2011/01/09

Post #52 I Can See For Miles

なんとか帳尻を合わせる事ができたぜ!俺はこの年で、初めて帳尻を合わせるという言葉の意味を知った。身に染みたといってもいい。貸借対照表の数字が貸方と借方できっちり会うことだったんだ。知らなかったぜ。
まぁ、どっちにしろ赤字なんだが、俺や君たちが生きてるこの社会は、実際の事よりも、書類上の事が重視される、本末転倒したおかしな世界なんだ。おかげで、朝の6時まで数字とにらめっこだ。目も霞んできた。こんな事してたら、老眼になっちまうぜ。
写真は目が命だ。数字なんかじゃなく、イイ女でも見て、視力を養いたいもんだぜ。
そういえば、昔は俺、かなり視力が落ちてて、0.1くらいだったんだが、男の仕事に参戦してからは、メキメキ視力が回復して、いまじゃなんとか1.0くらいだ。手元足元ばかり見ていちゃ、つまらない人間になっちまうし、目も悪くなるってもんだぜ。何マイルも先が見えるブッシュマンみたいな視力が欲しいもんだぜ。そして、君の心の中まで見えたなら、もーしぶんないってもんだ。離れていても、心配ないのさ。
とはいえ、ブログばかりやってちゃ、これまた目に悪いんだけどね。
HomeTown
しかし、おかげで今日はやたら眠い。
朝まで帳簿をやっていたからといって、昼間も惰眠を貪っていたわけじゃないのさ。俺はアクティブかつ、せっかちな男なのさ。イイ年なんだからもっと落ち着けよ、ゆったりしろよと言われるが、俺がこの地球にいられる時間は、年々短くなっていくんだ。のんびりなんかしちゃいられねぇよな。何しろやりたい事も行きたい場所も年々増えていくんだぜ。人生は冬休みみたいに短いんだ。あっという間に萎びたジジイになっちまうのさ。
しかし、今日は眠いんだ。明日も朝から男の仕事が待ってるぜ!今年の正月休みにゃ、金色に輝く安全靴をゲットしたからな。明日はそいつを履いて出撃だ。仕事とはいえ、イカした装備で決めたいもんだぜ。戦国時代の武士みたいにね。
明日は世間は休みだ、旗日だ、成人式だ。成人式で浮かれてるヤングメン&ウィメンなんかに負けてられないぞ。何しろ俺はとっくに奴等のダブルスコアを叩きだしてるんだ!テンションもパワーもケーケンとやらも、若い奴等にゃついてこれないのさ!
HomeTown
だから、今夜はとっとと眠るぜ。
ジャンプの前には、思いっきり屈まないと高くは跳べないんだ。それに何より、睡眠不足はお肌に悪いらしー。これ以上シワが増えた日にゃ、電車でシルバーシートを譲られちまうだろう。座ってばかりじゃ、ズボンがしわくちゃさ。せっかくのおしゃれも台無しになっちまうだろう。だから今夜はさっさと眠るぜ!
では、また会おう。夢で君たちと愉しく語り合いたいもんだぜ。

2011/01/08

Post #51 Fragment Of Fragments #7

Osaka
本日、相も変わらず帳簿関係で苦戦中。
よって、写真のみのUPで、ご寛恕願います。
アマゾンで買った写真集も、まったく見れないよ。トホホ…。

HomeTown

2011/01/07

Post #50 Transgender #3

まだ引っ張るのかと言われそうだが、生憎俺はかなりくどい。連れ合いからもいい加減うんざりされるくらいねちっこいんだ。
恩も仇も、ずっと忘れないぜ。もちろん君の事もね。
だから、もうイッパツいくぜ!
これでどうだ!
HomeTown In The MidNight Hour
以前働いていた会社にたまに来てくれていたアルバイトに、ニューハーフ志願の奴がいたんだ。
身長が180くらいあったんだけど、線の細い体つきだったな。いつも男の仕事というように、俺の仕事は何時だって肉体労働だ。おかげで中年太りやビール腹には無縁なんだが、彼は明らかに向いてない感じが漂っていた。
彼がニューハーフ志願って事はみんなが知ってる事で、日払いの賃金を貰うと,、せっせとホルモン注射をうちに行っていたらしい。なるほど、いくら単価が安いと言っても、そこはガテン系、コンビニなんかよりは割りがいいからな。彼が、自分にあまり向いていないと感じていても、そこそこ来る理由がわからなくもない。さすがにありゃ保険適応してないだろうからな。
そんな彼の事をみんな、好奇の目で見ていたぜ。例えば最近胸が膨らんできたとか、シャツの下にブラジャーが透けて見えたとか、そんな話しだ。みんな暇で、刺激に飢えているのさ。
俺はといえば、毎日現場をおさめるのに必死で、そんな興味本意の噂ばなしは聞き流していたんだ。それに、自分の主義として、人の趣味嗜好で笑いこけるのは、いかがなものかねぇ?自分が逆の立場だったら、いたたまれないぜ。
OK 、俺はこう見えて、リベラルなんだ。知ってたかい?この汚ねぇ社会で、俺たちが一番大切にしたいのは、各々の自由のはずだろ。なにも金持ちになるのだけが、夢や希望ってわけじゃ、ないだろう?彼の夢と努力を笑う資格は誰にもないのさ。
ある時の事だ。切羽詰まった現場で、彼が他のアルバイトと上手くコミュニケーションがとれなくて、もめていると聞いて、俺は現場の責任者として、様子を見に行った。
みると彼は明らかにやる気を喪失していたんだ。まぁ、仕方ねぇよな。自分の事を珍獣扱いする奴等のなかで働くのは、確かに苦痛だ。しかし、あくまで仕事なんだからな。それに自分の選んだ道がヘビーな道だと分かってんなら、ある程度は我慢もヒツヨーだろう。そうじゃないかい?

俺は彼に言ったんだ。『金貰ってやるからには、あくまで仕事なんだから、きちんと回りと折り合いをつけてやってもらわないと困るぜ』ってね。まぁ、内心は我ながら、正論ではあるが、酷な事いうぜとは思ってたんだが、なんせ現場は火の車。俺のケツには火がつく寸前だった。猫の手も借りたいくらいだ。彼にもきちんと仕事をこなして貰わないと困るんだ。そう、この社会はキビシーのさ。
すると彼はこう言ったんだ。『だって、あの人たちガサツなんですもの』
さすがの俺も、そのこたえにはまいったぜ。ずっこけたってカンジだ。俺は仕方なく、彼を別のポジションに転換したぜ。
HomeTown/Drankers  In The MidNight Hour
それから、彼はアルバイトに来なくなった。きっと、ホルモン注射がジワジワ効いてきて、胸と一緒に仕事や周囲との違和感も膨らんだんだろう。仕方のないことだ。
その後、彼の姿を見かけたって噂も聞いたし、一度、片側3車線もある大きな道の横断歩道も信号もないところを、ふらふらと渡っているのを、仕事帰りの車窓からチラリと見かけたこともある。しかし、会社を辞めた俺には、もうその後の彼の噂は届かない。

彼は今はどうしているだろうか?立派なニューハーフ嬢になって、どこかのクラブでチーママとかになっているんだろうか?もしそうなら、ささやかながらチップでもあげたいもんだぜ!