2013/03/13

Post #751 A Woman In Pigalle

Pagalle,Paris
以前、うちのカミさんとパリの歓楽街、ピガールを歩いていた時のことだ。
モンマルトルの丘の麓に広がるピガールには、有名なムーランルージュもある。ポルノショップやいかがわしい店もずらりと大通りに並んでいる、俺にとってはどこか居心地のいい街だ。
異邦人の俺には、そういった街特有の暗くドロドロした部分はあまり感じ取れない。所詮旅人は表面を擦過するように街を通り抜けるしかない。
映画『アメリ』で、アメリが働いていたカフェ、ドゥ・ムーランもほど近いし、アメリと結ばれる冴えない青年ニノが働いていたポルノショップ、パレスヴィデオもピガールにある。
日本で言うところの風俗街よりも、もっとあっけらかんとしているというか、開放的というか、淫靡なカンジはしないかもしれない。品のよさそうなおばあさんたちが、セックスショップのショウウィンドーに飾られたエロ下着を見て、俺たちに、素敵じゃない?と聞いてきたりするし、真昼間からエログッズ屋に、フツーのおじさんや、おねーさんが後ろめたい雰囲気もなく、フツーに入って行ったりする。
ある意味、居心地のいい街だ。
ストリップショーの店の入り口で客引きをしているキレーなおねーさんに声を掛けられた。上の写真のおねーさんだ。
『ムシュー、ストリップ見ていかない?』
『いや、カミさんと一緒だし・・・。』
『いいじゃない、女性が見ても素敵なものよ』
俺とカミさんは顔を見合わせて、日本とフランスの文化の違いに驚いたもんだ。
結局はいらなかったけどね。入っておけばよかったかなぁ・・・。

読者諸君、失礼する。

2013/03/12

Post #750 心のライバル

Osaka
ここだけの話し、俺は心中ひそかに、自分とほぼ同世代で、写真が趣味の福山雅治を、自分の終生のライバルと思っているんだが・・・、まぁ、もちろん彼は俺のことなんて、これっぽちも知らないと思うけどね。てへっ!

読者諸君、失礼いたす。

2013/03/11

Post #749 俺たちゃみんな忘れっぽい

Paris
あの日から今日で2年になる。
一見、暮らしは平穏だが、震災、津波で家を失い、何より家族を失った多くの人々は、元の暮らしに戻れないでいるし、残念ながら、元の暮らしには戻れっこない。何故って、いくら風景が元通りになったとしても、失われた命は帰ってはこないからだ。それを背負って生きていくしかない。残酷な物言いのようだが、許していただきたい。
しかし、復興とか言って、インフラや企業が再生しつつあることだけを指すのならば、それはなんだか仏作って魂入れず的なモノを感じるってもんだ。
愛する人々の不在。そして、それによって生じる悲しみ。
自分の身に置き換えてみると、想像するだけでも、長い間泣き暮らすしかないのだろうということが実感される。
けれど、その一方で俺達は忘れっぽい。
まだ、放射能の問題はちっとも片付いていないのに、俺たちの(俺は選んだつもりはないけど)選んだ自民党政権は、原子力発電所の再稼働に意欲満々だ。電力業者の集まり、電気事業連合会は原発がなけりゃ、日本の経済はどうにもこうにもなりゃしないんだって顔で、やる気満々だ。原子力発電所が活断層の真上に立っていると、科学的に立証されても、自分たちの子飼いの学者を使って、否定させたり、ごまかしたりと躍起になっている。
そんなに安全なら、大都市の真ん中に作ってみればいいだろう?
日本は、どこだってそんな大地震に見舞われる可能性があるんだって、いい加減解ってくれないかな?
真夜中、仕事を終わって空を見上げる。雲がかかっている日には、はっきり分かる。
空は暗くない。漆黒の闇など、よほどの田舎に行かなけりゃ拝めない。真夜中でもこうこうと燈っている照明のおかげさんで、空はどこか赤味を帯びた、不気味な色合いだ。一時期の節電はブームだったのか?
俺達は忘れっぽいんだ。政治家や電気事業者だけじゃない。俺達ほぼ全員が忘れっぽいんだ。忘れないのは、かけがえのない人を失ってしまった人々だけだ、残念ながら。

読者諸君、失礼する。俺は原子力発電には、明確に反対だ。