2011/07/16

Post #244 Les Fragments de Paris #2

昨日は、いい気分で風呂につかっていたら、俺のブログを見た連れ合いに、こっぴどく説教されてしまった。先日、出張から帰ってくる際に、時速140キロでオービスの前を突っ切ってしまったということが、逆鱗に触れたらしい。ふふふ…、ブログとはいえ、迂闊なことは書けないもんだな。
おっと、またこんな事を書くと、反省が足りないってお叱りを受けちまうぜ。酔狂無頼で通っていても、家庭内にはいろいろあるんですわ。まぁ、男なんてのは家の中じゃ、女に頭が上がらん方が、世の中丸く収まるってもんじゃないかね?どーだろう、諸君?

Paris カッコE!おねーさんだ。

さて、今日行きつけの写真屋さんに、現像液の廃液を処理してもらいに行ったんだが、その写真屋のおねーさん、うん、この人も長い付き合いだな、このおねーさんにだな、『スパークスさんの写真は、どっか身切れしてないと、それも、え、ここで身切れしてるの?ってカンジに意外というか大胆なところで身切れしてないと、スパークスさんの写真っぽくないですよね』って言われてしもたわ。
確かに、俺の写真は身切れ、つまり人物がフレームからはみ出すように断ち切られているのが多い。最近、少し減っては来てるが、相変わらず身切れの発生頻度は決して低くない。

うむ、仕方ない。写真としては身切れしていない方が、いわゆるよい写真だというのは、重々理解しているつもりなんだが…、俺の好戦的というか体当たりな撮影スタイルによって、この身切れの発生は不可避なんだよね。対策としては、28㎜に変えてみるとかいろいろあるんだろうが、それはそれで、俺の写真のスタイルが、がらりと変わってしまうんだな。もちろん、きちんとファインダーを覗いて、しっかり構図を決めりゃいいんですよ。
しかしですね、そういう正当且つ真っ当な対策案は、残念ながら出てこないんだな、残念ながら。
そげんことしよったら、怖いお兄さんには、事務所に連れていかれたり、キレーなおねーさんには、不審者としておまわりに突き出され、挙句の果てには黒人のアンチャンには身ぐるみはがされ、袋にされかねんのですわ。
冗談いうなって思うかもしれないが、それに類することは今まで何度か経験して懲りているわけだ、えっへん。
ストリートスナップちゅうジャンルは、気楽なようでいて、なかなかにキビシー世界なんだよね。
味のある男、生かした女、俺的に素敵な風景街並み(これがまた、ごちゃごちゃと品がないのが好きなんだよね、困ったことに)を見れば、もう反射的にシャッターを押しちゃってるんだから、勘弁してほしー。
Paris  これはこれでカッコEおねーさんじゃないかい?
そして、そんな猪突猛進、目隠し&体当たりの撮影によって、不幸にもフィルムにおさまりきらなかった方々も、没にするには、これ忍びぬ訳ですわ。なんせ、男一匹、意気に感じてシャッターをきってるんですからねぇ。てことで、身切れしてても構わぬ、プリントするべしってことで、それが俺の写真として出来上がるわけですわ。
つまり、その本能的な撮影と汗まみれの暗室作業で、俺の写真は出来ているんだから、こりゃまぁ、どうしようもないぜ。開き直るしかないぜ。
こんなわけで、あえてお許し願いたい。そう、ご寛恕願いたいんだ。
本日も猛暑の中、気温40℃を軽く超える狭くて暗い暗室作業で、パンツ一丁でプリント、頑張りました。24枚。暑さのために頭が回らず、貴重な印画紙を、一枚当たり70円の印画紙を、8枚も無駄にしながら24枚プリントしてたんだ。これ、正直言って、仕事してる方がずっと楽だと思うぜ。
見せてみろって?ぼちぼちお見せ致しやす、へい。

