2011/07/18

Post #247 Calling In The MidNight

俺の住んでいる町は、名古屋の近郊、人口38万ほどだが、犯罪発生件数は全国で、そう、オールジャパンでだ、第2位だそうだ。
自転車泥棒、自動車盗難、空き巣などの犯罪は日常茶飯事。これぐらいじゃオマワリはなかなかに重い腰をあげようとしない。無能なんじゃないかって心配になるぜ。
年に一度くらいは、凶悪な殺人事件が起こる。去年も女子高生が金髪の男にメッタ刺しにされ、重傷を負った。何年か前には、街工場の経営者が、甥によって殺害され、工場のクレーンに吊るされていた。恥ずかしいことにヤンキーも未だに多い。この時期になると、文字通り五月蠅いったらない。
まじまじ考えれば、ひどい街だ。バットマンに出てくるゴッサムシティーのようだ。コウモリはやたらと飛んでいるが、バットマンはいないゴッサムシティーだ。最悪だ。
要するに、治安の悪さは折り紙つきだそうだ。仕方ない。かつてこの地域を支えていた産業が時代遅れになり、若い奴にロクな仕事が無いんだ。どいつもこいつも電車や車に乗って仕事に出かけ、この街には眠りに帰ってくるだけだ。当然ながら商店街はシャッター銀座だ。なのに、ぼんくら市長はゼネコンに大金を払って駅前再開発事業とかやっていやがる。発想が20世紀だ。話にならん。
HomeTown
そうは言っても、人間どんなところでも住めば都てなもんで、結構暮らしやすいんで、日頃はそんなこと気にもしないぜ。いちいち気にしてたら、おっかなくって海外旅行になんか行けないしな。
しかし、昨日の夜、それも真夜中2時過ぎの友人からの電話で、その事実を突きつけられたぜ。
俺の友人は、名古屋でJAI SUNG MAっていうタイ料理屋の店長をしてるんだけど、彼は賃料が安いってことで、俺の住んでいる町にガレージを借りていたんだ。彼にはバイクの趣味があって、カワサキのZ1って旧車をコツコツとレストアして、そのガレージにしまっていたんだ。何しろ、鍵がかかるからね。手間暇かけて銭かけて、やっとの思いでベストコンディションに持って行ったそうだ。彼はその後、たったの一回乗っただけで、一月くらいガレージにしまっておいたそうだ。
で、先日、時間が出来たんで愛車を転がそうかってガレージを開けてみると、Z1はキレイさっぱり無くなっていたんだ。そう、盗難だ。ガレージの鍵は、それはきれいに破壊されていたそうだ。手慣れた奴の犯行だ。
HomeTown
世の中、何が起こるか分かったもんじゃない。俺も、ガレージを借りて仕事の道具をしまってるから、気を付けないとな。
世の中、腐った奴らが多すぎる。確かに生きていくうえでは金はヒツヨーだ。それは間違いない。しかし、しかしですよ、俺自身は、汚いことして銭儲けするぐらいなら、ダラダラ寝転んで本でも読んでいたいもんだぜ。武士は食わねど高楊枝って奴さ。もっとも俺の先祖は武士ではない。俺の108の秘密の一つを明かせば、先祖は伊賀者で、農民じゃなく、木地師欄間師の非農耕民。伊賀者で農耕民じゃないって言えば、間違いなく武士じゃなくて忍者だね。まぁ、忍者ならなおさら、忍びがたきを耐え忍ぶってもんだ。エロ仙人こと自来也も言っているだろう?詳しくはナルトでも読んでくれ。
で、彼はなんでそんな時間に電話をしてきたかといえば、まぁ飲食店を遅くまでやっていたから仕方ないんだろうが、彼は実は俺のブログの読者さんなんだ。で、俺の写真を何枚か欲しいってことなんだ。別に店に飾るわけじゃないけどね。自分の部屋に飾りたいんだそうだ。結構なことだ。イイよと快諾したぜ。しかし、モノクロプリントの原版をあげる訳にはいかない。行き当たりばったりの俺だからデータなんかとっているはずもないんで、同じものは2度とは焼けないし、第一膨大なネガの山からご希望のカットを探してプリントすることなんて、無理だ。
そこで、致し方なくスキャンデータから自家印刷することにしたんだが…、俺のプリンターは結構前の奴なんで黒のねぇ、締りがねぇ、イマイチなんですわ…。これだからやっぱりプリントはやめられんですわ。モノクロの命は、黒の締りですけんのう。しかし、仕方ない。我慢していただこう。
HomeTown
ちょうど今日から、うちのつれあいが仕事で出張なんだ。そこで、俺はこの友人のために、今何枚かの写真を印刷し、今夜晩飯がてら彼の店、名古屋は栄のタイ料理屋JAI SUNG MAに出向いて、写真をお渡ししてこよう。JAI SUNG MA、心赴くままにといった意味らしい。いい機会だ。台風も近づいてきて風も出てきた。結構なことだ。
いやぁ、うちのつれあいに信用がない俺の事だからな、なかなか夜出歩かせてもらえないんだ。だから、まぁ、いい機会だ。友人と旧交を温めるにはね。
とはいえ、一つ大きな問題がある。俺は辛いものが苦手な甘ちゃんなんだ。いやぁ~、まいったなぁ。読者諸君、失礼する。まだまだしばらくは暇を持て余していそうな俺なんだ。

