![]() |
| ユーラシア大陸上空のどこか。高度1万メートルより。 |
スナフキンのように、たった独り、
テントと寝袋を背負ってユーラシアの針葉樹の森の中を、旅してみたい。
人肌の生温かさを振り切るくらいの、凛と冷たく、澄み切った空気のなかを旅してみたい。
人の言葉など忘れるほどに、静まり返った森の中を、
獣道のような道を歩いて、何カ月もどこまでも旅してみたい。
一匹のけもののように。
あるいはまた、自分自身を罰するかのように。
携帯も、コンビニも、ホテルも街灯もない世界。
君のことも彼のことも、彼女のことも忘れてしまおう。
生身の自分と世界そのものしかそこにはないんだ。
カメラだけ持って、
そんな過酷苛烈な旅に飛び込んでゆきたい。
挙句、疲れ果てて、木の根元に座り込み、
眠ったのかと思えば、そのまま二度と起き上がらない。
そんな最期を迎えることが出来たなら、
腹上死ほどではないが、上出来だ。
しょせん俺が死んだからって、大したことじゃない。
恥知らずな痴漢が一人、この世から減るだけだ。
読者諸君、失礼する。そうなったら、葬式も戒名もいらないぜ。
バカバカしい。どうしてもってんなら、『好色院道楽居士』で十分だ。
+(512x640).jpg)
0 件のコメント:
コメントを投稿