読者諸君、今日はこんなところで失礼させていただくぜ。そろそろ仕事のオファーが来ないかな。灼熱地獄でプリントするのは、だんだん辛くなってきたぜ。あ、0時回ってた。

2011/07/14

Post #243 Les Fragments de Paris #1

今日も今日とて、仕事が空いていたので、ひたすらプリントだ。
30枚。汗まみれだ。こんなにしんどいと、自家プリントを人に勧めるのは、考えもんだな。夏は暑いし、冬は寒い。まぁ、俺は気にせずやり続けるけどね。
Paris
休憩がてらTVを見ていると、電力買取法案の件で、またまた菅総理が吊し上げを喰らっている。
これだけ、自民党や経団連の偉いさんからの批判が激しいと、この法案が通ると、よほど既得権が損なわれるのがよくわかるぜ。
奴らは俺たち国民が、阿呆だと思い込んでいる頓馬野郎だが、奴らの底の浅さは、こちとらとっくにお見通しなんでね。なんだか菅総理を応援したくなってくるぜ。四面楚歌、なんだかカッコいいじゃないか。何といっても、終戦後に匹敵するほどの大災害に、人類未体験ゾーンの原発事故、そして未だ誰も手を付けたことのない領域に手を突っ込んで、変革していこうってんだから、そりゃ手際が悪くったって、思いつきだって仕方ないだろうよ。やめろやめろの大合唱のお歴々が、そんなに素晴らしい方々とも思えねえんでね。人の批判しかしない奴は、魅力に欠けるものさ。
それに加えて、九州電力のメール事件、あれは酷いね。いまどき、そんなことしてもばれるに決まってるのが分かんないのかねぇ。世間知らずにもほどがあるぜ。あんなぼんくら共が、大企業の社長でごさいなんて偉そうにふんぞり返っているんだから、経済一流、政治は三流と言われた我が国の経済界も、まぁ、大したこたぁねぇってもんだ。20世紀はもうずいぶん前に終わってるのに、頭の中はいつまでたっても20世紀、右肩上がりの昭和を曳きづっているんだ。どうしようもないぜ。ホントに俺達市民を馬鹿にしてるとしか思えないぜ。
しかし、お偉いさんたちが、何だかんだと言い争っている間にも、俺は着々と自分のすべきことをすればいいのさ。仕事もないんだ、しこしこと家にひきこもってプリントだよ。お偉いさん方は、勝手に死ぬまでやってればいいのさ。ちなみに、今日の写真は鳩だけども、『人間、嘘をついてはいけません』との迷言を吐いた鳩山前総理とは何のかかわりもないんだ、うがった見方はよしてくれよな。

Paris
原発大国のフランスでも、多くの人々が原子力に不安を抱いているんだ。そんなポスターを俺は見かけたぜ。原子力関係の施設が国中にまんべんなくあるんだ。誰だって不安になるだろうよ。

言いたい放題言って、今日も失礼させて頂きますぜ。明日もプリントだ。熱中症にだけは気を付けとかないとな。仕事と違って、つい、やり過ぎちまうんだよ。
失礼するぜ。ご機嫌よう。

2011/07/13

Post #242 夏のプリントは命懸け!

なんだか仕事がぱたりと止まった。久々だ。これが続くとまずいんだが…、じたばたしても仕方ない。無いもんは無いんだ。こんな時、じたばたすると、ロクなことはないぜ。俺は言うなればフリーランスみたいなもんだからな。こんな時は、自由時間を満喫して、潮目が変わり風が吹いてくるのを待つのが一番だ。がっついても仕方ないんだ。
Paris
そんなことで、今日は久々にプリントしたんだ。25カット。およそ、フィルム一本分だ。4月のヨーロッパ旅行の写真だ。また、アムステルダムかよって思うだろう?しかし、違うんだな。アムステルダム、まだ残っているけれど、パリだよ、パリ。マロニエの花咲くパリだよ、諸君。
しかし、俺の事だ、ガイドブックに載っているような写真を撮るわけもない。市井のオッチャンオバちゃん、坊ちゃん嬢ちゃん、あんちゃん姉ちゃんが写されている。どこに行ったって、そうそう写真が変わるようなもんでもないのさ。どこに行ったって、俺は俺流なんだ。これを随所に主となるというのだよ。諸君、覚えておくがいいさ。臨済録に書いてあったような気がするが、どうだったかな?まぁ、ぶっちゃけるとマンネリってことだが、いつも言うようにマンネリでも飽きなきゃいいのさ。俺はちっとも、これっぽっちも飽きちゃいないさ。どうせ死ぬまでこの調子だ。やったるでぇ!

