2012/10/09

Post #644 ズタボロ

Osaka
倒れるまで働け!と言われ働き、実際に倒れたりしてみると、這ってでも出てこい!と言われたりする。なかなかユーモラスだ。面白いぜ。ただし、ブッラクだがな。
俺は周囲から工場の生産機械かなにかだと思われているようだ。鉄人と呼ばれる事すらあるが、ちっとも嬉しくないわな。
俺は、とっくにズタボロになっている。あとは倒れるだけってところだ。俺の経験を振り返れば、実際に杖をついて行ったこともあるが、さて、今回はどうなることだか・・。楽しみになってきたな。
読者諸君、失礼する。

2012/10/07

Post #643 無頼

HomeTown
先日、ある人から、『いいかげん俺のことを認めて、俺の舎弟、門下生になりなさい』なんて訳の分からんことを言われてしまった。曰く、自分の配下になったものは全力で守るが、自分に敵対する者は全力で排除するという。

小さい。余りにも人間が小さい。ペットボトルのキャップほどの器しかない。

俺はふざけるないう思いで、お断りした。
鶏口となるとも、牛後となる勿れだ。史記の蘇秦・張儀列伝だ。
歴史に学ばぬやつは、器が小さい。
すると奴はこういった。『君は今、一億円をどぶに捨てたも同然だ』
やれやれ、せめてこういうことは目の前に現ナマを積み上げていってほしいもんだ。くだらん。ますます、こいつの手下になどなりたくもなくなってくる。タカが一億だと?戦闘機の買えるくらいのはした金などいらないと、昔むかし、ブルーハーツのヒロトは歌っていた。地を這うようにして小銭を稼いでいる俺だが、金で自分の人間性を丸ごと叩き売るようなマネは、ゴメン蒙る。
先日、読んだ漫画の中に、こんなセリフがあった。
『あんた方が誰だか知らないが、子分や部下にはなりたくない。俺は他人の価値を生きたくないからだ』 思わず胸が熱くなる。
誰かの手下になるということは、誰かの価値観に殉ずるということだ。
俺の主人は俺だけで充分だ。百歩譲って、俺のつれあいだ。
自分でこういうことを言うのもなんだが、俺はいままで常に自他の価値観の相克に怒り、苦しみ、戦い、敗れ去ってきた。無頼の落ち武者だ。百戦百敗関羽張飛抜きの劉備玄徳と言った哀しさだ。
しかし、人生の戦いは自分がギブアップし無い限り、けっして負けではないということだ。這いずるようにしても、自分の力で生きていく限り、それは敗者ではない。今更ちゃちな金に目をくらませて、誰かの手下になるなど、人生の敗北、いや屈辱以外の何ものでもない。俺には俺の矜持がある。
奴は最後にこう言った。『無頼ではたかが知れているぞ』
ありがとよ。何でもかんでも、金の額で計ってる奴に、目にもの見せてやりたいもんだ。
いや、所詮わかりあえないもんかねぇ。
読者諸君、失礼する。所詮はオイラは無頼派だ。自分の死に場所は自分で決めるさ。

2012/10/06

Post #642 娘御よ、安らかなれ

HomeTown
仕事を終えて現場を出ると、そこは別世界だ。
繁華街のど真ん中、金曜日の夜ともなれば、思わずぶん殴ってやりたくなるようなチャラい男やケバイお嬢や、ほろ酔い加減のサラリーマンが行きかう。
俺はその人波をかき分けるようにして、歩く。
ふと、キャバだかなんだかのビラを配っているお嬢が目に入る。
派手なストッキングいやオーバーニーソックスか?にミニスカート。その短いスカートのお尻のあたりにはピンク色のトランシーバーだろうか、端末がひっかけられている訳なんだが、その端末の重さでスカートはずり下がり、彼女の肉の薄そうな尻の地肌が見える。てことはどんなパンツだか、想像も付こううってもんだ。
俺は、いつだって、バランスの取れてない服装や襟のひっくり返ってるのが気になって仕方ない。そういう、おせっかいな性分なんだ。子供の頃には、体育の時間に女子のブルマ(今は大人のおもちゃやくらいでしかお目にかからないんんだろうか?)からはみ出ているパンツを注意してあげたもんだ。いや、スケベなんじゃないぜ。俺自身はスケベかもしれないけど、そういうのじゃないんだ。言うなればエチケットってもんだね。
俺は思わず、彼女に言ってしまった。
『あの~、それをスカートに引っ掛けてると、お尻が丸見えになってるんですけど、いいんですか?』
彼女は訳わかんねぇこと言うなよオッサンといった態の顔で『はぁ?』ときたもんだ。
羞恥心の無い女はいけ好かない。どんなに見かけがよくっても、ダメだ。

俺は内心、ダメだ、通じちゃいないなぁと思い、歩き出す。疲れ切った肉体を引き摺るようにして。
いったいあのような女の子たちの心の中には、どんな思いや願いが詰まっているのだろうかと想いまったくのころ想像もつかず、一言半句も言葉の通じない異邦人のような悲しみにも虚しさにも似た思いを抱く。
そして、神に祈るかのような切実さでつぶやく。
『娘御よ、安らかなれ』
読者諸君、失礼する。明日も朝早いのさ。