2014/08/26

Post #1238

HongKong
現場が停電だというので、変な時間に仕事は終わってしまった。
夜中の1時。終電は出た後だ。こんなことなら車で来るんだった。5時43分の始発まで、まだ5時間近くある。
俺は久々にマンガ喫茶に行くことにした。
現場で眠っているというのも一つの選択肢だったのだが、真っ暗な百貨店の作りかけの店舗の中で眠るのは、そう面白いものじゃない。
こんな時は、マンガ喫茶だ。

俺はつい調子に乗って、読み倒しちまった。ハチワンダイバーを3年ぶりくらいに読んだんだ。17巻から最終巻の35巻まで。面白かったぜ。充実した読書体験だった。
しかし、まだ一時間くらいある。これまた読みかけのバガボンドを、12巻から36巻まで読み倒した。
気が付いた時には、とっくに午前九時になっていやがった。本当に俺はいい年こいて馬鹿野郎だな。分別のある大人には、なかなかなりきれねぇよ。

読者諸君、失礼する。とっとと眠らないとな。今夜も当然仕事なんだ。

2014/08/25

Post #1237

Singapore
華僑が祀る祠の前に、インド系の男が座り電話している。
古い信仰と新しい技術が交錯し、その発祥の地を遠く離れた異なる文化と血脈が、熱帯の太陽のしたで交わる。
それがいつか混じり会おうとも、異物のままだろうとも、なるようにしかならないので、その瞬間しか立ち会えない俺には、どちらもなるべくしてなることなので、好ましく思える。
できうれば、互いに侵しあうことなく、互いを尊重してくれればよいのにと思う。
熱帯の森林のように、あらゆるものが豊穣にあってくれればよいのにと、俺は思わずにいられない。

読者諸君、失礼する。寛容さに支えられた多様性というのは、俺の理想とするところなんだ。

2014/08/24

Post #1236

Osaka
今日は忙しいのさ。
日曜日だからではないんだぜ、仕事が山場なんだ。大忙しなんだ。
夜勤で今朝も朝帰りだったのに、睡眠や休息もそこそこに、出撃しなけりゃならないんだ。
至極くだらない中年の身辺雑記を垂れ流している暇なんてどこにもない。

仕方ない。
君たちはあまりに具体的過ぎて、イマジネーションを働かせる余地もない大阪のストレートな看板でも見て、抽象思考の苦手な日本人について、思いを馳せていただくことにしよう。

イカだよイカ。

そういえば、むかし西ドイツのツァイス・イコン(カール・ツァイスの今は亡きカメラ部門だよ)からイカレックスというカメラが出ていたな。(ああ、このダジャレ感覚、日本人にしか通じないよな。英語でイカって言ったって、イカレックスとのあいだに、なんら音韻の響きあいが生じないんだからなぁ。)
正確には1956年に経営不振のフォクトレンダーの全株式を取得したカール・ツァイス財団のもと66年に設立された、ツァイス・イコン・フォクトレンダーから発売された中級一眼レフですわ。
フォクトレンダーのウルトロンF1.8や、ツァイスのテッサーF2.8が標準レンズとしてラインナップされていたわけです。

なんとなく名前的には、コンタレックスの廉価版のような位置づけだったんだろうけど、レンズマウントにはまったく互換性もないし、決して悪いカメラではなかったんだけど、コンタレックスが良すぎるもんだから、あからさまにグレードダウンという雰囲気が付きまとっていたっけな。中古市場でも不人気なのかあまり見かけなかったなぁ。まぁいうなれば、君たち、コンタレックスが買えないのなら、こっちの安物で我慢してくださいよ、ってな感じだ。なんかそんなこと言われたら、頑張ってコンタレックス買おうって無理したくなるのが人情だよな。

イカレックスのイカってのは、ツァイス・イコンのカメラ部門の元になった、1920年代のドイツの四つのカメラメーカー(エネルマン、ゲルツ、コンテッサ・ネッテル、そしてイカ)の一つの名前から取られているんだけどね。この合併は、日本で言ったらニコンとキャノンとオリンパスとリコーあたりが合併するようんもんだった。当時のオールスターチームだ。
このカール・ツァイス主導のカメラメーカーの大合併には、第一次世界大戦と、それに続くドイツのハイパーインフレが深くかかわっているんだが、そんなトリビアな話題に興味のある読者などいないだろうから、ちょいと匂わせておいて割愛するよ。知りたかったら、連絡してくれ。君だけにそっと教えよう。どんな出来事も、歴史の大きな潮流からは逃れて存在することはできないのだ。

というわけで、読者諸君、失礼する。俺が好きなイカは、イカの姿フライのイカか裂きイカだ。イカ焼きは苦手だぜ。ましてやイカそうめんなんて・・・。