2011/01/14

Post #57 Photographica #1

今日は午後から男の仕事3連チャンだから、さっさとあっさり更新しておこう。
とはいえ、夜と違って日中はエモーショナルな高まりが少ないので、最近買った写真集を紹介しておこうかな。そう、ちょっと前に忙しくってアマゾンで買った写真集も見れないぜってぼやいてたあれだ。
ブログを投稿して、なんとなく寝つけずにアマゾンなんか見ていると、つい写真集を買ってしまうんだ。大抵中身は見れないから、これはある意味ギャンブルに近い。しかし、今回ゲットしたのは2冊ともあたりだった。
Osaka
一冊目はBOOGIEっていうセルビア出身で、ニューヨーク在住の写真家の“SÃO PAULO"って写真集だ。
BOOGIE"SÃO PAULO"

何年か前に出版されているものなので、すでにご覧になっている方も多数いることだろう。日本でも個展も開かれているそうだしな。何をいまさらって言われるかもしれないけれど、俺はアサヒカメラとか日本カメラとか、一切読まないようにしているので、そういった情報には疎いんだ、スマン。
これは彼が2007年の6月のある一週間、サンパウロに滞在していた時に撮った写真で構成されている。
サンパウロに関しては、森山大道のサンパウロっていう写真集もあるけれど、森山大道がどことなくパッセンジャーめいた、なんとなくよそよそしい目線を感じさせるのに対して、同じようなストリートスナップでありながら、より生々しい感じが伝わってくるんだ。
スラムの荒涼とした風景、サッカーに熱狂する人々、浮浪者、夜の街で客を引く売春婦らしき女。貧しい人々、暴力的なオーラを放つ刺青の男。そして貧しさの中にふと垣間見える、神への信仰、etc…。
それらのシーケンスが、少しセピアがかったモノクロで淡々とドキュメントされている。ちいさな写真集だけれど、なかなか見ごたえがある。おなか一杯になるってもんだ。ストリート写真はこうでなければってカンジだ。他にもイスタンブールやNYを題材にした写真集も出ているようだから、おいおいゲットしてゆきたいぜ。俺も頑張って写真撮らないとね。いい刺激になるぜ。
Osaka
もう一冊は、昨日の夜届いたばかりだ。RANKINの“PAINTING PRETTY PICTURES" だ。これもジャケ買いだ。
RANKIN“PAINTING PRETTY PICTURES"

これは、絵画(単色で刷毛をさっと引いたようなもので、ひょっとしたら画像処理して加えたものかもしれない)をバックにして、PRETTY というより、BEAUTY ってカンジのおねーさんたちのヌード写真集なんだ。もちろんスタジオ撮影だから、本来俺の嗜好からは正反対なんだが、イイだろう?俺はネーチャン・フォトグラファーって呼ばれているんだぜ。
写真にペインティングを施すのは、近年のアラーキーがよくよくやっているんだけれども、アラーキーの場合は、意図的にか無意識的にか写真を壊す、というか脱構築していく強力な力が働いているように感じられるのに対して、RANKINの場合は、決して美しい女性のヌードを損なうものではなく、むしろこれらの女性たちのリアルさを剥ぎ取って、どこか生身のない観念の世界の女性に見せるように働いているように思う。俺からするとRANKINの写真は、エロティックなんだけど、なんだかいつもエロティックを超えて、超現実的にかんじられるんだ。毛穴とか汗とか分泌物とかといったリアルな存在感を一切感じさせない、天女のような女性のヌード。それは明るい照明に照らされて、淫靡な影は微塵も感じられない。こんな女、俺だって写真に撮ってみたいぜ。とはいえ、きっとアプローチは全く違うだろうけどね。
昨日、届いたばかりのこの“PAINTING PRETTY PICTURES” を、早速開封して見ていたら、うちの連れ合いから『あんた、なんか嬉しそうにニヤニヤしてるね』って突っ込まれたぜ。まいったなぁ、これも人生だ。ロックンロールだ。
まぁそれも仕方ないだろ、俺も男だ、ネーチャン・フォトグラファーだ。いい女を見てにやにやしないような草食系なんかじゃない。なんでも食べる雑食系だ。写真だってなんだってね。

