馬鹿らしい。彼らの目はどこに向いていやがるんだ?人間の目は、未来を見据え、困難を直視するために前に向いてついているのに、奴らの目はケツの穴の両サイドについているんじゃないかって思えるぜ。被災者のため、復興のためなんてキレーごとを抜かしているが、政治の混乱や、法案可決に要る解散総選挙などの事態による政治空白は、復興を遅らせこそすれ、早めるようなものじゃないのは、美容院で白髪を染めてるおばちゃんにだってわかるぜ。所詮は権力闘争だろう。くだらなすぎて、腹が立ってくるってもんだ。それとも電力業界からお願いでもされたのかい?この大変な時期にそんな事をしでかす頭の中身は、脳みそじゃなくてカニみそでも詰まってるんじゃないのか、放射線を使ったCTスキャンとかで調べてやりたいもんだぜ、まったく。
OK、イイだろう。自民党の皆さんよ、今度あんたらが、いろいろ難癖をつけて、政権をぶんどったら、永田町のどまんなかに、あんたらの大好きな世界一安全な原発とやらを作るがいいさ。首都圏の電力不足も解消だし、万一事故があっても、放射能漏れでくだらない権力の亡者どもが一掃されて清々するさ。

くだらない。余りのくだらなさに泣けてくるぜ。
Amsterdam
アメリカの無頼作家チャールズ・ブコウスキーは、その短編『Politics is like Trying to Screw a Cat in the Ass』、つまり政治なんてケツの穴に猫をねじ込むようなもんだってタイトルだ、の中でこういっている。曰く『いい政府と悪い政府があるというのか?ちがう、いい政府などというものはない。あるのは悪い政府と、もっと悪い政府だけだ。』
その通りだ。菅ではダメなんだろう?けど、それが谷垣だろうが小沢だろうが、五十歩百歩さ。なんせ未曽有の大災害だからな。やれもしない奴が必死にやってる奴を批判するのは、俺の好むところじゃないんだ。くだらないぜ。
もう一度、ブコウスキーの同じ短編からの引用を許してもらおう。こんな文章でその短編は締めくくられる。

『さて、読者諸君、許してもらえるならば私は、これからも娼婦や競走馬や酒とともに時を過ごしたい。そうやって迎える死は、自由だ、民主主義だ、人道主義だ、といった言葉で飾られたどんな死よりも、自分の死に責任を持てるという点で私にはずっと誠実なのである。
最初の郵便配達、12時30分。いま最初の一杯。娼婦たちは、いつもそこいらにいる。クララ、ペニー、アリスにジョウ・・・・。』


(チャールズ・ ブコウスキー 青野 聰訳『町でいちばんの美女』 新潮社版より)

賛成だ、ブコウスキー。俺もくだらない政治になんか間違っても関わらずに、自分で責任を全うできる範囲で、誠実に生きていきたいもんだぜ。なんてったって俺は自称、町でいちばんの人気者だからな。人生は短い、くだらないことに付き合ってる暇はないんだ。
読者諸君、失礼するぜ。風呂に入ってとっとと寝ろって、連れ合いに小言を言われるのさ。まぁ、それが家にいるってことだ。いつものことだ、気にはしないぜ。女の言うことはいつも大抵正しいんだ。戦争したりするのはたいてい男だしな。また明日会おう。

