2012/05/13

Post #531 久々に友人がやってきた、ヤァ、ヤァ、ヤァ!

まるで、ビートルズがやってきたヤァ、ヤァ、ヤァ!みたいなノリだが、そんな大騒ぎな話ではない。今日は五年ほどご無沙汰だった友人が遊びに来てくれたのだ。なに、仲が悪くなっていたわけじゃない。仕事の関係で、5年ほど遠くで暮らしていた友人が、仕事を辞めて地元に帰ってきたということだ。朋友遠方より来たるあり、これ嬉しからずやって奴だ。
Marrakech,Morocco
こんな俺だから、友人と呼べるような付き合いのある人は、さほど多くはない。俺の友人というのは、ある意味絶滅危惧種だ。そのうちの貴重な一人だ。余りに友人の数が少ないから、そのうち中国からトキみたいに輸入して、繁殖させたりしなけりゃならなくなるだろう。おっくうなこった。そんなことまでするくらいなら、友人は少なくても構わないぜ。
彼とは食事をして、(そう、彼にとっては5年ぶりの地元の味味噌煮込みうどんだ) 車に乗って岐阜まで足を延ばし、うちの連れ合いも一緒に3人で、寂れにさびれた柳ヶ瀬を歩いて写真を撮ったりしてきたんだ。
そうそう、俺としても久しぶりに岐阜の老舗の中古カメラ屋・棚橋カメラにも寄ってみた。少しとぼけた味のおじさんとおばさんが、永年夫婦で店を守っている。久々に会ったおじさんは、少しやせて頭が薄くなっていたな。聞けば、癌を患って大きな手術をして、最近ようやく回復したということだ。けれど、おじさんもおばさんも、俺や連れ合いのことはしっかり憶えていてくれて、たいそう歓迎してくれた。ここは中古カメラはもとより、なかなかマニアックなアクセサリー類が豊富な店だ。アサヒペンタックス67に55ミリの広角レンズが16,800円?!という、びっくり価格で売っている。思わず心がぐらついた。なんせ、天才アラーキーも使っていたカメラだからな。俺の友人は、OMのファインダースクリーンを1500円だかで買って喜んでいた。
棚橋のおじさんにとっては、久々に賑やかな客だったことだろう。おじさん、よほど嬉しかったのか、再び街に繰り出した俺達を、店の外まで見送ってくれた。そして、俺たちの後ろ姿をしばらくの間、見守っていてくれたんだ。棚橋のおじさん、これからもお元気で。

読者諸君、失礼する。俺としては、久々に休日らしい休日だった。こんなの本当に久しぶりだッたんだ。

2012/05/11

Post #530 五月というのに

五月も半ばに近いというのに、何だか肌寒い。どうなってるんだ、いったい?地球は温暖化してきてるんじゃなかったのか?しかし、温暖化論者に言わせると、このあたりが寒くなっているのも、温暖化の影響だと言うじゃないか?まったく笑わせてくれるぜ。ひょっとしたら、氷河期が来てるんじゃないのかと思うような肌寒さだ。こりゃ竜巻もおきるというもんだ。
そういえば、太陽の黒点なんかの観測から、どうにも太陽の磁力の+-がおかしくなってきており、マウンダー縮小期とかいう時期に入ってしまうんじゃなかろうかと、世界中の気象学者なんかが気をもんでいるらしい。以前こんな状態に太陽がなっていた時には、テムズ川は凍りつき、日本では雨が多く、冷害に見舞われ、人びとは飢饉に苦しんだそうだ。いくら時代が変わっても、人間の本質は変わるめぇ。きっとひどい時代になっちまうことだろう。真っ先に、北の将軍様の国なんかあっという間に食い物が無くなってが死者がわんさか出るだろう。そうなると、三代目の若旦那やけくそになって、またぞろ勝ち目の薄いバカげた博打に乗り出すんじゃないかって、心配になってくるというもんだ。そうなりゃ日本も含めた東アジアの情勢が不安定になってくるだろう。
しかし、人間は知性のある生き物だ。自然の猛威の前に為す術もなくボーゼンとするばかりではないだろう。きっと、そんな自然の脅威や政治の危機も何とか切り抜ける糸口を見い出して、切り抜けていくことだろう。切り抜けていけるだろうか・・・。正直、いささか疑問だ。
俺は人間の知性とやらを信じていたいんだが、如何せん、世間を見回すとくだらない出来事が多くて、人間の知性とかいうものの存在に関して、はなはだ疑問を感じることが多い。大丈夫か、人類?と言いたくなってくるぜ。
Marrakech,Morocco
何はともあれ、まずは原子力発電なんてとっとと諦めて、ジャンジャン石油を焚いて発電しないとな。石油だって俺がガキの頃には、あと30年もすれば、枯渇して大変なことになるだろうと言っていたのに、俺がすっかりいいおっさんになった今でも、なかなか無くなりそうにないんだからな。いい加減なもんだ。明日のことはよくわからないもんだ。とりあえず、この寒さだ。布団に入ってダラダラさせてもらうぜ、なんせ明日はお休みだからな。時にはそんな時があってもイイだろう。なんせ、肌寒いんだ。
読者諸君、失礼する。明日は友人がやってくる。俺が明日について言えるのは、それくらいのことさ。そう、イエス様も明日のことを思い煩うなとおっしゃっておいでだしな。よい週末を送ってくれたまえ。

