2013/10/15

Post #968

Ubud,Bali,Indonesia
インドネシア。
暑さが和らぐ夕暮れ時になると、道路沿いのロータリーなんかに、どこからともなく人々が集まり、市が立つ。
女たちは、粗末な台に乗せられた安っぽい時計や、下着なんかの商品を、真剣な眼差しで物色する。
その人々の間を、風が吹き渡る。

読者諸君、失礼する。

2013/10/14

Post #967

Praha,Czech
なんということのない街角。
誰も写ってはいないのだが、その古びた壁には濃密な人間の気配が刻み込まれている。
俺は、こういう景色が好きだ。あくまで卑近に親しむのだ。
読者諸君、失礼する。

2013/10/13

Post #966

Zagreb,Croatia
イイ女を見ると、別にお近づきになれる訳でもないのに、嬉しくなる。
嬉しくなったついでに、彼女のことを忘れないために、写真を撮ってしまっている。
イイ女を見ると、生きていてよかったと思う。
たとえそれが後姿であっても。
この愉しみすくなく、苦虫をかみつぶしたような毎日の中で、イイ女を見ると、つくづく生きててよかったと思う。それ以外にこの世の中に胸のときめく事なんか、ありゃしないよ。
死んじまったら、イイ女にも出くわすこともできないし、まかり間違ってお近づきになったりすることもできやしねぇってものさ。
イイ女を見ると、このつまらない世界に見切りをつけてしまわなくてよかったって思うのさ。
イイ女は、闇夜の星みたいなものさ、俺にとってはね。

読者諸君、失礼する。