あぁ、また写真集に金を使ってしまった…。まったくもって、仕方ないなぁ…。

2011/01/13

Post #56 Wishing On A Star

昨日から俺を疲労困憊させてきた仕事は山の上にあるゴルフ場での仕事だったんだ。回りにはコンビニもないような辺鄙なトコさ。
やたらハイテンションな無駄口を叩く事もぐっと抑えて、真剣に仕事に取り組んだおかげで何とか終わらせる事ができたぜ。いつもの事ながら、終わらない仕事はないもんだ。
仕事を終えた時には、既に陽は沈んでいたけどな。
気温−3℃。山上の冬の夜の空気はキーンと張りつめて、清潔なカンジだ。満員電車の空気とはえらくちがうもんだぜ。
俺は、夜空を見上げた。スゴイ星空だ。満天の星だ。なんてこった、オリオン座やカシオペア座の辺りに星雲すら見る事ができる。

この星空の下で、君は今頃何をしているだろうか。君もこの星空を眺めているだろうか?白い息をはきながら、君の愛らしい瞳にこの星ぼしを映しているだろうか?寒さの余りに、ピザまんなんか食べているかもしれないな。
もし、もうきっと逢うこともないだろう君が、俺と遥かに離れた君の街で、この同じ星空を眺めているのなら、俺にとって、何となくうれしく、またもの悲しいのさ。
俺の心のなかのCDプレーヤーが、Wishing On A Star を奏で出した。イギリスの人間国宝ともいうべき、モッドファーザー、ポール・ウェラーがカバーした、ロマンチックなソウルナンバーだ。

I'm wishing on a star
To follow where you are
I'm wishing on a dream
To follow where you be

(星に願いを懸けているんだ
君を追いかけていくようにって
夢に願いをかけているんだ
ずっと君を見守るようにって…)
Where you are
君と過ごした時間は、永遠に消え去ってしまったのかい?あの日の想いも全てはマボロシだったのかい?
いや、消え去ってなんかいないさ。あの星の光を見るがいい。あれは何年も何千年も、なかには何万年も前に放たれた光なんだぜ。
あの日の俺たちの姿も、光の速さでこの宇宙を駆け抜けているのさ。あいにく俺はもう心の目でしか見ることが出来ないけれど、いつかどこかの星に住む人の目に、あの日の俺と君の姿は届く事だろう。飛びさってしまっただけで、失われた訳じゃない。
こんなことなら、君の写真をもっと撮っておけば良かったよ。たとえ君が嫌がったとしてもね。

知ってるかい?俺が写真をプリントするときに、俺は必ず自分自身のこの手を使って、覆い焼きをするのさ。フィルムから印画紙に投影された君の姿が、周囲から浮き立つように、君の姿を手で覆って、周りだけ感光させて暗く焼き込むのさ。
この時、俺の手のひらには君の姿が、くっきり写っているのさ。それは俺の身体に、そして心に、目には見えないタトゥーのように刻みこまれるのさ。
それは美容外科でレーザー照射をしても消える事のない刺青のようなものさ。
どうして君の事を忘れる事が出来るだろう?
自分の写真の全てが、俺の手のひらに刻みこまれているんだ。けれど、君の写真は特別だよ。
もし、君がふとしたキッカケで、俺のこのブログを目にしてくれたならって、よく思うのさ。まるで宇宙に向けて、人類の存在を示す信号を送るようなものさ。

本当に、もっとたくさん、君の写真を撮っておけば良かったよ。

俺は夜空を埋める星に、君の幸せを祈ったんだ。
HomeTown
今夜は俺、少しどーかしてるぜ。すまないな、みんな。こんな俺を許してくれないか?

2011/01/12

Post #55 金がほしくてはたらいて 眠るだけ

Fukuoka
今日の男の仕事はバードだったぜ。
やっと帰ってきた、飯すら食ってないんだ。
42歳一発目がこれかよ。先が思いやられるぜ。
まるで、昔のRCの歌みたいな暮らしだ。笑えるぜ。ヘラヘラ。

♪昔にくらべりゃ金もはいるし
ちょっとは幸せそうに見えるのさ
だけど忘れた頃にヘマをして
ついてないぜと苦笑い

金がほしくて働いて
眠るだけ

RCサクセション いい事ばかりは ありゃしない


まさにこんなカンジさ。
たまらないぜ。
これが俺の人生か。まいったなぁ。
Fukuoka
そういえば、昨日は俺の誕生日だったんだが、兵庫県在住の古い友人から、年賀状をもらったぜ。
 今更年賀状かよって感じだけれど、そこには、ブログはチェックしてます。
Sparksさんの写真、スゴすぎです!いつ見ても鳥肌が立ちます。なんて書いてあった。そんなに鳥肌が立つのは、なにか悪い病気かもしれないと、少し心配しつつも、正直に言えばうれしーぜ。
サイコーの誕生日プレゼントだぜ。
ありがとよ、ミム。また会おう。