今年のパリは暑かった。4月というのに、まるで夏模様だった。サンマルタン運河のほとりではパリ市民たちが日光浴したりしていたものさ。しかし、しかしですよ、日本の夏の暑さの前ではパリの暑さなど屁でもない。ましてや、俺の住む濃尾平野(岐阜県の美濃~愛知県の終りにまたがるこの平野を濃尾平野というんだよ。遠い地方の皆様のために、あえてご説明しよう)は赤道直下のアフリカ人も、熱帯ど真ん中のフィリピン人も暑さでうんざりするほど暑い、蒸し暑い地域だ。パリの暑さなど、まったくもって屁の河童だ。
しかし、この時期に暗室、それも俺の洗面所+ユニットバス暗室に篭ってプリントするのは、まったく命懸けだぜ。閉め切った暗室の中は、凄い湿度と温度だ。すぐ鼻先じゃ、引伸機の150W電球がガンガン発熱し、暗室電球が赤々と照りつけている。酢酸や現像液のにおいもムンムン立ち込めている。
汗が止まらないぜ。俺は髪をしばり、首からかけたタオルで汗をぬぐいながらやっているんだ。100秒とか覆い焼きをして手を動かしていると、肘から汗が垂れそうになる。しかし、露光も手も止める訳にもいかないし、出来ることといえば、ひたすら耐えることだけだ。
まさに難行苦行だ。
Paris
熱中症になるんじゃないかって不安になるぜ。4、5枚プリントしちゃ、暗室から出てクーラーもかけずに窓を開けただけの部屋で、水を飲んで休憩して、呼吸を整えるんだ。マジで息があがるんだ。嘘だと思うんなら、君もやってみればいい。冷房の入っていない部屋ですら、涼しく感じるぜ。暑さとは相対的なもんだと感じるほどだ。節電にもなってちょうどいいんじゃないかな。とはいえ、昨日作っておいたカレーが、朝火を入れたにもかかわらず、痛んでしまって、食えなくなってしまう程に、部屋の中も暑かったんだが。うむ、二日目のコクのあるカレーを楽しみにしていたというのに…。
しかし、これはまずい。カレーじゃない、プリントだ。身体には、汗と薬品の入り混じった何とも言えないにおいが染みつく。冬は寒く、夏は暑い暗室なんだ。おかげで現像液の反応も、迅速だ。一方で、薬品の劣化もガンガン進んでいくぜ。
本当はもう少しプリントしていたかったんだが、限界だ。避難勧告だ。もう、こんな暑い暗室の中なんかに篭っちゃいられない。いや、そうはいってももう1カット焼いてから休憩するかな。
そんなカンジでプリントしてるから、枚数はなかなか伸びない。けどイイのさ、今日もなかなかの出来栄え、ショウジョウバエだ。しかし、本当に今日プリントしたかったところまでは辿り着かなかったんだ。これは凄いんだぜ。君たちのパリに対するイメージを揺るがせるような写真蛾、俺にプリントされるのを今か今かと待ちわびているんだ。OK、そいつらは明日だ明日。憶えてやがれ!ってカンジさ。
明日もきっと暑いだろう。しかし、プリントするんだ。皆の衆、楽しみにしていてくれよ。