2011/11/09

Post #361 Mission Complete

いや~、ついに終わった。この充実感と達成感。これで請求満額もらえるんなら、サイコーだな。
身体はボロボロになった。使い古した雑巾のようだ。しかし、何だか清々しい。今となっては、この腰の痛みも、勲章のように感じる程だ。おっと、誤解しないでくれないか、俺はマゾじゃないんだ。
今だから言うけれど、俺は原宿の裏通りで、90年代に爆発的にヒットし、最近はパチンコ台にもなった某ガイナックスのアニメのストアを作っていたんだ。そう、監督としてね。監督ってのは、オーケストラで言ったら指揮者のよーなもんだぜ。今まで俺が携わった仕事の中で、一番手が込んでいた。
途中で逃げ出したくなる時もあった。しかし、俺は自分に毎日言い聞かせていたんだ。何をって?
じゃ、行くぜ。『終わらない仕事は無い。どんな素晴らしい成果も、目の前の事を一つ一つ地道にこなしていくことで辿り着ける』俺は心の中で、毎日呪文のように唱えていたんだ。
俺は自分の出来る限りの戦力を注ぎ込んだ。そうして、なかなかいい感じのものが出来上がったんだぜ。これはなかなかの達成感と充実感さ。君がもしアニメに興味がある奴で、何かの都合で原宿に行ったなら、ぜひ行ってみてくれ。11月23日にオープンだそうだ。そうして、そここそが、スパークスが腰痛に苦しみながら作ったってことを、思い出してみてくれ。ふふふ、カンドーに打ち震える君たちの姿が目に浮かぶようだぜ。
Bruxelles
もちろん、まだ残工事が残っている。来週にはまたこの宿に戻ってくる手筈だ。しかし、なにはともあれ、俺は明日、帰るのさ。赤だしの味噌汁や、きしめんや、味噌煮込みうどんや、味噌カツがソウルフードの俺の街に。何とも言えない酢酸の臭いが洗面所に沁み込んだ俺の家に。
何はともあれ、俺はまた一つやりきったんだ。ミッション・コンプリートって奴だ。ざまぁみろ!
読者諸君、失礼する。そろそろプリントしたいもんだ。

2011/11/08

Post #360 I Believe Me

世の中には、口先だけの奴がゴマンといる。
そういう奴に限って、デカい会社で働いていて、能書きだけはいっちょう前に抜かすが、実際には何もできないんだ。自分でやると言いながら、結局誰かがやってくれるのを待っているのさ。呆れた奴らだ。いい格好しいなのか、それとも自分でも楽にできるとタカをくくっているのか。いずれにしても、俺はそんな奴らをごまんと見てきた。もう、おなかいっぱいだ。
俺は昔、馬鹿学生の頃、学校の先生に説教を喰らって、感銘したことがあるんだ。それは、きっと君の人生においても役に立つ言葉だろう。今さっき、思い出したぜ。
『やる気も能力のうち』というありがたいお言葉だ。
私立クロマティ高校生徒指導部の岩田先生、ありがとう!この先生の娘さんは、かつて俺が高校生の頃、当時人気絶頂だったお笑い系の芸能人と結婚したんだが、何年か前に離婚したと風の噂に聞いた。その結婚が決まった頃に、この先生に、その話を振ったら、マジ切れして殴られたもんだった。だから、岩田先生は、少しうれしかったのかもしれない。近年その娘さんが芸能人の元夫との間にもうけた娘が、芸能界に入ったといううわさも聞いた。この世は噂に満ち溢れている。しかし、売れているかどうかは、聞いたこともない。どーでもいい話だ。俺にとっては、アンドロメダ星雲での出来事と同じくらい、どーでもイイ。なら、いちいち書く必要もなかろうが、筆の勢いちゅうのは恐ろしいものだ。自分でも予測不能だ。まるで自動書記かコックリさんだ。
閑話休題。
俺は、他人がやっていることは、かなり特殊なことを除外すれば、自分でも出来ると信じている。それは思っているなんてちょろいもんじゃない。巧い下手だの早い遅いだのはさておき、絶対に出来ると信じているんだ。そう、同じ人間だもの、出来ないわけがないと確信しているのさ。何としてもやらねばという責任感と、絶対にやってやるっていうガッツと、自分の経験、感覚をフル稼働させることで、他人がやっていることは、必ずできると確信してるのさ。
もちろん、途中で投げ出さなければね。
途中で投げてしまえば、どんなに能力才能のある奴でも、何も成し遂げることはできないんだぜ。ウサギとカメのウサギのようにね。
根性とかって言葉は大嫌いなんだが、根性の無い奴らが多すぎる。内臓の一部をおふくろさんの腹の中に忘れてきたみたいに、スグに奴らはギブアップだ。しかし、大抵そいつらは金の流れる川の上流に居座って、大したこともしちゃいないのに、ポンプで水をくむように、真っ先に利益を掠め取るんだ。さも当然のような顔をしてね。仕方ない、奴らも女房子供を養わねばならないんだからな。けど、俺にもセーカツというものがあるんだぜ、貯金というものは無いけれど。
まったく冗談じゃないぜ。この世は理不尽なことだらけさ。一体何を信じたらいいんだ?
Paris
考えてみる。そして、考えてみるまでもなく、その答えを俺は知ってることに気が付くのさ。
そうさ、自分自身を信じればいいんだ。自分の意志を信じるのさ。何かを成し遂げる自分の手を信じるのさ。腰痛や痛風の痛みを抱えてなお、動く事の出来る自分の肉体を信じるしかないのさ。
そして何より、自分が選んで歩んできた道を、信じるしかないのさ。
自分を信じていない奴には、何もできはしないぜ。笑わせんな!寝言は寝て言えってんだ。ダッハッハッハ!
読者諸君、俺は疲れ果ててはいるけれど、平気のヘーザさ。なんてったって俺は自信満々なのさ。根拠のない自信満々の人間は、おろかに見えるか、虚勢を張ってるように見えるか、もしくは鼻につくだろう?俺だって、分かっているさ、知ってるさ。だから君たちに嫌われないうちに、今夜は失礼させてもらうぜ。明日で全てが報われるのさ。だから、俺も明日に備えてとっとと眠らせて頂くぜ。ご清聴、ありがとう!

