2014/02/28

Post #1061

Essaouira,Morocco
雨上がりの道を、駅からとぼとぼ歩いて帰った。
昨日の雨で空気中の微細な汚れが洗い流されて、空気は清冽だ。
寒さは緩み、空気はほのかな温かさすら感じる。
歩きながらまじまじ見ていると、俺が住むこの町が、世界のケツの穴だと思えてくる。
つまらないところさ。
朝っぱらから、しけた面をした人たちが、働きに行くために、不景気な顔つきで歩いている。
家路をたどる俺は、ただ反対を向いて歩いているだけの不景気面だ。
ふと、見上げると、朝っぱらから飛行機が白い飛行機雲を曳きながら、飛んでいるのが電線の合間から見える。
結構なこった。
俺も、飛行機に乗って、どこかに出かけたいぜ。世界のケツの穴じゃないどこかに。

読者諸君、失礼する。いろんなところに行ったけど、どこだって実は世界のケツの穴だったさ。

2014/02/27

Post #1060

Istanbul,Turk
雨が降っている。春はもう近い。
雨のおかげで、光も差さないし、雨音以外は響いてこない。
おかげさんで、ぐっすり眠れるというもんだ。
取り立てて何か用事がなければ、雨も悪いもんじゃない。
読者諸君、失礼する。

2014/02/26

Post #1059

Paris
今日は休みだ。
何をして遊ぼうか?
電子レンジを買いに行かなけりゃな。昨日の夜壊れちまったらしいんだ。
仕方ない。形あるものはいつか壊れる。しかし、無いと仕事から帰って飯を食う時に、冷や飯を寂しく食う羽目になる。そいつは残念極まりないってものさ。
思えば、この電子レンジは17,8年使っていた。
当時、毎晩アルバイトに通っていた洋風居酒屋のマスターが、俺が仕事を辞めた時に呉れたんだったっけ。懐かしいな。
当時は昼間に土方仕事をし、仕事を終えるとドカジャンを着たままヴェスパに乗ってCD屋に行き、毎日のようにCDを買っていた。
そして、家に帰るとシャワーを浴びて、またまたヴェスパにのって夜のアルバイトに向かい、深夜まで厨房でピザを焼いたり、皿を洗ったりしていたっけ。

一年365日、まるっと休みの日なんてほとんどなかった。
朝の7時から夜の11時まで働いていた。働きすぎだ。
生きることに全力投球だったのだ。あんまり働き過ぎて、頭がおかしくなりそうになって、夜の仕事を辞めたんだ。
今でも、あの頃のことを思い出すと、ちょっとやそっとの苦労なんて屁でもないぜって思える。
残念なことに、若さはとっくに失われてしまったけれどな。
もっと残念なことは、懐具合も暮らしぶりも、さほど変わっていないってことさ。
さて、一眠りしよう。で、洗濯機を回してシャワーを浴び、あたらしい電子レンジを買いに行くのさ。
読者諸君、失礼する。俺はいつまでたっても、こんな素寒貧のままだ。うんざりしすぎて、笑えてくるぜ。