2013/04/06

Post #775 Duct

焼き鳥屋の排気ダクト
それは、照りつける日差しを受けて、燦然と輝いていた。
機能が形態を決定するという、工業デザインの原則が、焼き鳥屋の外壁に顕現していた。
読者諸君、また会おう。

2013/04/04

Post #773 町一番のファンキーガッツマン

HomeTown
案の定、スーツを着ていても、ファンキーだなぁと言われてしまった。
紺地に細い緑の入ったタイトなスーツは、モッズ直伝の3ボタンにサイドベンツ。黒のシャツに、赤と金色のレジメンタルのネクタイ。それが今日の出で立ちだ。我ながら、ばっちりだ。俺ならではのロックなスーツ姿だ。派手なネクタイのおかげで、待ち合わせの時にも不自由はしないぜ。

その格好のまま、充電式の掃除機を、ギターのように抱え持って、お店のオープン前の立会いに出向いた。誰もが、不審そうに俺を眺める。構うもんか。俺には俺の事情ってもんがあるのさ。
で、その格好のまま、他のお客さんの事務所に打ち合わせに行き、さらには美容院に行って髪をカッとしてきた。トリミングされるプードルのように髪を切られながら、くだらないジョークと、俺の理不尽な日常体験を話すだけで、ドッカんドッカん、笑いを取ってきたんだ。きっと、いつも狭い美容院の中にいるから、彼ら彼女らは、刺激に飢えているんだろう。
何といっても、温かくなってきたからな。くせ毛の長髪のサイドとバックを、挑発的に刈り上げてきた。暑苦しいのは俺の人間性だけでたくさんだ。そいつを、ちょいとリーゼント風に流して前髪を作って、出来上がりだ。
とても44歳のおっさんの髪形ではない気もするが、構うものか。俺が好んで44歳になった訳じゃない。地球が勝手に太陽の周りを回っただけさ。
成長?
皺が増えて髪が薄くなって、腹が出てくることを成長とか、年相応とかいうなら、俺は全然成長していない。いや、くだらないジョークの連発で、ゲラゲラ笑い転げているから、笑いじわがたくさんあるけどな。
それとも、自分を諦めて、周囲にひたすら自分を合わせて生きることが成長っていうんなら、成長もしちゃいないんだろうよ。
Oh Yeah, もう少し聞いてくれ。
目立たず浮かず、無難な恰好をしていれば、失礼はないだろうなんて思っている限り、一般大衆の中にうずもれてしまうぜ。誰だって、自分はこの世でたった一人しかいない唯一無二の存在のはずだろう?違うのかい?そんなことじゃ、誰の記憶にも残らないぜ。
俺はいつも、もっと日本の男性も、カラフルで自分自身のスタイルを持った方がイイと思ってんだけどな。LEONとか読んで、みんな頑張ってるんだろうけど、はじけっぷりが足らないんじゃないかな。チョイ悪オヤジとかじゃなくって、激ワルくらい目指して丁度いいさじ加減なんだろう。

そうさ俺はこう見えて、俺の町で(いや、ひょっとしたら何百万人も暮らす名古屋近郊でかもしれんな)最もファンキーなガッツマンなのさ。

まぁ、いい。俺が声を大にして叫んでみても、俺の少数精鋭の読者諸君以外には、俺の中年の主張は届かない。
どうでもイイことばかり俺は書いているのさ。所詮、こんなの日記みたいなものさ。
読者諸君、失礼する。