2011/11/07

Post #359 Surer Heavy Backache

君は、息をするのもつらいほどの腰痛を経験したことがあるだろうか?今の俺の状況がまさにこれだ。
鏡を見てみよう。痛みのあまり体がよじれている。まるで汚染された海で捕れた奇形の魚のようだ。
もう何日も続いている。一向に良くなる気配もない。これが普段ならさっそく行きつけの整体に行ってメンテナンスするか、家の近所の整形外科に行ってレントゲンを撮ったりするんだろうが、出張中だとそうもいかない。痛いからといって、宿で寝ている訳にもいかないんだぜ。仕事は最終局面だ。もう少しで上がりなんだ。痛い痛いって、ベッドで丸太のように転がってるわけにはいかないんだ。俺には代打はいないんだ。そう、俺も男だ。この男の商売、信用が第一だ。一度ケツを割ってしまえば、2度とオファーはこない。常に全力投球だ。控え選手もストッパーもいない、しかも毎日先発出場だ。
こりゃ、ヘヴィーだ。なかなかにキビシー状況だ。年を取るってのはこういうことか。人生には往々にしてキビシー局面が訪れるが、こう毎度まいど痛風だの結石だの、腰痛だのに襲われると、あまりの情けなさに、思わず笑えてくるぜ。笑わせんなよ、笑うと腰が痛いんだ。
そんな状況なのに、今日はクソ重いロッカーを2階まで上げてくれなんて頼まれて、泣きそうになったぜ。もちろん、途中で断念した。俺の腰が砕けちまうぜ。
Bruxelles
現場の帰りに、葛根湯とフェイタスを買って帰るんだ。痛む身体を引きづって宿まで帰るのさ。もう少しの辛抱だ。もう何日か、この痛みを背負いながら、無様にイタタッと呻きながらも乗り切っちまうんだ。そう、もう少しの辛抱だ。
読者諸君、こんなつまらない話ですまないね。全く申し訳ねぇこった。けど、これが俺の現実なのさ。そう、俺はフィールドに出て、自分の食い扶持を稼ぐために戦ってるんだ。身体をボロボロにしながらね。そうここは荒野に他ならないけれど、俺が生きる場所は、とりあえずここしかないんだ。誰かに強要された訳でもなく、自分自身で選んだ道なんだ。たとえ周りからどんなに無様に見えようとも、自分の選んだ道を、這いずってでも進んでいくのさ。それが人生さ、ロックンロールさ。文句はないぜ。そんなことで諸君、失礼させてもらうとするぜ。