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| Småland,Sweden |
コロナのおかげで、仕事がキャンセルになった。じたばたしても仕方ない。年食ってあちこちガタのきた身体を労わってやるのさ。
いつか読もうと思って買いためた本を耽読し、子供と遊びまわり、暮らしている。
空を見上げては、地球の表面に雲が浮かび流れていることを感じ、その蒼穹こそが数百億光年の彼方、遥かな宇宙の涯につながっていることに想いを馳せ、自らの小ささと人として存在しうる時間の短さに戦き、それが故にこそ、この一刹那を無自覚に過ごすことに対する懼れの念がつのっていく。
その視点から見てみると、私たちの社会を成り立たせているあらゆるものが、現実感を失い、国家も法制度も、あらゆる情報も経済も、すべてが幻想であるかのような感覚が、日々強くなっていく。
堅固な資本主義経済体制の中で、消費者としてしか存在しえないという無力感を伴った感覚。そして、それ故に、国家や民族という幻想に没入せざるを得ないという状況。そのすべてが、いうなれば虚妄であるかのように感じる自分がいる。
あるいは、自分が人生を浪費し、何者にも成り得ぬままに、この人生が終わっていくのであろうという諦念。
この世界そのものと、ここに一回限りの稀有な生を享けた自分の本質には一切触れることなく、ただその核心の周りを、遠巻きに回っているかのようなもどかしさ。
目を閉じて、深く息をする。自分に言い聞かせる。
在るがままを肯定し、ただ生きて、死ぬだけさ。

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