2013/10/14

Post #967

Praha,Czech
なんということのない街角。
誰も写ってはいないのだが、その古びた壁には濃密な人間の気配が刻み込まれている。
俺は、こういう景色が好きだ。あくまで卑近に親しむのだ。
読者諸君、失礼する。

2013/10/13

Post #966

Zagreb,Croatia
イイ女を見ると、別にお近づきになれる訳でもないのに、嬉しくなる。
嬉しくなったついでに、彼女のことを忘れないために、写真を撮ってしまっている。
イイ女を見ると、生きていてよかったと思う。
たとえそれが後姿であっても。
この愉しみすくなく、苦虫をかみつぶしたような毎日の中で、イイ女を見ると、つくづく生きててよかったと思う。それ以外にこの世の中に胸のときめく事なんか、ありゃしないよ。
死んじまったら、イイ女にも出くわすこともできないし、まかり間違ってお近づきになったりすることもできやしねぇってものさ。
イイ女を見ると、このつまらない世界に見切りをつけてしまわなくてよかったって思うのさ。
イイ女は、闇夜の星みたいなものさ、俺にとってはね。

読者諸君、失礼する。

2013/10/12

Post #965

Zagreb,Croatia
昨日は仕事が休みだったので、プリントをしてみた。
フィルム2本、27カット。
季節はずれな暑さのせいか、それとも日々の神聖なる労働による疲労の蓄積のためか、なかなかやる気になれなくて、グズグズしていたおかげで、この枚数だ。
できることなら、どこにも定住することなく、町から町を、国から国を、彷徨うようにして生きてみたい。
どうにも日本で生きているのは、どっか息苦しいんだ。
しかし、それでも人間というのは、飯を食っていかねばならないわけで、その苦労たるや、想像を絶するものがあるのさ。
このジプシーの女性を見てみるがいい。市場の隅に立って、Gパンを売っているのだ。
大多数の人間は、どうにもこうにも、飯を食う為には、何かしら働かなければならないようにできている。それはピラミッドの中に葬られることのない類の人間で、ピラミッドを作るために石を運ぶ側の人間だ。
だから、労働は神聖なものであるなんて与太話が、まことしやかに語られたりする。
嫌なら、食わなけりゃいいだけのことなのにね。

読者諸君、失礼する。