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| Singapore |
昨日、仕事に向かう電車の中で、ドイツの出版社タッシェンから来たメールにほだされて、ついついまた写真集をオーダーしてしまった。
ヘルムート・ニュートンの“World without Men”
送料込みで39.99ドル。Helmut Newton. World without Men. TASCHEN Books
ヘルムート・ニュートンはずっと気にしていたんだけど、俺の写真の方向性とは、ずいぶんかけ離れているんで、今まで購入する機会がなかった。けど、タッシェンのWebにのっていた写真を見て、どうしても欲しくなったんだ。君も興味があったら、見てみてくれ。
いつ届く事やら。楽しみだ。
届いたら、ジェームス・ブラウンの名曲、“It's A Man's Man's Man's World”でも聴きながら見てみることにしよう。
このひねくれた諧謔、君にわかってもらえるだろうか?
人生の意味なんて言葉を聞いてしまうと、つい、そんなものは無いんだぜ、って言いたくなる。
神とか仏とか霊魂だとか、この人間の人生のサイクルを超えた超越的な存在を、幻想として持たない限り、人生の意味なんてのは、なかなかに見出しがたいように感じる。
ただ、その瞬間その瞬間、自分の流儀に従って、精一杯生きて、時間が来れば、死ぬだけだ。
そう思い定めることができたならば、矢のように真っ直ぐ生きることもできるのだろうが、生きるということの難しさ、瞬間的にはそう思い定めても、次の瞬間には老後のことをくよくよと思い悩んだりするというものだ。
だからと言って、お国のために命をささげるなんて幻想に身をゆだねるのは、まっぴらごめんだ。
ましてや、仕事なんて、命を懸ける値打もない。
心筋梗塞で入院した同僚のおじさんを、本当に気の毒に思うぜ。
読者諸君、失礼する。俺が自分で、命を懸ける値打があると思えるのは、道楽だけだ。


