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| Patan,Nepal |
梁塵秘抄の中では、気に入っているのはやはりこれだな。
『遊びをせんとや生まれけむ
戯れせんとや生まれけん
遊ぶ子供の声聞けば
わが身さへこそ揺るがるれ』
こんなのも好きだ。共感できる。
『美女うち見れば
一本葛にもなりばやとぞ思ふ
本より末まで縒らればや
切るとも刻むとも
離れがたきはわが宿世』
伊勢物語なら、これなんかどうだろう。
『むかし、をとこ、臥して思ひ、起きて思ひ、思ひあまりて、
わが袖は 草の庵に あらねども 暮るれば露の やどりなりけり』
今っぽく言うと、昔、一人の男がいた。恋い慕う女を寝ては思い、起きては想い、その思い余ってこう歌を詠んだ。「私の袖は 草の庵に宿っているように、一日が暮れるころには、あなたを想う涙で、露のおりたように、濡れ果てているものです」といったところでしょうかね。
読者諸君、失礼する。明日から仕事なんだが、しょせん俺は、遊びをせんとや生まれけむさ。
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