2011/07/17

Post #246 Les Fragments de Paris #4

何回かパリに行くと感じるのは、いわゆるフランス人、黒人、その他有色人種が、それぞれ3分の1くらいづつになっているように感じる。サッカーのフランスのナショナルチームを見てみれば、その比率はだいたいそんなもんじゃないかなと思える。まぁ、アジア系の代表選手ってのは、いないんじゃないかとも思うけれどね。
実際に統計にあたった訳じゃないんで、あくまで俺が何度か行ってみての感想だ。もちろん、それはそれぞれの地域によってずいぶんと比率は違うんだろうが。いわゆる下町的なところに行くと、黒人ばかりって地域もあるってことだ。
そういうところを、わざわざ選んで歩いて見るのも、パリじゃない別の街に迷い込んだようで、なかなかに面白いもんだ。俺自身は行ったことはないけれど、昔の映画によく出てくる、一昔前のニューヨークのようにも見える。
もちろん、パリで見かける黒人は1世、2世が大半だと思うけれど。そう、アフリカからやってきた移民だ。かつてフランスはアフリカにかなりの植民地を持っていた関係で、アフリカ系の人々が多い。アフリカには、フランスが公用語って国もあるようだし、なんだかんだ言って、この辺からの移民は多いよーだ。
Paris

その他有色人種には、モロッコ人やチュニジア人、アラブ人の中近東から北アフリカにかけての地域からきていると思しき人々、あるいはインド人、中国人やベトナム人のアジア系の人々だ。
本当にさまざまな人種の人々が混じりあって暮らしているように感じる。
その辺りが、パリって街がコスモポリス=世界都市だって感じる大きな要因だろうと思う。多少異質な人が歩いていたって、さほど気にもとめないって空気が流れているように感じるぜ。だから、なんとなく居心地がイイ。
Paris
今日は、こんなところで失礼させていただくぜ。世間は三連休らしいけれど、俺はそろそろ一週間くらいボケボケしてるぜ。こんなんで大丈夫だろうか?我ながら不安になってきたぜ。

2011/07/16

Post #245 Les Fragments de Paris #3

今日は、昔の写真をひたすらスキャンしていた。150枚位だろうか。すべてパリの写真だ。ちなみにパリには3回ほど行っている。2回目の写真は、残念ながら1枚もプリントしていない。いずれまた、と思っているうちに、ズルズルと月日が経ってしまった。そんなネガは腐るほどある。いや、保管状況によっては実際に腐ってしまいかねんから、困ったものだ。老後の楽しみなんて優雅かつ呑気なことは言ってられないぜ。まいったなぁ。一体何枚プリントしたら、この一種の負債は消えるんだろう。一体何枚印画紙を使えばいいんだろうな。気が遠くなるぜ。ガンダーラってカンジだぜ。誰も皆、行きたがるが遥かな世界だ。若い人にはぴんと来ないだろう。そう、西遊記だ。夏目雅子だ。堺正章だ、西田敏行だ、岸部シローだ。懐かしいぜ、まったく。
閑話休題。
パリの写真が、何だかんだ言って、かなりのボリュームだ。パリに限らず、どこに行っても思うんだが、皆さまがパリときいて思い浮かべるような、おしゃれで洗練された街並みなんかの写真には、俺はあまり興味が無いんだ。スマン。
むしろ、えっ!パリってこんな場所だったの?って意外に思えるような、そんな側面にレンズを向けたいと思っているんだ。例えば、こんなカンジ。
Paris
この写真だけ黙ってみると、まさかパリとは気がつくめぇ。どちらかといえば、ニューヨークの下町みたいだ。行ったことないけれど。あくまで、イメージ的にねぇ。崩れかけたような建物、仮設の塀や建物の外壁には落書きだらけ。歩いているのもさまざま人種の人々。そこらにゴミが散らかってそうな勢いだ。マロニエの花咲くおしゃれな小路とは程遠い。ここらを歩いていると、見かける人々の大半は有色人種、それも黒人だ。屈強で荒んだ目をした黒人の若い衆が、何事か喚きながら道を横切って行ったりする。とても、まともにカメラななんて構えていられない。そんなパリもあるってことだ。
行かなけりゃわからないことがある。目で見て、耳で聴いて、その場に漂うにおいを嗅ぎ、光と風を肌で感じないとわからないことがたくさんある。グーグルアースやストリートビューだけでは、分かりはしないのさ。
そんな空気というか雰囲気を、写真に収めることができたなら、そしてそんな写真を見た人に、その雰囲気の一端なりとも感じ取ってもらえれば、これはうれしーことだぜ、俺にとっちゃね。
Paris 後ろに見えるは見ざる聞かざる言わざるか?
イメージや思い込みを捨てて、目の前の現実をフィルムにおさめること、少なくとも俺の写真に出来るのはそれだけです。
失礼するぜ。明日もその延長で御覧に入れよう。諸兄諸姉、素敵な日曜日を過ごしておくれよ。