2011/05/02

Post #171 5月2日は、俺には特別な日さ

連休中日、残っている仕事などさほどあろうはずもなく、銀行に行ったり、取引先に何件か電話をしたりして、俺の半日は過ぎていったぜ。そんな中、出勤していた俺の連れ合いからメールが入ってきた。『ビン・ラディンがアメリカに殺されたらしいよ。また世界が動く』
40分もの銃撃戦の末に殺され、遺体は何処の国も引き受けを拒んだため、海に葬られたという。無残な話だ。まぁ、墓地があれば、そこが新たな聖地になってしまう可能性があるから、仕方ないだろうが…。
おもえば、あの9.11の時も、俺は仕事中に落とした家の鍵を探しに、晩飯を食ってから何十キロも離れた町に出かけていた。で、飛行機がビルに突っ込んでいるって電話を連れ合いからもらって、お前、なんか変な映画でも見てんだろうって呑気に言っていたっけ。あれからもう10年近く過ぎたのか。早いものだ。
Amsterdam
しかし、今日がビン・ラディンの命日になったところで、何ほどの事もない。俺にとってはね。
殺し殺される憎しみの連鎖がまたつながるのだろうか。それを想うと何ともやりきれない気分になるが、そういえば『ナルト』でもそんな話があったな。
また、こんな事を書くと、きっと世間様から平和ボケした日本人扱いされてしまうが、なぁに構うもんか、平和ボケしていられることは、実に幸せなことなんだぜ。

いやいや、今日は俺にとって特別な日なんだ。なんせ今日は、忌野清志郎の命日だからな。

俺はあの時、親戚のおじさんが死んでしまったような、寂しいような、胸にぽっかりと穴の開いたような気分になったっけ。当時はまだ会社員だったから、暑くなるまでずっと、バーバリーで買った黒いネクタイしかしていかなかったな。今でもそのネクタイは法事なんかには重宝してるぜ。そして3か月くらいは、キヨシローの曲しか聴かなかったもんだ。おかげで連れ合いにはうんざりされるし、仕事仲間もヘキエキしていたもんさ。なぁに、かまやしないぜ。それが人生さ、ロックンロールさ。

ガキの頃から俺をかわいがってくれた叔父さん二人と、RCサクセションのライブを見に行った中学1年生のあの熱い夏の日から、すっかり不良中年に逞しく成長した今日まで、忘れたことなんかなかったぜ。世間のジョーシキを疑ってみたり、茶化してみたり、真正面から喧嘩を売ってみたりするのも、キヨシローから学んだことだ。ホントーの自分の気持ちを、いつも使っているフツーの言葉で表現することの大切さを教えてくれたのも、キヨシローだ。自分のオヤジから学んだことよりも、キヨシローに学んだことの方がずっと多いぜ。
Amsterdam
今日はキヨシローの『ガラクタ』って曲を聴いていた。自分を潰そうとする奴らを挑発し、そんなに簡単には、自分たちは潰されないと叫び、そして自分を潰そうとするやつらが、ガラクタだから無理だって歌い上げるのさ。会社で四面楚歌な状況に置かれていた頃、何度口ずさんだことだろう。
ざまみろ!俺は自分の足でしっかり立って歩いていくぜ。俺と奴らは決定的に違うんだ。心の中にロックンロールが響いていない奴に、ロックンロールを信じていない奴に、俺が負ける訳ねぇよなって思っていたぜ。挙句の果てに、会社を辞めて独立したのも、キヨシローの『ロックで独立する方法』という本を読んだからだ。
俺はロックンロールを杖にして、人生を這いずってここまで来たのさ。で、キヨシローは俺にとって、グルだったのさ。ロックンロール・グルさ。
しかし、キヨシローはもういない。ついでに言うと、ビン・ラディンもいない。ビン・ラディンがこの世からいなくなったからって、イスラム原理主義者のテロが無くなるわけじゃ無いように、キヨシローがいなくなっても、俺が自分のやり方を変えるわけがないだろ。それに今更世間様のお気に召すように改心したって遅いのさ。
キヨシローは、実は中年になってからのほうがカッコいい。若いころの力みが抜けて、スゲーことも過激なことも、そらよってノリで飄々とやって見せた。実際はインディーズからも発売中止になったりして、やることなすこと悪戦苦闘だったとしても、楽しんでやっているように見せてくれた。カッコいい大人だぜ。出来ることなら、若い奴らから、そんな素敵なおっさんに思ってもらえるようになりたいもんだぜ。

そうして、俺はキヨシローの歌を心に響かせながら、本日24枚プリント。フィルム1本半。俺の道楽はまだまだ終わらないのさ。
それでは読者諸君、また会おう。明日は親戚の小僧の6歳の誕生日だからな、顔を出してやるのさ。いい意味で手に負えない奴に育ってほしいもんだぜ。