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| Praha,Czech |
心躍るのは、美しい後姿の女性を見つけた時。
スポーツカーのような曲線美。
もしも乗ることが出来たなら、俺の人生をどこか遠くに、猛スピードで連れて行ってくれそうな素敵なボディーだ。
何としても手に入れたいと思うからこそ、シャッターをきる。
はてさて、こんな俺、
女子高生のスカートのなかを撮っては、日々逮捕される不埒な輩と、
いったいいかほどの違いがあるというのかね?
少しばかり、洗練されているだけか?
欲望に芸術みたいな衣をつけて、カラリと揚げて、口当たりよくすりゃ、オイラの写真は一丁上がりさ。
写真にはどこか、窃盗のような後ろめたさがあるものさ。
他人の家のベランダに干された、女物の色鮮やかな下着を盗み見るような背徳感。
そんな俺を、非情なあのオマワリ達に突き出したりはしないでおくれ。
奴らは洒落や冗談はおろか、道楽芸術なんて世迷いごとを理解してくれるとも思えない。
心に姦淫せるものは、姦淫したのも同じこと。
えぇい、心なんて厄介なモノ、もういい加減、どこかに棄ててしまいたいもんだ。
たとえば公園のトイレとか。
隔週火曜日の不燃ごみの日とか。
眼玉そのものになって、写真を撮っていたいもんだ。
けど、心が無かったら、何を見てもぐっと来ないのだろうか?
それはそれで味気ないものさ。
心無い身で、味気ない人生の残りを、どう生きていったもんかねぇ。
読者諸君、失礼する。