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| Tokyo |
情けない。戦後70年近く経とうというのに、未だに我が国は過去の振る舞いを糊塗しようとしている。
従軍慰安婦問題の焦点が、政府や軍隊組織が関与していたのか?そして、それは強制労働だったのかというところにあるようだ。政治家は、政府や日本軍としては、その運営に関与していないと言っているようだ。
あくまで、民間によって運営され、本人たちの自由意思に基づいているというのだ。
ちょっと待てよ。
自由意思というのなら、『この仕事、しんどいし、私には向いてないみたいだから、もう辞めよっかなぁ』と思った時、自由に辞めてしまえるものだったはずでしょう?
だったらそれは確かに自由意思だろう。しかし、そんなもんじゃなかったんでないの?
毎日まいにち、何十人もの男に次から次に突っ込まれてたら、誰だって嫌になるだろうよ。痛いだろうしね。けど、それで辞めますと言って、はいそうですかって聞き分けのイイことは通用しなかったんだとすれば、どんなに言いつくろっても、それは明らかに強制労働だったんだと、実感として俺は思うぜ。
民間によって運営されていた、軍は無関係だったっていっても、お客はみんな大日本帝国軍人の兵隊さんばかりなわけですからね。そこから、辞めたって逃げ出したりしたら、どんな目にあわされるかわかったもんじゃありませんぜ。民間たって、そこらの雑貨屋が前線について回ってたわしやなんかを売るってのとは、意味が違うだろうし、そもそも、軍隊との何らかのコネクションがないと、そんな商売できるわけもないでしょう。
さて、森林を伐採し、ゴムだのなんだのプランテーションを作ったりして、現地のニンゲンをこき使っていたのも、これは強制労働です。何故って、森林のなかで狩猟採集を営んでいた人々の住処を奪い、生活の糧を得る術を失くし、プランテーションでの賃労働以外に生きる方途が無いようにしてしまう訳ですから、これは広い意味での強制労働なわけです。
蟹工船なんかも、まぁ一種の強制労働ですよね。もう辞めたって言ったって、凍えるような海の上なんですから、どうしようもありませんからね。
俺自身は以前、会社員として働いて頃には、『バカ野郎、俺達ぁ奴隷じゃないんだぜ!』と上司にしばしば悪態をついたものでした。ただ、実際の奴隷と違ったのは、コーポレートガバナンスに関するあまりの問題の多さと、同僚たちのモチベーションとスキルの低さと、現場サイドのことをまるっきり理解していない上司にホトホトうんざりして辞めることにしたとき、すんなりと辞めることができたということです。奴隷ではこうはいきません。昔々に自分が属していた宗教では、もうついて行けないので辞めたいといったら、イロイロと内情や秘密を知り過ぎているので、辞めさせてはくれませんでした。それどころか、もうちょっとで殺されて名古屋港に沈められるところでした。
そういった経験があるので、自由ということについては、俺はなかなかに敏感なんです。
そっからすれば、従軍慰安婦問題ってのが、強制労働であり、慰安婦の皆さんは、アメリカさんの言うところのセックス・スレイブ=性奴隷だったってことが明らかになると思いますが、如何なもんですかね。
言葉でどんなに言いつくろってみても、これは仕方ないことだと、俺には思えるんだけどな。
読者諸君、失礼する。自由ってのも、これはこれでしんどいもんなんです。なんてったって、野良なわけですからね。

自由→野良。
返信削除言葉と発想がおもしろいです。
ぶれてても肉の質感がぶるぶる伝わってきます。
初めまして、山リンと申します。
返信削除慰安婦は当時、軍部の力と言いますか、中央官僚
では抑えが効かない状態でしてね....
それでも強制連行の事実は一切なく、むしろ韓流の
ブローカーが金目当てでひっぱってきて、そうした連行された?