2012/05/10

Post #529 紫色のクロコダイルのベルト

俺はここ最近、名古屋の繁華街の路面店で仕事をしている。仕事の合間に表でパイプを吹かしながら道行く人々をぼんやり見ていたりする。イイ女だなぁとか、なんだあのブタ子は?とか、うむ、俺はあんなチャラけた小僧どもは虫が好かねぇなぁとか、いろんなことを想ってるわけだ。
男の服のセンスというのは、なかなかに難しー。女の場合はその時々の流行のものを着ていればいいだろう。しかし、男のファッションには、さしたる流行なんてものはない。あったとしても、遺憾ながら俺にはあまり興味が無い。俺は自分に合うスタイルをちゃんと知っているからだ。40過ぎて、今更その辺のチャラけた小僧のように、ホストみたいな品の無い格好はしたくない。かといって、日曜日のお父さん、上から下までユニクロとかいうのもゴメンだ。老け込んじまうぜ。あるいは、何だかどっか爽やかで可愛げな少年のような格好もゴメンだ。人の好みはそれぞれあるが、俺には向いてない。プードルとかじゃないんだ。
Fes,Morocco
俺は、少し前にある友人と久しぶりにあった時、『あんたはいつもブリティッシュでええなぁ』と言われて嬉しかったぜ。ありがとよ、ぐっちゃん。君は俺の狙いがはっきり分かってる。何時もあったるわけじゃないが、俺のことをよく分かってくれている。俺はロック好き、しかもUKモノが好きなんだ。そんなロックの似合うようなスタイルを心掛けてるんだ。OK、分かるかい?
けれど、気をつけなけりゃならないことがある。一歩間違うと、おかしなメイクをして、ドクターマーチンを履き、街角でティッシュを配ってるアルバイトの若い衆のような格好になってはならないということだ。なにしろ俺は43歳だ。同じベクトル上にあっても、より洗練されたスタイルが求められるというものだ。
とはいえ、懐具合は厳しい。バカ高いブランド物を着たいとも思わないしな。どんなにいい服を着ていても、裏通りの怪しげな店で買ったように思われてしまう俺だ。ブランドのロゴの入ったラベルがついているだけで、バカ高い服を着る必要はないだろう。
俺がこだわっているのは、靴とベルトだ。
上質な仕立てと素材でいながら素敵に傾いた靴があれば、全てOKだ。どんな服を着ていても、ばっちりと決まってくるというもんだ。よくサラリーマンのおじさんが履いてる紳士モカシンとかいう得体のしれないような靴は、ゴメン蒙る。パイソンとかの派手で高そうな靴が、俺のおしゃれを際立たせるのさ。それにやたらとつま先が反り返っている靴も、品が無くって嫌いだ。バルタン星人じゃあるまいし。素材はゴージャスで、デザインは正統派、それが理想だ。
そして何よりイカしたベルトがあれば、小僧どもとは一線を画したスタイルが完成だ。ココは手を抜いてはいけない。これを安モンで済ますと、どんなおしゃれも全てが台無しだ。どんなにいい服を着ていても、何だかみすぼらしく見えてしまうってもんだぜ、気を付けろ。

けれど、俺の心にビビッとくるベルトや靴には、そうおいそれと出会えるもんじゃない。もっとも、そうそういつもそんなものに出会っていたら、俺は破産だ。金がいくらあっても足らないぜ。なにしろ足は2本しかないし、腰は一つしかない。必要なものは、ほんのちょっぴりのお気に入りのアイテムだ。
先日、ベルトを買った。その何日か前に見かけて、悩んでいたんだが、生憎というか幸いというか、俺の現場はその店のすぐ目の前だったんだ。俺は、仕事の昼休み、作業服のまま、ベルトを買いに行った。
イタリア製のクロコダイルのベルト。型押しじゃない、マジもんのワニだ。色は紫、いやパープルと言った方がいいだろう。俺は思わず、昔懐かしいプリンスを思い出した。そう、パープルレインだ。
紫は本来、上品で粋な色なんだが、どうにも今の日本では品の無い色と思われがちだ。しかし、俺は紫が結構好きだ。お値段はそこそこした。昔なら即決で買っていただろう。しかし、不景気のどん底、働けど働けどなおわが暮らし楽にならず、じっと手を見る足を見るの俺だ。何日か悩み、煩悶した。人間、金がないと決断力が鈍るというものだ。
しかし、買っちまった。俺は買っちまったよ、紫のベルト。そのうち君にもお見せしよう。
昔々、戦国時代には、武将たちは自分の強さをアピールするために、派手で目立つ格好を好んでしていたんだ。迷彩じゃないんだぜ。強さに自信があるから、目立つ格好をして、俺はここにいるぞと主張していたんだ。しかし、天下泰平の江戸時代を経て、日本人のセンスはすっかり変わっちまった。出る杭は打たれるだ。目立つことを嫌い、みんなと同じような服を着る奴らばかりだ。あれこそ、本当の都市型迷彩服だ。冗談じゃない、今の日本人のおとーさんたちにも、もっと戦国時代のような考えを持ってもらいたいもんだぜ。出る杭は打たれる。上等じゃないか?
読者諸君、失礼する。風呂に入って眠るのさ。