慰安婦もいたことでしょう。
やがて日本は連合軍の圧倒的な物量作戦の前に押されに押され
補給戦線も伸び切ってしまい、慰安婦どころの騒ぎではなくなりました。
そこで慰安婦のかたも相当な被害をうけたことでしょう。
そして日本は敗戦。
敗戦国となったばかりか、支那や朝鮮には六等国として位置づけられ、
天文学的な補償をしてまいりました。
タカリやゆすりに屈してはならないのです。
ましてや慰安婦慰安婦などといつまでもグレーゾーンの話しを
議論するのは、
亡くなった軍人さんを冒涜する行為です。
ころさん、毎度ありがとうございます。
返信削除イロイロ考えていても、こういう時には、反射的に写真が撮れる便利な身体になっております。
結局、写真を撮るのはアタマではないということです。
山リンさん
返信削除はじめまして、Sparksこと服部浩一郎です。
その任にあらずんば、政を語る事勿れと申しますが、そもそも私は、公職にある人間でもなく、政府の見解を代弁するようなものでもありません。不埒な市井無頼の徒であり、一介の道楽人であります。
そして、いかなる国家に対しても幻想を抱かず、むしろ幻滅しているものです。
東方君子国とされた我が国の軍隊が、そのようなことをするはずもないと思うこともありませんが、韓国人や中国人の、歴史認識をたてにとって、当たり屋のオヤジが、いつまでも治療費をねだり続けるがごとき振る舞いにも、嫌悪感を感じております。
むしろ、日韓日中共同で、いったい何が起こっていたのか、徹底的に調査し、客観的な資料を基に論争し、長い時間をかけても、双方が納得できる真実を洗い出すべきではないのかとすら思います。
歴史を振り返れば、どの民族も、如何なる国家も、そうそうキレイごとを言えたものではないのだと、思っております。そして、さらに言えば自分自身を安全地帯において、考えたくはないと思います。
もし、自分が当時の兵士だったなら、並以上に足繁く慰安所に通ったのではないかと思います。
その上で、まずあなたのご意見に、なるほどなと知見を深めさせていただいたことを感謝します。
韓国人(ただし日韓併合の状況下では、建前上はあくまで皇国臣民ですね)のブローカーつまりは女衒が言葉巧みに韓国人(もちろん、これも建前上は皇国臣民)を勧誘し、慰安所を設けたとのお話は、確かに韓国人のやりそうなことだなぁと納得させられるものがあります。
近代アジア史には、何か闇にまぎれてしまって、見極めようとすればするほど、諸説入り乱れ、見極め難い問題が多々あるように感じております。
その見極め難い有耶無耶のすきをついて、中国にしても、韓国にしても、既に日韓基本条約や日中平和友好条約において、戦後補償に関しては、解消していることも承知しております。
日本政府からの個々の韓国人に対して補償をしたいという申し出に対して、当時の韓国政府が補償金の受け取りは韓国政府が一括して受け取り、各請求権者に分配すると回答し、なおかつその補償金の大半を経済発展の原資にしてしまった上に、国民にはその事実はほとんど告知しなかったということも、存じております。これもまぁ、いかにも韓国政府のやりそうなことです。李承晩ラインで電撃的にというか火事場泥棒のように奪取したことも承知しております。
自らの政府の怠慢欺瞞を糊塗したままで、いつまでも日本に対して非難を繰り広げるんなら、お前んとこだって、元寇のときには中国人の提灯持ちで日本に攻めてきたってのを忘れてないんだぜって言いたくなりますが、それはあまりに低レベルな泥仕合になるので、言っても仕方のないことです。
私が述べているのは、組織(それは社会のあらゆるレイヤーに関して言えるものだと考えています)とその中での労働に関してという意味合いで言っている側面が大きく、政治的な見解に関しては、市井無頼の徒の知ったこっちゃねぇってところです。
ゴルディアンノットのような複雑な問題を解きほぐすためには、まずは自分の身に引き寄せて考えてみるというのが、私の流儀です。
公という共同幻想よりも、個々の人間の世界のほうが重要だという立場です。
その方向性で、個々の自由意思でその組織に自由に加入することが出来、且つまた、自由に脱退できるものでなくては、強制であるという見解です。そして、それに労働というファクターが絡むことによって、強制労働であると私は考えています。
私は、右傾化の度合いを強める昨今の風潮に、国家主義的なきな臭さを感じ、我が国の行く末を案じております。
それとともに、情報と物資と人間そのものが国境を超えて流通交流する時代に、何故ナショナリズムが勃興するのか、尽きない謎のように感じております。